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憧れと嫉妬

2019.01.24

こんにちは、萩ドットライフ()です。

何かを始めるとき、必ず「憧れ」という感情が入り口になっているように思うのですよ。そうして始めたもの中に、自分の生活を支えてくれているデザインなども含まれるのですが、人生への影響が大きいものほど、途中で大きな「嫉妬」心を感じていました。

「憧れ」と「嫉妬」って同じものかもですね

なんとなく「憧れ=ポジティブ」「嫉妬=ネガティブ」みたいなことになっていますよね。
確かに、嫉妬心丸出しのヤツって、醜かったりしますからね…。あまり付き合いたくないですよね。

「憧れ」って、なにか新しいことを始めるときの動機になるのですよね。
たとえば、僕はデザイナーという職業に就いていますが、入り口は「憧れ」でした。
雑誌やらポスターに接して「こんなこと、自分もできるようになりたいな」が、いつしか「これならオレにもできるな」に変わって実際にやり始めてみたのが取っ掛かりですね。

フリーランスになったのも、グラフィックからWebに持ち場を変えたのも「憧れ」があって、そして「オレにもできる」「じゃあやってみるか」という過程を経ているのですよ。

もちろん「憧れ」だけで止まってるものも多いですよ。
「憧れただけで終わっちゃったな」と感じてるものもあるし「憧れてるから、これからはじめるぜ」と企んでるものもあります。

どちらにせよ、何に憧れ、その中から何を始めるかで人生は大きく変わってくるように思いますね。

行動し始めると「どうにかなる」「どうにかする」って思いながら、前に進んでいくのですが、そうすると、これまで「憧れ」だった感情が「妬み」「嫉み」に変わっていくんですよね。

これって、自分だけで「カッコいいな」「ステキだな」って感じるだけでよかった状態から、他者と比較したり、市場価値を見極めなければならなくなったからだと思うんですよね。
行動することによって、一歩進んだから「嫉妬」し始めたように思うのです。

人生への影響の大きいものほど、嫉妬も大きい

「嫉妬」ってものすごく大きなエネルギーだと思うんですよね。
50代半ばになった今でも、上手いデザインを見ると、ものすごく嫉妬します。

自分よりも優れたものに出会ったときには、いちいち嫉妬してその距離を詰めて、追い抜いてやる方法を考えるクセをつけておかないと、あっという間に市場性を失いますからね。
それに「あ、これは嫉妬すべきものだ」と気づくには、常に感度を新鮮に保っておく必要があるのですよ。

だいたいの職業人にとって必要な感情なのだろうと思います。

僕は、デザインが生業なので、この分野で嫉妬することが多いし、大きいですね。
おそらく、自分の人生に対する影響の大きさと比例するんじゃないでしょうか?

自分よりもカラオケ上手いヤツに出会っても、それほど嫉妬しませんからね。

若い頃、バレーボールをしていたのですよ。中学1年から始めて、大学卒業まで。
大学は体育学部に進学しましたので、バレーボールの試験もありました。
強豪校ではなかったし、推薦を受けられるような実績もありませんでしたので、いわゆる「一般組」ってやつですけどね。

当時は、中学もしくは高校の保健体育の教員になりたかったので、わりと真面目にやってましたね。

余談ですが、当時「体育の教員」って言ったら怒られていました。
「体育」という教科はないのですよ。「保健体育」が正式の教科名。今でもそうなのかどうかは不明です。
同じように、小学校は「児童」、中学校・高校は「生徒」、大学生・大学院生が「学生」ですね。
当然っちゃあ当然ですが、こういう用語の定義にうるさかったんですよ。

話を戻すと、バレーボールをやってたときも嫉妬の連続でしたね。
「ものが違う」「生まれ方が違う」みたいなことをつくづく感じさせられました。

今から考えれば、それだけ一生懸命取り組んでたからなんですよね。
人生を振り返って、嫉妬していた人やコトを思い出しながらなぞっていくと、なんとなく自分が通ってきた道が見えたりするのですよ。

「嫉妬」ってそれほどネガティブなものじゃない

「嫉妬」という感情そのものは、決してネガティブなものではないと思いますね。
何か心を揺さぶられるものに出会ったときに「ステキ」「カッコいい」と、憧れだけで終わるよりも、勘違いでもいいから「これなら自分もできる」「やってみよう」と、行動に移してみるほうが人生楽しいと思うのですよ。

その結果、上手くできなかったり、進捗が思い通りにならなかったりすることで「嫉妬」という感情が生まれるのですから、チャレンジの証なのですよね。
嫉妬は他者との比較によって生じますから「競争心」みたいなものだろうと思うのですよ。

大切なのは、そこから先の行動なのだろうと思うのです。
「自分は自分、他人は他人」と割り切ることもいいでしょうし、パワーに変えて、努力と研鑽を継続するモチベーションになるのであれば、成長の糧になってくれますからね。

悪いのは「自分の成長を諦めること」「他人の足を引っ張っること」じゃないでしょうかね。
こうなったら一旦、その分野から離れてみるのがいいと思うのですよ。

「嫉妬」という感情は、成長に必要なものだから、良いものだと思うのです。
そして「嫉妬からくる悪い行動」は、自分がその分野に向いていないことを教えてくれるシグナルだと思います。

一度、立ち止まってみれば、まだ行動に移していない「憧れ」があると思うのですよ。新しいことにチャレンジするチャンスなんじゃないでしょうかね。

成長できない自分が当たり前になって「他人の足を引っ張っること」が娯楽化しちゃうと、泥沼ですからね、そうなる前に自分に転身のきっかけを与えてくれるのも「嫉妬」という感情なのだろうと思うのです。

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