follow hagi.life

年齢とともに「好きなこと」って変わっていくし、変えようともする

2018.08.25

こんにちは、萩ドットライフ()です。

好きだったことが、そうでもなくなったり。興味がなかったことに、どんどん引き込まれていったり。もしかしたら、これから体験できる未体験ゾーンの数が減りつつあるのを無意識のうちに感じるから、自分から「これ好き」を変えようとしているのかもですね。

好きなことを仕事にしたい

「そうすべきである」「そうすべきでない」と、意見は分かれるところでしょうが、多くの人が好きなことを仕事にしたいという欲求を持つと思うんですよね。
僕も「好き」であることを理由に、今の職業であるデザイナーを選びました。
印刷物からはじめて、途中で一旦やめて、また戻ったり、だけど印刷物から離れて、Webデザイナーになっちゃったとかちょっとした変化はありますが、概ねずっと「デザイン好き」のままではあります。

最初っからデザインが好きだったわけじゃありません。だって僕、大学は体育学部に進学しましたもん。
大学生くらいまで、バレーボールが好きだったんですよ。身長が特別高いわけでも、全日本から招集がかかるわけでもありませんが、ちょっとだけ身体能力が高かったり、面白い着想ができたりってところだったんだと思います。
バレーボールをやってるときが一番、まわりの大人に褒められてんですよ。だから「好き」ってなっちゃったんだと思います。当時は「将来は教員になって、自分のチームを持ちたい」くらいのことを考えてましたかね。

その「スポーツを指導したい」から始まって、「自分の会社持ちたい」「商品を企画する人になりたい」「イベント運営する人になりたい」などなどを経て、社会人になってやっと「デザインする人になりたい」に辿り着いたんですね。
「自分の会社持ちたい」も実現できてますね。でも、これはもう特に好きじゃありません。
最初の「会社持ちたい」は「組織作りたい」だったんですが、今はまったくその気ありませんもん。むしろ「どっかのタイミングで個人成りしよ」と思ってるくらいです。
決算と確定申告をダブルでやるの、メンドくさいですからね。自分ひとりしかいないのに。
「仕事なんていくらでもあるってそそのかされたときに、従業員雇わなくてよかった」とさえ思っています。もしかしたら、いい方向に人生変わってたかも知れませんけどね「今の自分でヨシ」と思うしかないですもんね。

好きで始めたデザイナー稼業も、かれこれ30年くらいやってますが、途中で何回か「好き」の度合いが変わっちゃってるんですよね。眼の前の案件からの逃避行動としての「デザイン嫌い」も含めると、数限りなく「別に一番好きってワケじゃないし」くらいのことは思ってますね。そして、年々「好き」の度合いは低下しつつあります。

年齢とともに、ゆっくりと変わってきますよね

正確に言うと「デザイン」は好きなのですが、デザイナーでいることがイヤになり始めてるんですよ。新しい「好き」が生まれてきてるからなんですよね。

  • 地方に生活の場を移すこと
  • 自己完結できる労働に携わること

が、今の僕の「好き」なんですよね。
こうしてブログを書き始めたのも一環で、これをサポートするために活用できるデザインは「好き」なのです。
「好きなこと ✕ デザイン」で楽しみは増しますからね。

20年くらい前に、フリーになったばかりの頃に、一旦デザイナーの仕事から離れて、舞台公演のプロデュースを2年間やったときも、似たような心理状態だったと思います。
デザイナーの仕事って、エンドユーザーがどんな顔で自分の成果物を見てくれてるか、知らないんですよ。
だから舞台公演ってのは後付で、イベントのアトラクションでも、ストリートの催しでも、音楽ライブでも、トークショーでも何でも良かったんですよ。「なんかライブやりたい」だったんです。
そして「✕(かける)デザインで、もっと楽しめるな」と。

結局、似たようなことを繰り返してるだけなのかな? とも思うのですが、そうともいえない感情も芽生えてるのですよ。
どうやら、年齢が大きく関係しているように思っています。年々「デザイン嫌い」っていう状況に陥ってからの「やっぱり好き」への返りが弱まりつつあるんですよ。

加齢とともに条件設定が変わっていくのかもですね

20代や30代の頃って、

  • カッコいい
  • お金がいっぱいもらえる
  • 他人から称賛される

ことを求めてたんですよね。それに合致することが「好き」「やりたい」だったのですよ。
40代くらいからこっちは、

  • ユルい
  • 知識が深まる
  • 他人と関わらない

みたいなことが「好き」「やりたい」なのですよ。

20代の僕は「人知れず、ユルいことやって、知識を深めたい」って、絶対に思わなかったですね。もしかしたら、敗北者認定してたかもです。
たぶん「好きなこと」が変わる前提には、歳とともに条件設定が変わってくるからだと思うんですよね。

これってたぶん「いつまでも同じことばっかやってないで、違うことやれ」ってことなんだと思うんですよね。
人生の残り時間が少なくなりつつあることを、自分自身が認識し始めてるからだと思うんですよね。
この後の人生で、体験できる未体験ゾーンの数が、どんどん減りつつあるんですよ。これを無意識のうちに感じてるんでしょうね。
「違うこと、好きになれ」「そして、やれ」ってことなんだと思うのです。

なので僕は、最近デザイナーでいることが嫌いになり始めてる自分を、とても肯定的に捉えています。「次のゲームをセットしているところなんだな」と思っているのです。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。