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田舎の定義って?

2018.11.22

こんにちは、萩ドットライフ()です。

このブログに「田舎暮らし」っていうのカテゴリを設けているのですが「そういえば、田舎の定義ってなんなんだろうな?」と思ったのですよ。なんとなく僕がイメージしているものと、一般的にいう「田舎」が少し乖離しているような気がしはじめたのです。

僕がイメージしているのは、生まれ育った場所です

僕は今、東京と山口県萩市を行ったり来たりして生活しているのですが、東京の自宅兼作業場は、東京駅から東に約3km離れたところにある、清澄白河という駅のすぐそばです。
そこから発想するのですから、山口県内であれば、どこをとっても「田舎」ということになりますし、文脈によっては広島や福岡を指して「田舎はいいよね〜」などと言うことだってあるのです。

何がいいたいかというと、田舎の定義なんて、自分がどういう場所から発想しているのか? どういう文脈で「田舎」という言葉を使うのか? によって変わってくるものだと思うのです。

僕が「田舎に移住して暮らしたいな」と考えたときにイメージした「田舎」は、僕が生まれ育った山口県萩市でした。
平成の大合併で広大な市になってしまいましたが、僕がイメージしているのは、旧市部ですね。主だった場所にはどこでも自転車で行けるくらいの範囲です。
人口5万人弱。巷で「近所にこれがあったら田舎」みたいな語られ方をする全国チェーンの飲食店や店舗でさえ希少だったりします。それでも朝夕には軽い渋滞が起こります。

旧城下町ですから、古い町並みは残っていますし「老舗」と呼ばれる個人商店も少なからず存在しますし、街の規模から考えると、美術館や博物館も充実し、ちょっと文化的な薫りのする田舎なのです。

とはいえ、ご多分に漏れず、高齢化が進み、街を歩いていてすれ違うのは年寄りばかり。
そもそも、あまり街を歩いている人がいません…。

そういう街を僕は「田舎」と認識してきたのです。
「故郷」と同じ意味で使ってきたのですね。

一般的な「田舎のイメージ」ってどんなもんなんでしょうね

「徒歩圏に複数の地下鉄の駅があったら都会」とか「車で行くところを『近所』と呼ぶのは田舎」みたいな、都会・田舎論があったり、「この中のお店が、近所に5つ以上あったら、そこは田舎」みたいな切り口もWebメディアの企画記事なんかで見かけたりしますが、一般的に「田舎のイメージ」ってどんなもんなんでしょうね。

田舎:
田舎(いなか)は、都市、都会、都(みやこ)などの対義語となる概念。
本項では田舎(いなか、英: countryside, rural area)や田園(でんえん)、鄙(ひな)や郷(ごう、さと)と呼ばれるものについて解説する。学術や政策においては、村落、農村地域、農山漁村地域、多自然居住地域などの表現が用いられることが多い。これらの表現は、価値の置き方により使い分けられる。
出展:https://ja.wikipedia.org/wiki/田舎(2018年11月22日現在)

ってことらしいです。

なんとなく「山もしくは海があって、空が広くて、緑いっぱい、夜空には満天の星」「水と空気がおいしくて」「虫や鳥、動物が鳴いてる」って感じなんでしょうかね。
どうしても、都市・都会ありきで発想される言葉のようなので、都市との差が大きいほどコントラストが鮮明になりますからね。

僕が思い描いていた「田舎」である、山口県萩市の旧市部は、都市と村落の間にあって、かなり「村落より」のポジショニングだろうと思います。

東京の人が「田舎」と認識している山口県内にも都会と田舎は存在しますから、もともと相対的な概念ではあるんですけどね。東京23区内でも「都会と田舎」はありますし。

「田舎」って言っても、いっぱいバリエーションあるんですよ

東京と萩市の二拠点生活をはじめて、まだそんなに経っていないのですが、なんとなく感じているのは「都市の喧騒から離れて、のんびりとした生活を」というのであれば、それなりの選択をしなければならないということでしょうね。

僕が萩市の拠点にしている場所は、実家なのですが「病院に」「役所に」「買い物に」などの日常の行為のために要する移動距離が長いです…。車が必須ですからね。
車の運転ができない年寄りは、市内を循環するバスで買い物ついでに病院に言ったりしていますが、1度外出すると半日はかかりますね。

農山漁村地域の人たちは、もっと大変なんじゃないでしょうか。僕はそういう地域で生活したことがないので、憶測にしか過ぎませんが「買い物という行為をするのは週に1回」とか、そんな生活なんじゃないでしょうかね?

逆に、いわゆる「田舎」と呼ばれるエリアでも、数10万規模の街であれば、徒歩圏に必要な施設はすべて揃っていて、都市と変わらない生活をすることが可能でしょうし。

また、僕は「地縁のある田舎」を拠点にしています。生まれ育った街ですからね。
とはいえ、町内会やボランティア的なことには、まだ関わっていません。「東京に行った人が、月の半分、帰省してきてる」みたいな状況です。
それでもFacebookに「○月○日から○日まで、作業場を移動します」って投稿すると、誰かしらが飲み会を設定して誘ってきます。

これ、良し悪しなんですよ。
まあ、概ね「集まってくれてありがとう。ウレシー」ではあるんですが、中には「え。オレとオマエ、友だちだったか?」みたいな人が、やけに張り切っても誘ってきたり…。

僕は選びませんでしたが「地縁のない田舎」ってのも面白いかもしれません。
ゼロから地縁を作っていくという作業にも、ちょっと興味はありますね。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。