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長期戦になるのだろうなあ、などと思いつつ

2020.06.03

こんにちは、萩ドットライフ()です。

いろんなものを読んでいると、第二波・第三波が来ることをイメージしておいたほうがよさそうですね。長期戦を前提として、いろいろな準備をしておくこと自体が頭の体操になりますし、再度、巣篭もり生活になったときにバテずに済むように思うのです。

第二波・第三波って、予想しちゃいますよね

今さらながら「スペイン風邪」のことについて書かれたものを少し読んでいます。

関連する書籍をアマゾンで注文してみたとか、そういうんじゃなくて、ヒマなときにネット上をググり巡ってみる程度なんですけどね。

スペイン風邪というのは1918年に起こっています、今から100年くらい前に流行ったインフルエンザなんですね。
僕は「なんとなく聞いたことある」程度の知識は持っていました。体育学部を卒業していて、公衆衛生的な授業も履修していましたからね…。

とはいえ、僕が張り切って解説をしても仕方ないので、いつものようにWikipodiaからつまんで引用します。

スペインかぜ:
スペインかぜ(スペイン風邪、英語: Spanish Flu (influenza))は、1918年(大正7年)-1920年(大正9年)に世界各国で極めて多くの死者を出したインフルエンザによるパンデミックの俗称である。第一次世界大戦時に中立国であったため情報統制がされていなかったスペインでの流行が大きく報じられたことに由来する(スペインが発生源という訳ではない)。1918年パンデミックとも呼ばれる。
出展:https://ja.wikipedia.org/wiki/スペインかぜ(2020年06月03日現在)

被害者数は、

世界全体の推定感染者数は世界人口の25-30%(WHO)、または世界人口の3分の1、または約5億人とされる。

死者数は、

1,700万人から5000万人との推計が多く、1億人に達した可能性も指摘されるなど人類史上最悪の感染症の1つである。

スペイン風邪のウイルスは、変異しながら「第二波」「第三波」と、次々と流行を引き起こしたのです。

ちょうど今「新型コロナウイルス、収束しそうなのかな? まだまだ続くことになるのかな?」と、いまいちはっきりしないのは、人々の記憶の中に、この「スペイン風邪」のことがあるからなのですよね。

「緊急事態宣言解除なんて言ってるけど、そのうち第二波が来るかもしれないよ」ということなのです。

スペイン風邪に関するいろんな記録を読んでみると「秋口からがちょっと危険だよね」みたいな感じなのですよ。

いろんなものに目を通していると、さほど医学的知識もないくせに「伝染力は弱いけれども、毒性が強くなったやつがやってくるんじゃない?」などと、勝手に予測してしまいがちなのです。

何が言いたいのかと言うと「収束したね、経済活動を再開しないとね」「またやって来た。巣篭もりしよう」を繰り返しながら、この状況が長らく続く可能性を考えておこう、ということなのです。

「こんなの、他のインフルエンザと同じだよ。特別に考えるからおかしくなっちゃう」などと思っていても、社会的に自粛ムードが拡がってしまったら、それに従うしかありませんからね…。

自分なりに、価値観を作り直そうとしてた最中でした

「皆さん自粛してください」と言われるたびに、「嫌だな〜」と暗い気持ちになるよりも、その間、自分でやるべきことを前もってイメージしておいたほうがいいと思うのです。

「せっかくだから、平時に考えていなかったことを考えよう」とか「籠もってやりたいことを、いくつか用意しておこう」みたいな感じですよね。

こういう備えをしておくと、次に「再度、緊急事態宣言です。みなさん籠もりましょう」ということになっても「ヨシ、やろうと思っていたことを始めよう」と、少しは前向きでいられるような気がするのです。

このブログで何度も書いているように、僕はいま無職になっているのです。
(参考:セミリタイア人の生活考

しかも、その前はずっとフリーランスでデザイナー稼業をしていましたので、作業場に籠もって、人と会わずにものを作り続けたり、何かしらのやるべきことを探し出して、調べ物をしたり、学習したりすることが、苦になるような人種ではありませんでした。
(参考:フリーランスの僕が暇な時にやったこと

むしろ、そういう生活を快適に感じる質(たち)なのです。

それでも、株価が暴落し始めた2020年2月の終わり頃から「あれ? これはただ事じゃないぞ」と感じはじめ、株価が底を打った3月中盤を経て、緊急事態宣言が出される4月、そしてようやく解除される5月までの約3ヶ月間、どんどんネガティブな方向に引きずられていっていましたね。

僕がちょうど、山口県萩市に移住用の家を買ったばかりだったし、東京のマンションを売却する準備を始めたばかりで、それらが完全に停止してしまったのも影響大でしたけどね…。

僕はいっとき「ゼロに戻す」ということをずっと考えていて、このブログ内でもそれにまつわることを頻繁に書いていた時期がありました。

そもそも僕は、オッサンになって焼きが回ってきたのを感じたから、デザイナー稼業から身を引いて「無職になろう」「セミリタタイアしよう」と思ったのです。

そのための行動をしている真っ最中だったので、自分を初心者に戻してくれるような環境を作りたかったし、そういうものごとに取り組みたかったのですよ。

でも今の新型コロナ禍が長期戦になれば、望むと望まざるとに関わらず「ちょっと新しい考え方始めないと、どうしようもないなあ」「今まで構築してきたこと、ありゃなしだ」ってことにもなりかねませんよね。

僕の場合は、ちょうどそんなことを考えて準備していた時期だったので「ちょうど都合よく、社会が自分に適応してくれたな」という部分も否めませんが、だからこそ「感染症由来で自分の価値感を作り変えている」ことと重ねて考えることに抵抗があるのです。

準備しておくに越したことはありません

この3ヶ月程度の「巣篭もり生活」がちょっとキツかったのって、退屈に対するイメージができていなかったからですよね…。
思いがけず「え、行動が制限されちゃうの?」ってなりましたからね。

「なにもしない」って、結構バテるのですよ。

ちょっと前、2019年9月くらいに無職になった僕は「無職はつらいね。まだ1ヶ月目だけど」という記事を投稿しています。

コロナ対策で、することがなくなった人とは若干設定が異なりますが、関心があればご一読ください。

この自粛期間中「なにもしないことに慣れてるはずなのに、キツいのなんでかなあ」とか「ひとつ馴染んだと思ったら、また別のが来ちゃった」とか、いろんなことを考えましたが結局、要らぬことをいっぱい考えちゃって、自分で勝手にドップリと疲れちゃうんですよね。

「こうなったら、仕方ないな。のんびり社会全体がユルむのを待とう」くらいに考えるのが一番だろうと思うのです。

当然、感染症由来で巣篭もりしなければならないときには「三密にならない」とか「手洗いマスク大切」とかは守りつつですけどね。

どこかしらで「他人事」みたいな視座を持ったほうが楽チンかもしれませんね。
ちょっとした出来事とか、感染者数が増えた減ったみたいな数字に一喜一憂しない感じ。

他にも、視聴者のパニックを煽るように作られてるテレビ番組を見ないとかですね。
僕はもともとテレビを持ってないので、ここは関係ないんですけどね。

世の中が、どう変わって行くかを見るのはこれからなのですが「いままでの価値観が変わっていく様子を楽しむ」というのも、良さそうですよね。

僕は今50代半ばなのですが、オッサンになるとなかなか「自分で価値観を変える」ということができなくなるのですよ。

その、自分ができなくなったことを、周りで勝手にやってくれるのならば「それはそれでありがたいなあ」などとも思うのです。

こういうの考えてると、無限に思いついてキリがないので、この辺にしておきます。
そのうち、また似たようなことを書くかもしれません。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。