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[フリーランスの老後]萩市に移住する理由

2019.05.01

最終更新日:2020年07月29日

こんにちは、萩ドットライフ()です。

現在、東京と萩市を行ったり来たりの二拠点生活を送っていますが、近い将来は萩市に完全移住するつもりです。決して「考えて導き出した正解」なのではなく「人生のストーリー作り」なのだと自覚しています。だから不正解でも構わないのです。

僕は現在、東京と山口県萩市を行ったり来たりしている「二拠点生活」をしています。
大学進学を期に上京して以来、ずっと東京にいたのですが、2018年9月から、原則、半々(ちょっと東京にいることのほうが多い)くらいで生活しています。

今のところは、東京がメイン、萩がサブですね。
東京の方が作業観葉が整っていますし、ちょっとした会合にも顔を出しやすいですから。

仕事は激減中。おそらく2019年の夏から秋あたりで無職になる予定です。
新規案件の受注を断っているのですよ。

僕はフリーランスのWebデザイナーです。
サラリーマンのように、担当している業務を後任に引き継いで退職するということもできないので、請けている案件はサイトクローズまで、お付き合いするつもりなのです。

なので、現在は運用案件のみなのです。定期的な更新業務と、ときどき要求されるコンテンツ追加や、部分的なリニューアルに対応するだけなので、週3日くらいしか働いていません。
セミリタイア中なのです。

予定通り無職になったら、萩市に移住しようとしています。
その準備行動としての「二拠点生活」でもあるのです。

モノサシを変える

決して、何かの解決策ではないのですよ。
いろいろと理由は付けています。「高齢の両親が心配」とか「もういちど生まれた街で暮らしたい」とか、地域創生にも興味があったりもしますし、子供時代の友人との再開も嬉しかったり。

でも、正しいことなのかどうかは謎なのです。

僕がいま向かい合っているのは「老後」なのですよ、以前『「フリーランスの老後」をプロジェクト化』という記事を投稿したように、老後は「働き方」も「環境」も「職種」も一旦リセットして、いったん自分の中のモノサシをひっくり返したいのですよ。

また何かの初心者になりたいのです。

その一環として「まだ身体の動くうちに、田舎暮らししてみたいな」と感じているのですよ。
単純に「なんか、東京ぐらし飽きたな」「地方移住って、ちょっと話題になってるな」程度の安直な考えも混ざってることは否めませんが、どっちみち正解なんてわからないに決まってるのですよ。

「正解がわからないから動けない」と膠着状態のままゲームオーバーになってしまうよりは「今の場所にとどまることをやめよう」と、試してみた方がいいと思っているのです。

50代半ばの僕が、駆け出しだった頃よりも、ずっと正解の数は増えてると思うのです。
そして、これかからも増え続けていくような気がするので「自分用の老後」を今のうちから組み立てたいと思っているのです。

人生に文脈(ストーリー)を作る

人は加齢とともに衰えます。
次々と登場してくる新技術を学習したり、深く細かく思考し続けることが、おっくうになっていくのですよ。焼きが回るのです。

よく「自分の中にアイデアの引き出しを持つ」みたいなことを言われますが、似たようなものばかりが揃うようになってたりするのですよ。
よく言えば、それが僕の「個性」なのでしょうが、一方で「昔の自分のコピーばっかしてるな…」みたいな、どんよりとした気持ちにもなるのです。

そう考えるようになったことも含めて「衰え」なんでしょうね。
抗ってもしかたないので「じゃあ、デザイナー辞めるか」という結論に至っているのです。

これも正解かどうかなんて、わかるはずもありません。
たぶん、理屈を積み重ねて正解を導いても「つまんない」と感じるようになってるのですよ。

せっかく「自分の衰えに対応するには?」という、お題が降ってきたのですから、その問題を解決すべく…。さらには「自分の人生」という大きめのテーマなのでゼロベースで考えたいのです。
人生のストーリーの節目を迎えてることを強めに意識して行動したいのです。
(参考:人生の転換期に起こること

僕は、老後も「作る人」で居続けようと思っているのです。
僕のこれからの人生における、ものづくりのキーワードは「ストーリー」だと思っています。

悩みは「二拠点生活」か「どっぷり移住」か

ずっと、便利な東京で暮らしてきましたから、そこに「田舎暮らし(=不便)」をぶつけることで「何か変化が起こってくれる……はずだよね」なのです。
これは、ここ数ヶ月間の二拠点生活で「視界が変われば、気分が変わる」感じはつかめています。

今はまだ「作業部屋から山が見えるだけでも気分が違うよね」とか「コンビニ行くのに、往復30分。その間いろいろ考えるよね」程度の言葉しか作れませんが、年月とともにどんどん増えて行くはずなのです。

「東京のモノサシで生活しない」ことが理解できるだけでも、自分に大きな変化をもたらしてくれると思っているのです。

ただ、このまま「二拠点生活」を続けるべきか? 「どっぷり移住」すべきか? については、いまだにグズグズと悩んでいるのですよ。
当初の予定では、東京で所有しているマンションは賃貸に出して、萩市に完全移住する気でいましたし、今でもそのつもりです。

それが、最近は「やっぱり東京にも拠点がいるよね」という考えを捨てきれなくなっているのですよ。萩市をメインとした二拠点生活も体験したいと思い始めてるのです。
そうなると、資金計画がちょっと変わってくるんですけどね。

その上「東京のマンションは賃貸に出す。けれど萩市内では、市街地と農村部での二拠点生活をしたい」みたいな欲望も頭をもたげてきているのですよ。

この辺はとくに期限を決めてることではないので、なりゆきで考えたいと思います。
先日『「行き当たりばったり」は、思考停止じゃない』という記事を投稿したばかりですし。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。