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時間がない、という言い訳

2020.04.19

こんにちは、萩ドットライフ()です。

これまでの人生の中で何度「○○やりたいけど、時間がないんだよなあ」と考えたことでしょう。他人の「時間がない」に対して「はい、それ言い訳」と責めたこともあります。とりあえずは、細かくて地味なことから始めるクセでもつけましょうかね…。

「時間がない」は、言い訳です。それは分かってるのです

僕はいま無職なのですよ。
その上、緊急事態宣言発令中なので時間なんて有り余ってるのですよ。

それでも「○○やりたいけど、ムニャムニャ」のムニャムニャの部分を探そうとするものなのですよね。
よく言う「やらない理由」ってヤツです。

僕は職業人時代からまあまあ、暇さえあれば、自分のレベルを上げるために「こうしたほうがいい」とか、環境の変化についていくために「これをやっておくべき」みたいなことを優先的にやってきてたという自負はあります。
(参考:フリーランスの僕が暇な時にやったこと

このブログだって、もう20ヶ月近く毎日更新してますしね。

そこそこ「これは優先順位の高いところに置いておこう」と思ったことについては、継続できるクセはついているのですよ。

それでも、すべてにおいて「これやろう」と決めたことがキチンとできるものでもないんですよね。
僕は「できるものもあれば、できないものもあるだろ…。不完全でいいじゃん」と思う派なのですが、何かの拍子に気になって気になって仕方なくなるのですよ。

たとえば、昨日投稿した「二拠点生活、停止中」でも書いたように、月末山口県萩市へ移動するスケジュールを取りやめましたので、ゴールデンウィーク中はずっと東京で過ごすことになりました。

そうすると、

  • 中途半端になっていた断捨離の続きをやろう
  • あの本とこの本を読むから、前もって買っておこう
  • 電気工事士の資格を取る勉強もしておくか
  • phpの練習しようと思って始めたprogateも途中になってるな
  • Googleアナリティクス個人認定資格、前取ったヤツの期限切れてるよな

などなどと、いろんなことを考え始めるんですね。

そして「う〜んダメだな。時間がない」ってことにしちゃうんですよね。
なんなら「時間がない」ことにするために「あれも、これも」と考え始めちゃうようなフシもありますね。

初めてのことに対する戸惑いかもですね

50代半ばのオッサンになってみて、なんとなく分かったことは、これまで経験したことのある考え方や、行動様式でどうにかなるものであればなんとかなるということです。

テキトーに不完全なままやり初めて「ああ、これ楽しいかもな」というポイントを見いだせれば、そのまま継続できるのです。

でも、そうでない場合。
経験したことのないことに向かい合いかつ、楽しさを得るまでの距離が長かったり、感じた楽しさがしっくり来ないとき、また「やらなきゃな」とは思うものの、楽しさを得られなさそうなとき、急にメンド臭くなったり、気が重くなったりするのですよ。

そして、他から別の「やりたい」をいくつも見つけ出してきて「時間がない」って言い始めるんですよね…。

たとえば、このブログはどうにかこうにか続いているのですが、取っ掛かりを「文章を書く」ではなくて「テンプレートをカスタマイズする」から始めたんですよね。

僕はずっとWebデザインの仕事をしていたので、ビジュアルを構成したり、こうした方が読みやすいかな? を考えたりするほうが、とっつきやすかったのです。

WordPressそのもののを触るのは初めてだったのですが、html、CSS、JavaScriptに関しては、ずっと仕事で慣れ親しんでいましたので、自由にレイアウトできたんですね。

これまでずっと、WordPressを使う仕事はしたことがなかったのですよ。
わりとメジャーなシステムであることは認識していたのですが、メインクライアントの政策規定が「システムやアプリのインストール不可」だったため、常にスクラッチでhtmlを書いていたのです。

だから、こうして自前でWordPressをカスタマイズしつつブログサイトを構築できたことが楽しかったのですよ。

文章に関しては、最初のうちは苦行に感じていましたけれども、10円、20円と、Google AdSenseから収益が上がり始めると、それが励みになって、いつの間にか毎朝の習慣になってしまいました。

僕が、まったく別の仕事をしていて「WordPressのテンプレートのカスタマイズ」が、入口ではなかったら、ここまでブログ運営が続いていなかったかもしれません。

Webデザインは僕にとっては生業だったのですが、思うに、さほど嫌なことでなければ、思いついたことを触りだけでもいいから経験しておいたほうがいいように思うのです。

それ自体はあまり楽しくなくても、そのうち別の楽しいことの入口になってくれそうな気がしています。

そのへんのところまでは、頭では理解しているのです。
それでも「時間がない」って、連発しちゃうもんなんですよね…。

細かくて地味なことこそ、とりあえずやろう

過去に「古民家再生をDIYでやりたい」という記事を書いたように、僕は新しく買った山口県萩市の家をセルフリノベーションしながら生活することを楽しみにしています。

そのために、YouTubeで古民家リノベーションしている人たちの動画を探して観たり、地方移住した方々のブログを読み漁りつつワクワクしているのです。

そのくせ、いま住んでいる東京のマンションの吊戸棚が歪んでいて「スライド丁番を調整しなきゃな」と思いつつ、ずっとそのままにしています。

「時間がない」のです。

この、先の大きなことにはワクワクするけども、足元の細かくて地味な作業がメンド臭くなる現象っていったいなんなんでしょうね…。

こういうのこそが、前項で述べた「経験しておいたほうがいいこと」「別の楽しいことの入口になってくれること」なんですけどね。

こういう経験をいっぱい持っておくと「これ知ってる。あのときのやつだ」とか「なんとなく、応用効きそうかな?」というふうに、自分を助けてくれるはずなのです。

とりあえず、このブログを公開して、朝ラン行って風呂に入ったら、家中のスライド丁番を調整して回ろう。

「スライド丁番の調整のしかた」は、もうすでに何度もYouTubeで予習済みなのです。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。