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庭いじり。好きかもしれない

2020.09.19

こんにちは、萩ドットライフ()です。

自分の庭を持ったことが生まれて始めてですし、つい先日まで自分が鍬や鎌などの園芸用具を買い揃えるなんて考えてもいませんでした。当然、庭いじりが終わりなき作業であるという認識も持っていなかったのですが、僕こういうの好きかもしれません。

「庭いじり」というにはおこがましいけれど

ガーデニング上級者たちが、自分がやっていることを「庭いじり」と呼んでおられるのであれば、僕がやっているそれは「庭いじり」でもなんでもなく、ただの「草むしり」を延々と続けているに過ぎません。

ひと月前に「萩市民となった僕は、まず草むしりを…」という記事を投稿して以来、延々と草をむしり続けているのです。

当然のことながら、むしった草はすぐに伸びてきますので、またむしります。

おそらく、除草剤を撒いたほうが仕事は早いのでしょうが、長い長い戦いになりそうなので「最初の1年くらいは手仕事を体験しておこう」みたいな気持ちで取り組んでいます。

せいぜい「庭いじり」っぽい作業といえば、木の枝を剪定することでしょうか。
木の枝を切り落とすことに躊躇がなくなったのです。

理由はふたつあって、ひとつは「罪悪感がなくなったこと」です。

庭いじりを始めた最初の頃は、草をむしる作業はなんとも思わなかったのですが「木を切る」ことに対しては戸惑いがあったんですよね。
おそらく草むしりに関しては、子供の頃から何回もやってきたことで、学校の掃除の時間だったり地域の子供会なんかでもやらされてきましたよね。
あの頃は「土に触るのイヤだな〜」「草むしりとかメンドくさ〜」とか思っていましたけどね。

でも、木って切ったら怒られるものでしたよね。

たぶん丹精込めて形を整えている人がいて、その人の管理下にあることを想像しなければならなかったり、道具を使わないと切れないし「枝」といってもそこそこの重量があるものだから、子供が切ると危険を伴うものだから「切っちゃダメ」だということになってたのでしょうね。

なので、僕も最初のころは「前のオーナーさんが整えていたものに手を加えるのは忍びないな」などと感じてたのでしょうね。
特に自覚していたわけではありませんが「木の枝じゃまだな」と思っても、「今はこのままでいいか」などと思っていたのですよ。

草むしりをする上で、あまりにも庭の移動のじゃまになる木の枝を切り落とし始めたくらいから、だんだんと罪悪感みたいなものはなくなってきました。

もうひとつは「切った枝の処分方法が見つかったこと」ですね。

いろいろ調べた結果「焚き火程度の焼却なら、やってもいいんじゃん」という結論に至ったことです。
ずっと、いろんな人たちから「野焼きはNGだよ」って言われてきましたからね。

ずっと、むしった草も切った枝も、ビニールシートの上で乾かして、燃やせるゴミの袋に詰めてゴミの日に出してたのですよ。

そこで、いろいろと調べた結果、廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令

第六章 雑則
(焼却禁止の例外となる廃棄物の焼却)
第十四条 法第十六条の二第三号の政令で定める廃棄物の焼却は、次のとおりとする。
一 国又は地方公共団体がその施設の管理を行うために必要な廃棄物の焼却
二 震災、風水害、火災、凍霜害その他の災害の予防、応急対策又は復旧のために必要な廃棄物の焼却
三 風俗慣習上又は宗教上の行事を行うために必要な廃棄物の焼却
四 農業、林業又は漁業を営むためにやむを得ないものとして行われる廃棄物の焼却
五 たき火その他日常生活を営む上で通常行われる廃棄物の焼却であつて軽微なもの

にたどり着き、そこを拠り所として「たき火程度の軽微な焼却だったら、自分でやっちゃお。隣に家のない土地だしな」という判断をしたのです。
(参考:落ち葉焚き用のピットを作ってみた

それまでは「枝を切りたいけれども、切ったらそこそこの量のゴミになるしなあ」と思って、剪定をためらっていたのですよ。

草むしりにも新しい発見があるのです

草むしりも、最初の頃と比べて手法も使う道具も変わってきました。
まず最初に草むしり用品として購入したのは「鎌」です。

「鎌を片手にどんどん雑草を刈り進んでいくオレ様」をイメージしてましたからね。

でもすぐに「これだけじゃダメだ」ってことに気づきました。
ちょっと太い雑草に出会うと太刀打ちできないのですよ。

すぐに「鋸鎌(のこぎりがま)」を買い足しました。

鎌って数100円で売ってるんですね。
おそらく、名鍛冶屋の手によるものならばもっと高額なのでしょうが、僕みたいなビギナーは、そもそもどの場面でどういう道具を使うべきかさえも理解できていないので、この100百円の鎌で十分なのです。

ただ、この鋸鎌も自分の用途には向いていないことに気づくのです。

結局、草むしりって根を抜かないことには、またすぐに生えてくるんですよね。
それで、今も多用しているのが「片手鍬 イカ型」ってヤツです。

関心のある方はググってみてください。
片一方が平べったい、いわゆる「鍬」、もう片一方が三本もしくは四本の爪になってるヤツです。

今は、これを使って「切る」「むしる」「抜く」というよりは、土を耕して根っこから取り除く作業を繰り返しています。

草むしりを続けてると「ひっぱっただけだと、途中で切れちゃう草が多いな。地面を掘って根も抜かなきゃな」とか「根をどんどん辿っていくと球根みたいなヤツが出てくる。このマザーを退治しなきゃだな」みたいなことに気づき始めるのです。

いま考えてみれば「そりゃそうだよね」という分かりきったことなのですが、こういうのって一度「なんだよ、せっかくむしったとこ、また伸びてきてるじゃねえかよ」という状況を体験しないと行動が変わりませんよね。

なんだってそうですね。

気になると修正欲を抑えられない性格だから

なので今、一度刈ったところも、抜いたところも、もう一度耕し直しています。
そうすると今度は、場所によっては地面の中から石ころがザクザク出てきたりするのですよ。

当然「可能な限り、石ころは取り除くか…」ということになったり、耕すと土が柔らかくなりますから整地しやくすくなるんですね。
なので俄然、地面のデコボコが気になり始めるのです。

将来的に「芝生を貼ろうかな」などというプランも持っているので、当然できるだけフラットにしておきたい。

ちょっとずつではありますが、盛り上がってるところを耕して、そこの土をへこんでるところに移すような作業を始めています。

グランド整備に使う「トンボ」っていう道具がありますね。
ググってみると、あれ「グランドレーキ」って言うんですね。そして「レーキ」で調べると、土地を平らにするための道具って、いろんな種類があるんですね。

なんとなく「こういうの、あったほうがいいな」と思い始めています。
今のところ「昔の野球部が使っていたトンボを自作しようかな」と思っています。

僕が作業机とパソコンを置いて、1日の大半を過ごす部屋は、裏庭に面しているのですよ。

だから何の気なしに裏庭を眺めては「あそこの一画、これから耕して均そうかな」とか「ここんとこから、また伸びてきたじゃん。たぶんあの下に広範囲な根があるな」とか考えているのです。

そして、気になり始めると居ても立ってもいられなくなってしまうのですよね。
職業人だった頃からの性分だから仕方ないのです。

昨日も小雨の中「雨の日のほうが、土が柔らかくて耕しやすいね」などと思いながら作業進めてましたしね…。

涼しくなって作業がしやすくなったこともあります。
でもなんだかんだ言いながら、おそらく僕、庭いじりのような終わりなき作業、好きなのかもしれません。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。