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NISAのロールオーバーの上限額が撤廃されたんだって

2018.07.30

こんにちは、萩ドットライフ()です。

NISAって制度を使いはじめて、まだ2年めなんですよ。2018年分は年始に枠いっぱい買っちゃったので、現在240万円運用中。そのNISAに2018年から制度の変更があったようです。知ったのついこないだ。定期的に観測しないといけませんね。

2018年からロールオーバーの上限額撤廃

今さらな話で恐縮なんですが、

18年から始まる新制度では、従来あったロールオーバーの上限がなくなります。5年間の非課税期間終了時に、非課税投資枠で投資していたすべての資産をロールオーバーできます。
出典:NISAのロールオーバー 上限撤廃で全額移行可能に|マネー研究所|NIKKEI STYLE

これ、相当助かると思うんですよね。僕はまだ2年目だから、あと4年はロールオーバーすることないんですけど「6年目には運用益含めて持ち越せるんだな〜」と思うだけでもNISAを続ける動機になりますよね。
正直、僕がNISA出遅れたのは「口座バラすの面倒くさい」「なんかよくわかんない」だったんですよね。
「運用益が非課税」って、スゴいパワーあるのに、上手に理解できなかったんですよ。その上、今回の「ロールオーバーの上限額撤廃」でさらに有利なものになったんだと思います。

自分なりに解きほぐしてみよう

こういうのって、いろんな人たちの書いたブログとか、Webメディアの記事とかを呼んで「へぇ」って解ったつもりになってるんですけど、飲み屋とかで「NISAだぞ、NISA」って話し始めたときになってやっと「あれ? オレ何も理解できてないんじゃない?」とか思いますよね。
これね、ブログ書くときも同じです。書きはじめてやっと「あれ? 何も書けねえぞ」とか、書き終わってから「ん? なんか思ってもいないところに着地しちゃったぞ」とか。
ちょっと自分の言葉で整理を試みてみますね。

今回の話題は「ロールオーバー」のことがわからないとどうにもなりませんよね。
ロールオーバーとは「少額投資非課税制度(NISA)における非課税投資枠の移行」のことです。
NISAは毎年(1月〜12月)、最大120万円まで投資することができます。その投資分から受けられる配当金と売却益は非課税になるという優遇税制なんですね。
そして、この非課税期間は5年間。この期間が終わると、新たな投資枠に移行するか、売却しなければなりません。
つまり、2018年に120万円投資したら、2023年にその120万円は別の投資枠に移行しなければならないのですね。
その投資枠に、新たなNISA枠を選ぶことを「ロールオーバー」と呼びます。課税口座に移さない、売却もしないってことですね。

これまでの制度では、ロールオーバーできるのは120万円までだったんです。
仮に2018年に投資した120万円が、5年後の2023年に200万円になっていた場合。120万円をロールオーバーして、残りの80万円は課税口座に移すか、売却するしかなかったんですね。
これが今回の新制度「ロールオーバーの上限額撤廃」によって、5年間の非課税期間が終了したときのすべての資産を、次の年の非課税枠に移行できるようになったんですね。
つまり、200万円をすべて6年目のNISA枠に移行できるってことです。

こんな解釈で間違ってないと思います。
ただ、 6年目のNISA枠はロールオーバー分で全部使っちゃいましたから、新たな投資はできないよ、と。

全部ロールオーバーしないほうがいいときもあるみたいよ

僕はこの2年間、NISA枠でVT(Vanguard Total World Stock)っていう米国ETF買ってるんですよ。ほぼ枠いっぱい。端数になった数千円を投資信託で埋めてますけど。
これをたとえば、複数の個別株や投資信託を併せて運用してる人もいると思います。
そんな人は、ロールオーバーのタイミングを機に、今後値上がりしそうもないものは、ロールオーバーせずに売却もしくは課税枠に移行。値上がりしそうなものを新規購入または買い増しした方がいいですよね。
NISAって、運用益がでないとメリットない制度ですからね。

また、つみたてNISAとか、ジュニアNISA(「積立NISA」じゃないんですね、これも知らなかった)とか新しい制度も出てきてますよね。
毎年のように制度は変わっていく可能性もあるので、ずっと観測し続けないとダメっぽいですね。
「NISAからつみたてNISAに移管できないの?」とか「NISAからつみたてNISAにロールオーバーできないの?」とか思ってググり回ってみましたけど、今のところNGっぽいです。
でも、いつどんなふうに制度が変わるかわかりません。
「いいのいいの。オレ、全部ロールオーバーって決めてるから」ってなるのは避けたほうが良さそうです。後になって機会損失に気づいても遅いですからね。

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