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会社に自分のキャリアプランを委ねるって、ムリですよね

2018.08.26

こんにちは、萩ドットライフ()です。

「会社の寿命よりも、オレの寿命の方が長いかもしれないぞ」って思ってましたね。定年制ってのも気に入らなかったし、途中で中休みも取りたかった。50歳くらいでユルんで、死ぬ直前までうっすら働きたい。だから「自分の会社欲しい」って思ってたんです。

会社員に向いてないって思ってました

ブログネタに詰まったので、思い出話でも書きますね。こうしてなんか書きながら自分が行動してきたことを整理してると、またブログネタがでてきたりするんですよ…。
切り口を変えながら、同じことを何回も何回も書いてることも多いですが、ブログネタの探し方もだんだん上手くなっていくもんだろうと思ってます。

僕、就職するとき、ゼミの教授に「中小企業を紹介してくれ」って言いました。バブル前夜くらいの時期ですから、就職良かったですよ。みんな「公務員なんてつまんない」って言ってたし、どんどん「カッコいい大企業」に就職していきました。
そんな中で僕は、斜に構えてたわけでもなければ、「逆張りするぜ」って考えてたわけでもなく、「将来、自分の会社欲しいな」って思っていたから、中小企業への就職を希望したのです。
その前に、山口県の教員採用試験を落ちてたんですけどね。講師をやりながら翌年また受けるか、それとも企業・団体へ就職するかを迫られた上での選択でした。

自分がひとりで会社作るときには、零細企業を作るに決まってるんだから、小さい会社の運用の仕方を実際に見たいって思ってましたね。
実際に、入社した会社の社長が面接に来られたとき(※大学のゼミ室に先方から来られたんです! 僕はジャージでお会いしました)、「僕は10年後に、自分の会社を作りたいんです、だからいろんな部署を経験したい」みたいなことをお伝えした記憶があります。

「石の上にも三年」の意味を勝手に変えてみる」でも書きましたが、教授がよく「社会人になって、組織の中でものを言えるようになるまで、10年はかかるんだぞ」「10年は頑張って、そこで成果をあげろ」みたいなことをおっしゃる方だったんですよ。なので「10年」って言ってたんですね。今なら、3年でいいようにも思うし、なんなら会社員経験なくてもいいのかな? なんて思います。10年は長すぎました。

そもそも、一生会社員を続ける能力なんて持ってないんですよ。毎朝同じ時間に同じ場所に通うなんてムリだし、関わりたくないヤツと関わらずに生きていきたいし。
「自分が作った会社なら、そんくらいの融通きくだろ」くらいに思ってたんですね。

100年くらい生きるかもしれません

就職時の考え方なんて、今から思えば大アマで、ムチャクチャなんですが、振り返ってみると「それでよかった」と思ってます。結局、適材適所なんだな、と。
あの当時、

  • 60歳定年とか勝手に決めんな
  • 40代後半くらいでユルみたいし、ユルい仕事を死ぬ直前までやりたい
  • 途中で、1年くらいの休暇を何回か取りたい
  • やりたいことが変わったら、そっちやる

みたいなことも考えていましたが、今もあまりかわってませんね。
というか、あの当時は漠然と考えてたことが、今だからこうして言葉にできるのかもですね。

定年ってサラリーマンの概念ではあるんですが、どうやら定年してからが長いらしいんですよ。60〜65歳で定年を迎えても、まだ30〜40年の人生が残っていますからね。生産年齢をおかわりできちゃうんですよ。
社会人になりたてのときに学んだスキルをアップデートし続けるだけじゃ持ちませんよね。途中何回か、大きなスキルアップ期を設けるか、いっそのこと、やりたいことを見直してリセットしなきゃ持たないと思うのですよ。

ずっと「頑張るぞ!」って言い続けるのもつらいですよね。
僕の場合は、前述の「40代後半くらいでユルみたいし、ユルい仕事を死ぬ直前までやりたい」って通りのことを考えていて、それが50代中盤にまで伸びちゃったんですが、今それを実現しようとしてるのですね。

自分のことは自分で考えるのが一番ラク

会社に入ったら、その会社が成長し続けるし、ずっと雇用され続ける、と考えること自体がもはや成り立たない考え方だと思うのです。
経済環境や会社の業績が変われば、雇える人員の数は変わりますし、産業が衰退して、企業規模の縮小を余儀なくされることもありますよね。自分の能力とは全く関係のない要因で雇用関係が打ち切られることも十分予想されるのですね。
もちろん、社会や社内の情勢に気を配っていれば、事前に予測もできるのでしょうけどね。

僕らみたいなフリーランスにとって、経済環境(景気)ってあまり関係ないのですよ。
自分の稼ぎが少ないのは「僕に魅力がないから」「僕に能力がないから」「僕がサボってるから」という考え方をするものなのですね。世の中のせいにするのを、ものすごく嫌うんです。自分はどういう役(ポジション)を取りにいくかを常に考えてるんです。
世の中のせい、他人のせいにした時点で、僕の職業人生は終わると思ってます。

キビしい世界のようではありますが、僕はそっちのほうがラクだと考えています。
すべての決定を自分でできるので、軌道修正も試行錯誤も、好きなようにできるのです。成果がでなくても、それは自分のせいなのです。
「もうだめだ」と、ギブアップするときも自分で決めるし、「やっぱもう一回、復帰するかな」という決断をしてもいいのです。

「キャリアプラン」って、考え方だけ決めといたら、あとは行き当たりばったりが一番だと思います。「行き当たりばったり」って、いい加減な表現ですが「その場、その時のベストを選択する」「それを繰り返す」ってことですからね。
僕は、他人に委ねるなんてムリ。自分で考え続けることを選びます。

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