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お金を使わない生き方に必要なスキル

2020.04.28

こんにちは、萩ドットライフ()です。

結局は「健康が大事だよね」という無難なところに着地してしまうのですが、老後を豊かに暮らす上で「お金を使わない生き方をするスキル」も資産のうちですよね。消費をして楽しむクセをつけてると、いくらお金があっても足りなくなってしまうのです。

「お金を使わない生き方」も資産なのです

一時期と比べると、だいぶん株式相場がもとに戻りつつあるようですね。
暴落前の2020年2月中旬の水準と比べると、80%ちょっとのところまで来てますね(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)/2020年4月28日現在)。

3月の20日前後には、65%くらいにまで落ち込んでいました。

もう新型コロナ禍による世界経済の停滞は織り込んだし、今は各国が次々と発表する金融緩和や財政政策が景気浮揚の期待材料となってるのかもしれませんね。

このまま、ジワジワと元の水準に戻るのか? それとも、もう一度下落して二番底を形成するのかは誰にもわかりません。

「今この時期に、投信でもETFでも買っとくといいな」とは思うのですが、なにぶん無職なもんですから、現金が弾切れしています。

緊急事態宣言のおかげで、頓挫している東京のマンションの売却が首尾よくいかない限り、まとまったタネ銭が僕の手元にやってくることはないのです…。
(参考:東京のマンションを売ることにしました

なのでしばらくは「買いどきなのになあ」と思いながら、指を加えて見ていることにします。

このように、これから先の人生も何が起こるかわからないのですよ。
株式市場は定期的に調整局面に入って大幅下落するものですし、毎年どこかしらで地震や洪水などの自然災害が起こっています。

気をつけていても、事故や病気でいつ何時大きな出費を強いられるか分かりません。

「これだけ資産を作ったから、もう老後は安泰だ」という状態はいつまで経っても訪れないのですよ。

だから僕は、75歳とか80歳くらいまで、趣味や娯楽を兼ねたユルめの労働を続けていこうと思っているのです。
(参考:セミリタイアの定義。仕事は娯楽(=生産的な趣味)

資産運用+公的年金+労働の3本柱を持つことで少しはヘッジできるような気がしているのです。

また、それに加えて「お金を使わない生き方」も、とても大切なスキルだと思っていて、それがこの記事の主題なのです。

お金を使わない生き方に必要な「作る」と「調べる」

お金を使わない生き方って、決して清貧のススメではないのですよ。
むしろ、創造的なことに楽しみを見出して、お金を使わずとも豊かな老後を作ることを目論んでいるのです。

僕はずっとデザイナーを生業にしていたので、作業場にこもりっきりでコーヒー1杯で何時間も「あ〜でもないこ〜でもない」とモノを作り続けることに慣れていますし、創作活動の楽しさをすでに知っているので、少しは「創作的老後生活」へのハードルは低いのかもしれません。

その上、40代半ばを超えたくらいから、物欲が極端に減退してきているのですよ。

気になったアプリとか機材を躊躇なく買うクセは残ったままなのですが「消費によってステータスを補強しよう」みたいな考えが一切なくなりました。

服やバッグや時計、靴などなど、高いものを一切買わなくなったのです。
今は、ユニクロ+手ぶら+Gショック+ASICSですね…。

車も持っていません。20年くらい前に、免許を失効しているのです。
昔は車、嫌いじゃなかったので「このままほっとくと、高い車を買っちゃいそうだな」と感じて半分意図的に免許を流しちゃったんですよね。

でも今は、山口県萩市に移住することにしていますから、また自動車免許を取得することに決めています。
たぶん「軽トラ」「箱バン」「ジムニー」のどれかを買います。

お金をかけること(=消費)で楽しみを得るような暮らし方をしていると、お金に依存することになっちゃうんですよね。

僕は、いい服着ていい車に乗る生活よりも、自宅にこもって、いろいろモノを作りながら2週間に1回くらいは、気の合う人と割烹でディナーを取るようなお金の使い方をしたいのです。
ガジェット類を買うときに、値段を見て諦めなくて済むくらいのお金は常に自由にしておきたい。

そんな生活を送りたいのです。

年に数回の海外旅行を楽しむよりは、地元の博物館や資料館を巡っていろんな資料に当たって、歴史や地理を調べつつ自分で編集してwebサイトを作ってみるようなことに興味があるのです。
お金もかかりませんし、何ヶ月でも何年でも飽きずに楽しめますからね。

そこにGoogle AdSenseでも仕掛けておいて、お小遣い程度の収益があれば十分なのです。

お金を使わない生き方に必要なスキルって「作る」と「調べる」が双璧だろうと思うのですよ。
どちらも、そこそこのエネルギーを要しますけどね。

というか「両輪」ですかね。

何かを作ってると、もっとレベルを上げたくていろいろ調べることになるし、何かを調べてると、自分の手を動かして、なんらかの形にしたくなるものですからね。

「作る」に関しては「創る」でも「造る」でもなんでもいいのですが、とにかく最初は楽しくもなんともない可能性が高いのです。
「調べる(=調査・研究)」に関してもそうですよね。

どちらにも「初心者の壁」みたいなもんがあって、それを乗り越えないとちっとも楽しくないのです。

スポーツで言えば、基礎技術を身に着けていないと、試合に出ても何もできなくて、やられっぱなしで苦痛でしかないようなもんでしょうかね。

何もできないうちから仲間を作って、その連中と一緒にいるだけで楽しいっていうハックもありますけどね。

ほら中学校とか高校とかで、試合に出ても1勝もできないようなチームでも、毎日集まって練習して、帰り道でみんなでジュース飲みながら話したりするのって、楽しかったりするじゃないですか。あんな感じです。

いま僕がイメージしながら書いているのは、老後のことです。
気力、体力、集中力、新しいことに興味を示す態度…。いろんなものが減退してしまった自分を想像しながら考えています。

そうなってからではなかなかスキルを身につけることはできません。
「できるだけ若いうちに、なにかしら始めといたほうがいいよね」と思うのです。

なんだっていいのですよ。
僕はとりあえず、山口県萩市に古民家を買っちゃいましたから「DIYでもやろう」と思い続けています。
(参考:古民家再生をDIYでやりたい

他にも、このブログもずっと更新し続けるだろうし、動画撮影もやりたいし、萩は魚も野菜も美味しい土地だから料理もやってみたいし、当然それらについて「いろいろ調べてみたい」という知識欲もあるのです。

結局は、健康が大事

そもそも「お金を使わない生き方に、必要なスキル」って、健康であることが前提になってるんですよね。
なので、筋トレやランニング、散歩なんかも「必要なスキル」の一部なのだろうと思っています。

そして「通院」もです。

僕はいま、血圧とコレステロールと尿酸の薬を飲んでいるのですが、ある時期から「病院とは、治療に行くとこじゃなくて、管理をする場所」という考え方に変わっています。

なので、歯医者にも眼科にも何もなくても定期的に行っています。
「検診してください」って行けば、そのついでに細かいところを治してくれるし、「気になるとこ、もうちょっと検査してみます?」って提案もしてくれますよ。

たとえばですね。歯がダメになると食事が楽しくなりますよね。
目がダメになると、いくらいろんなものを上手に創る手技を身に着けていたとしても、創作活動が楽しくなくなります。

ちなみに僕は、老眼が進行してからというもの、大量に読んでいた読書の習慣がパタっと止まりました。人生の楽しみをひとつ失ったのです。
タバコをやめたら寝付きが良くなったことも影響してるんですけどね…。

なんだかんだとダラダラと書いてしまいましたが結局、お金を使わない生き方に必要なスキルは「健康を維持し続けること」だということなのでしょうね。

いくら資産があっても、健康を害したらつまんない人生になっちゃいますからね。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。