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塞翁が馬システムについて考える

2018.08.24

こんにちは、萩ドットライフ()です。

分譲マンションを購入したのが、40歳のとき。そのときは漠然と「50歳までには完済するんだろうな」と思っていました。ところが48歳のときに健康上のトラブルに見舞われ、その後メインクライアントの提携業者から離脱することに。予定が狂いました。

サラリーマンの方とは比較できないかもですよ

3,000万円の借り入れを10年間で完済しようとしていました。おそらく「フザケンナ、コノヤロー」と思われる方も多いと思います。
ただですね、多くのサラリーマンの方々が返済計画に組み込むであろう「退職金」というものが僕にはないのですよ。フリーランスですからね。
おそらくみなさん、定年まで毎月定額で返済しつつ、ときにはボーナス加算も利用しつつ生活され、そして定年時に「退職金でクリア」という返済計画の方が多いのではないでしょうか?
最近は金利が安いので、住宅ローンは一括返済せずに借りっぱなしにしておいて、退職金をタネ銭にして金融商品を購入される方も多いのかもしれません。

フリーランスの僕は退職金はありませんが、日常的に対事務所の金額で取引をしています。早い話が、会社のお金も個人のお金なんですよね。
なので、サラリーマンの方々が退職時に一括して受け取るお金を、先に受け取ってるようなものなのです。それを増やすも減らすも自己責任なんですね。

だから僕は「50歳前後で住宅ローン完済」そこから、老後の蓄えを開始して、少しでも年金に加算できる金額を増やそう、という計画だったのです。
もちろん、当時からマンションを賃貸に出すことは考えていました。買うときから「貸しやすいか?」を考えていましたからね。

10年以上にわたる計画が、すんなりいくわけないんですよ

48歳時点で、ほぼ「あと2・3年で返せそうだな」という状態にはなってました。このとき、結構まとまったお金を「普通口座」に置いておいたんですよ…。後から考えると「ムダな時期を過ごしたな」と思っています。
でも、法人の「普通口座」だったので、金融機関から営業かけられなかったので、へんな金融商品買わずに済んだ、というのは不幸中の幸いだったと思います。

ところが、ここでちょっとした転機が訪れるんですよ。パニック障害を発症してしまいました。「予兆はなかったのか?」と問われれば「そういえば、あったのかもしれない」と思う程度で、僕にとっては、突然の出来事でした。
文字通り、パニックだったんですよ。脂汗はダラダラ出るし、全身が冷たい感じになるし、内臓を下から引っ張られてる感じとか、意識が薄くなったりガシャガシャになったり。
まあ、救急車を呼びますよね。
そのとき、同時に心臓が肥大してるのが見つかったり、血圧が250mm/hg超てたり、脈が25拍/分しかなかったり、いろいろとムチャクチャだったので、とりあえず半年間休むことにしました。

当時請けてた案件を、付き合いのあるフリーランス仲間で分散してもらったり、クライアントの宣伝広告部門の人々も、とても心配してくれて、担当交代をあっさり受け入れてくれたり。
いろいろ大変ではありましたが、治療と体質改善に集中することができました。

とはいえ、収入は途絶えますから、資金計画は変更を余儀なくされるわけです。
仕事に復帰するときにも、みんな快く迎えてくれて、あっさりと復帰できたんですよ。「フリーランスの『休む』は一生の休みにつながる」的なことも覚悟してたんですけどね。

ところが、このありがたいメインクライアントも、社内でいろいろと組織改革が起こっていまして。少し前に3社で合併してたんですね。酒飲みながらチラっと聞いた程度ではありますが、いろんな闘争が行われていたようです。
僕たちがお世話になってる宣伝広告部門の人たちが次々といなくなり、ついに僕たちも提携業者ではなくなってしまいました。つまり、戦力外ってことですね。
なんせ「メインクライアント」でしたから、収入的にはガクッとさがりました。

ローン返済資金が、資産運用の資金に

結局、2年間を経て「ぜひ、また提携業者に」と呼び戻されるのですが、この2年間の間に「完済して、現金失うの怖いな」という考え方になっていました。
これがなければ、今ごろ住宅ローンは完済してるけども、資産運用に興味を持つに至っていなかったかもしれないのです。
「ローンはすべて完済して、余ったお金を運用すべきだ」という考え方もありますが、僕は、低い金利でローンを組める今、返済せずに運用したほうがいいと言う考えに至っています。
だから、今の状態を「ヨシ」と考えているのです。

まさに「人間万事塞翁が馬だな〜」と。

人間万事塞翁が馬:
【読み】
にんげんばんじさいおうがうま
【意味】
人間万事塞翁が馬とは、人生における幸不幸は予測しがたいということ。幸せが不幸に、不幸が幸せにいつ転じるかわからないのだから、安易に喜んだり悲しんだりするべきではないというたとえ。
出展:人間万事塞翁が馬 – 故事ことわざ辞典(2018年8月24日現在)

これから先「やっぱり、返済資金が揃ったところで完済しておけばよかったんだ」「金融商品なんか買うんじゃなかった」と思う時期がくるかもしれません。
でも、一喜一憂しても仕方ないのですね。今考えられる、ベストのやりくりをし続けるしかないのだろうと思います。

正直、どっちが得だったのかはわかりません。50歳時点でローンを完済することで負担せずに済んだ金利分の金額を、資産運用で稼ぎだせるかどうかは、もう少し様子を見る必要があるのです。
資金について、ずっと考え続けられる素材ができたことを、とても意義深く思っているのです。

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