むかし「若いつもり」の中高年を鬱陶しく感じていた
2019.04.24
こんにちは、萩ドットライフ(
)です。「むかし自分がウザがってた、若いつもりのオッサンになってるな」と感じるのですよ。50代になって急速に鬱陶しくなるわけじゃなくて、年数をかけて徐々になっていくんでしょうね。どうしようもないので、群れから離れることにしているのです。
「まだ若い」と思いたいし、嫌悪感もあるし
おそらく一定以上の年齢になれば、年代に関係なく、みんなそれなりに「自分はまだ若い」と思ってるんじゃないでしょうかね?
僕だってそうで、50代半ばのサラリーマンで言えば「もうちょっとで定年」世代なのですが、「(まだ若い)身体の動くうちに、次のやりたいことを」などと考えつつ行動してるところなのですよ。
本当に若かったティーンエイジャーのころに持っていた「大人ぶりたい」が、だんだんと逆転してくるんでしょうね。
僕の場合は、40代くらいから「まだ若い」と思いたがることが増えてきたように思います。
「自分はもう、オッサン・オバサンだから」とか「この歳で、こんなことするなんて」などと、年齢を理由に行動を制限するべきではないとは思いますが、ときどき、昔を思い出すのですよ。
自分は、10代・20代のころ「若いつもり」の中高年をとても鬱陶しく思っていたのです。
年々、その感覚は薄まってきたとはいえ、30代・40代のころもそういう感覚が残ってたんじゃないでしょうかね。
たぶん「鬱陶しい中高年」には、徐々になっていくものなのでしょうね。
自分が「若いつもりのウザいオッサン」として完成されたのと引き換えに、「ウザい」という感覚は消えてしまったのではないかと想像するのです。
ただ、同年代の人々が「ワタシたちってまだ若いほうだよね」みたいな光景に出くわしたときの嫌悪感が増してくるようになりました。
おそらく「写し鏡」なのですよ、心のどこかで「若いと思ってるオレ」に嫌悪感を感じているのだと思います。
以前「同年代だけでつるもうとする感じに馴染めない」や「50代になったら同窓会が増えた」という記事を投稿したことがありますが、同年代だけの集まりに参加することを躊躇するようになったことと、関係がありそうです。
いったん群れから離れよう
「ああオレは、むかし自分がウザがってた、若いつもりのオッサンになってるな」と、つくづく思うのですよ。
でも、物の考え方とか、やろうとしてることは、間違いなくオッサンのそれなのですよ。
自分の中で勝手に熱を持って、思考し続けて、行動してみる分には何も問題はないのですが、ひと回りも、ふた回りも若い人に「どうだ、オレはこんなことを考えてるんだぞ」と話しても、伝わらないと思うのです。
おそらく僕が考えていることは「古いこと」なのですよ。
幸いなことに、僕はフリーランスなので組織に属していないのです。仕事などでつながった、なんとなくの「群れ」に参加しているに過ぎません。
過去にも何度か記事にしているように、一度群から離れて、単体で「いろいろ考えてみよう、やってみよう」としているところなのです。
傲慢になっているフェーズかもしれません
自分の中に「老害」を感じているのですよ。
「『老』は仕方ないけど、『害』はマズいよね」と考え、群れから離れて、いったん無職になることにしたのです。
そのために、新規案件の受注を停止しつつ、すでに受け持っている運用案件に関してのみ、クローズするまで対応し続ける「セミリタイア」生活に入っています。
運用案件がすべてクローズしたら、そこから無職生活が始まるのです。
そうすることで、自分の「老害」ぶりによって、仕事仲間に迷惑をかけることは避けられるだろうと考えているのです。
なんとなく、謙虚な振る舞いをしているようではあるのですが、実はマインドは正反対なのですよ。
「自分の好きなようにやりたい」「他人に邪魔されたくない」「視界に入ってくんな、どけ」みたいな傲慢な感情を解放しつつあるのです。
20年以上、フリーランスのデザイナーをしていましたからね。かなり謙虚だったのですよ。
もろもろの雑務や、作業の先回りなどに関しても、喜ばれる対応をしていたと自負しています。
僕よりも造形力のある人、問題解決力の高い人、営業力に長けた人は、山ほどいましたからね。そんな中で、50代半ばまで指名発注いただける程度には、社会性があったのですよ。
どこかに「もうそろそろ、自分勝手に振る舞う人生も見てみたいぞ」みたいな気持ちが芽生えてきてるのですよ。
そりゃ、群れの中にいたら「老害」そのものですよね…。
「そういうバイオリズム」だってことにしよう
たぶんみんな「老害」になんてなりたくないんですよ。
でも、ほっとくと自然とウザい生き物になっちゃうもんなんです。僕が今、50代半ばにして身をもって体験していますから間違いないです。
「オレは、むかし自分がウザがってた、若いつもりのオッサンになってるな」と自覚しているのにも関わらず、です。
「そういうバイオリズムなんだろうな」と思うしかないと思うのです。Wikiepediaを見てみると「疑似科学と見なされている」らしいのですが、まあいいでしょう。
バイオリズム:
バイオリズム(英: biorhythm)とは、心身の状態を表す3種類の波(「身体」、「感情」、「知性」)のことをいうが、科学的に実証されていない仮説にすぎず、疑似科学と見なされている。
出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/バイオリズム(2019年4月24日現在)
仕方ないので、ウザがる人がいないところに身を置くのが一番だと考えているのです。
生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。