やめることの困難さ

• Tweet
• 
• 

無職にも決算はやってくる

職はないけれども、法人は所有しているのです。

光回線も携帯電話もレンタルサーバーもドメインもすべて法人名義で契約していますので、毎月決まった出金があります。

僕が所有している会社は3月決算なので、ちょうど今ごろからアタフタと銀行口座の取引明細をPDF出力したり、クレジットカードの利用明細をかき集めたりしつつ1年分の入力を始める季節なのです。

さほど件数が多いわけじゃないので、その気になりゃ半日で終わる仕事なんですけどね。
「その気」になるまでが、なかなか困難なのです。

決算の話はさておき「はて、いつまで法人を持ち続けるべきなのかなあ」と考えています。
「セミリタイアしよう」と決めたときにはもうすでに「会社を休眠させる」もプランに入っていたのに、放ったらかしになっています。

もともとは「東京で休眠させちゃうと、復活させるときに面倒そう」みたいな気持ちがあり、萩に移住するついでに会社の移転登記もしてから、という大義名分があったのです。
そのうち「まあ、今期の決算が終わってから考えるか…」と伸び、その決算をいまやってる最中です。

ちょっと名残惜しい

いまのところ、決算が終わったタイミングで税理士に「休眠させたいんだけど、どういう段取りでやりゃいいでしょうかね？」みたいな相談をするつもりです。

ただ、若干の名残惜しさも感じるんですよね。
この四半世紀の間、僕の入れ物でしたからね。

「やめ慣れ」って言葉があるのかどうなのかは知りませんが、いったん長らく続いたものって、なかなか踏ん切りがつきませんよね。

過去には会社を辞めてフリーランスになったこともあるし、数年前には仕事そのものをやめて無職になったりしてきたんですけどね。
「さて会社を休眠させよう」と思いはじめると「もうちょっとこのままでいいんじゃない？」みたいな考えが頭をもたげるのです。

そういう意味では、このブログだってそうなんですよね。

間欠的に「なんかマンネリだな、別に毎日投稿である必要なんてないよね」と思う時期がやってきているのです。
でもそのたびに「もう習慣しちゃったし」とか「連続投稿、途切れさすの？」みたいに思って、こうして毎朝PCに向かっているのです。

そもそも「しんどいときに好きなように休める自分を作ろう」と思って始めたセミリタイアです。

昨日も似たような事を書きましたよね。
僕は「好きなことを好きなときにやるし、飽きたら躊躇せずにやめる状況のことをセミリタイアだと解釈しているのです。
（参考：どうもしないけど、何もしないわけじゃない）

しばらく脱力する時期も必要かな

所有している法人に関しては「保持するの？　休眠するの？　決めなきゃ、早く」ってモードになってるのがちょっとしんどいのです。

会計ソフトとか税理士費用、そしてときどきの事務作業というコストはかかりますけどね。
さほど大したストレスでもないのです。

向き合ってるときは一瞬「イーっ」てなりますけどね。
そのまま放置でもいいし、どっかのタイミングでサクっと休眠させるのもいいかと思います。

このブログに関しては、適当にサボろうかなと思っています。

ちょっと「やらなきゃいけない」「決めなきゃいけない」を忘れたいのですよ。

ずっと軽く肩に力が入っているような感じがあります。
たぶん、そういう性格だから、ほっといても何かを見つけては肩に力を入れちゃうんでしょうけどね。

ならば、自分でちゃんと意識して全身の力を抜く時期を作ってやるほうがいいんじゃないかな？　と考え始めているのです。

意図的にテキトーであることを心がける

セミリタイアをしていても、それなりに毎日やることはあって、関心のあることにあれやこれやと取り組みながら生活をしているわけですが。

妙にハイテンションでノリノリな日もある代わりに、なんとなく「何もしたくないな」とか、ネガティブな思考になりがちな日もあるんですよね。

別に仕事でやってるわけじゃないんだから、調子の悪い日は「決めた。今日はなにもやんない」って日があってもいいと思うのです。

貧乏性なんだか、娑婆っ気が抜けないんだか「何もしない日」を「無駄な日」「もったいない日」だと思っちゃうんですよね。
口では「何もしない時間が、いちばん贅沢なんだよ」なんて言ったりもするくせに、です。

「まだセミリタイア慣れできてない」ってことなんでしょうけどね。

「やるときゃやるんだから、だらけるときはだらけりゃいいじゃな」くらいがちょうどいいように思うのです。

ということで、法人に関しては、テキトーに気が乗ったときに休眠させるか、そのまま放置し続けるか決めます。

ブログに関しては「毎日投稿のルール」をやめます。
たとえ毎日投稿を続けてたとしても、それはたまたま気分が乗ってるからそうなってるだけなのです。

なんか定期的にこんなことを考えてますね…。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。