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「○○したい」と「○○する」の間

2018.10.06

こんにちは、萩ドットライフ()です。

人はいろんな「○○したい」を持っていて、その時点では何者でもないのですが、行動によって「○○した」になるのですよね。「したい」と「した」の間には大きな差があって、人の特性は「した」ことで判断したほうが、いい結果を得られるように思うのです。

いつも「○○したい」って言ってるし、聞かされますよね

僕自身が「セミリタイアしたい」をこのブログのテーマにしているように、いつも「○○したい」って言ってるんですよ。
仕事はフリーのWebデザイナーなんですが「フリーランスになりたい」から「なった」になりましたし、完全リモートワークも「したい」から「した」を実施中です。

ちょっと補足すると、フリーランスって、もともとリモートワークなのですが、僕は東京から離れたがっているので、場所の制約を受けたくないために「客先等に出向く、対面ミーティングに参加しない」状態を勝手に「完全リモートワーク」と呼んでます。きちんと定義づけされた言葉ではありませんし、たぶんこの概念は、僕の中でも流動的です。

そして、東京と山口県萩市の二拠点での生活を「したい」から「した」になったばかりなのです。
東京を完全に離れるべきか、二拠点生活を続けるのかは、まだ心の中で折り合いがついていません。
東京の利便性や、そこでのコミュニティは大切にしたいし、東京のマンションを賃貸に出して得られる収入も捨てがたいのです。

また、僕がフリーランスなもんですから「自分もフリーになりたい」「将来的にこういう事業を起したい」みたいな話もよく聞きました。
「聞きました」って過去形なのは、僕が40代後半になったくらいから、チョットずつ減ってきましたね。たぶん、付き合う人の年齢が上がってきたからでしょうね。
ただ、ここ数年で「定年を機にキャリアチェンジしたい」って話に接する機会は増えてくるような気はしています。
でも、サラリーマンの方であれば、会社の同僚や上司よりも、フリーランスである僕のほうが「実は自分も…」って話しかけやすいですよね。

あまり「○○したい」って話に付き合っても仕方ないと思ってます

自分も含めて、人はいつも「○○したい」って言ってるもんだったりするんですよね。なので、あまり真に受けてちゃんと向き合うのは時間のムダだと思っています。
「へぇ、いいじゃん」「面白そうだよ、やったほうがいいね」くらいの感じで、半分応援し、半分聞き流すくらいが一番いいように思います。

僕の場合、「○○したい」から「○○する」に変わるとき、あまり人に話さなくなるのですよ。
変な茶々入れられたり、クソなアドバイスされることが嫌だからでもありますが、「○○する」に近づいていくと、方法論だったり戦略論をずっと考え続けていますし、「○○」の部分のクオリティを高めるべく、あ〜でもないこ〜でもないと思考し続けているのです。
これは僕ひとりの中でバラして組み立てるフェーズなので、あまり他人と対話したくないのですね。

なので、他人に「○○したい」と言ってるときは、あまり実現のための道筋を考え抜いていない状況だったりするのですよ。
だから、前述の通り、半分応援し、半分聞き流すくらいの対応をします。内容の実現性とか、リスクとかまったく考えずに話を聞きます。
もし、そういう話題を持ちかけてくる人が、一緒になにかをやる予定の人だった場合。軽く聞き流して、これまでの「○○した」で判断すべきだと思っています。

「決断慣れ」ってあるかもですね

前述の通り、僕は僕なりに、なんだかんだと「○○したい」を「○○する」に変えてきつつ、今に至るのですが、その都度々々で、それなりの勇気はいるのですよ。
でも、自分の中で「○○したい」を考え続けていると、勝手に高まっていって「ま、やってみるか」ってなっちゃうんですよね。どこかで「もう、これ以上考えてても仕方ない」ってポイントがやってくるんですよ。
そのときは、まったく気負ってなくて、以前から決まってたスケジュールをこなすかのように、自然と「○○する」って決断をしてきたように覚えています。

そして、歳を経るごとに、決断することがラクになってくるんですよね。
似たような決断を繰り返すので、慣れていくのかもしれませんね。

その「慣れる」にも背景があって、デザイナーになれば周りにデザイナーが増える。フリーになれば、周りにフリーが増える。同じように、決断すれば周りに決断してる人が増えるのですよ。
だから決断が「ふつうのこと」になっていくんですよね。周りの人たちもみんな同じようなことやってるんですもん。
こうして、どんどん「○○したい」から「○○する」へ変わるハードルが下がっていくのですよ。
決断のたびに環境が変わっていくんですね。

自分で考えて自分で決断したように思っていますが、結局、僕たちの価値観や行動指針って、周りの人の影響から逃れられないんですよね。
なので、自分を変えたければ、まず何かできる範囲のことで、「○○したい」から「○○する」に変える決断をしてみるといいと思います。
そうすると、ほんのちょっとだけ付き合う人が変わり、ほんのちょっとだけ自分も変わるのだと思います。そして、もう少し大きめの「○○したい」から「○○する」に変えるチャレンジをすれば、もう少し大きめに環境は変わっていくのです。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。