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同意を求める話し方をする人が、苦手です

2020.06.16

こんにちは、萩ドットライフ()です。

話をしていて、内容のチョイスとか考え方以前に、リズム感とかソリの合わない人っていますよね。僕は、会話の端々で同意を求める話し方をする人が苦手なのですよ。僕自身が会話中に同意を求めないかというと、そういうワケでもないんですけどね。

ソリの問題、なんですけどね

話の内容についてならば「僕はちょっと、違う考え方をしてますね」とか「それには同意できないすね」みたいな感じで、会話の継続を遮ったり、ちょっと自分の考えを話す機会をもらったりすることも可能です。

でも、僕がずっと「どうしたもんかなあ」と困惑しながらも、いまいち上手い解決の手段を手に入れられいていないのが、話し方のソリが合わない人の対処方法なんですよね。

たとえば、問わず語りで話し始めて、延々と自分のことを語り続ける人、苦手ですね。

ただ困ったことに、それで話に引き込んでくる人がいることも事実なのですよ。
「ほう、それで? うんうん。そりゃすげえや」と、ただその人の話を聞いている時間を快楽に感じてしまうような人ですね。

そういうときに、他の人が「分かるぅ。僕の場合はですね」みたいな感じで割り込んできたら「うるせえな、まだ止める場面じゃねえだろ」と、話を膨らませようとした人の方に苛立ちを覚えたりね…。

でも、そういう問わず語りというか、独り言のようなスタイルで引き込んでくる人って、希少です。

大部分は「もういいよ。みんないる中で、自分のことばっか喋ってるんじゃないよ」と思ってしまうのですよ。

そして、これまたやっかいなことに、僕がそう思ってても、他の人が「ほう、それで? うんうん。そりゃすげえや」と引き込まれてることもあるのですよ。

結局は、話は戻って「ソリの問題だね」ってことになっちゃうんですよね。

だから、よっぽど座が「○○氏の話を聞く会」みたいなしつらえになっていない限り、延々と自分語りを続けるべきではないと思っているのです。

ただ、堂々巡りになってしまいますが、ソリが合って、聞き惚れるときの感覚って、たまらないんですよね。
業界内でのポジションとか、有名/無名にかかわらず、話に引き込んでくる人との邂逅って、ものすごい快感なのです。

そういう人って、たぶん「ヨシ、何人か引き込んだ」って感じる能力を持ってたりするんじゃないでしょうかね?

独り言とも、自分語りとも取れるような話をしているように見せかけながら「あれ? 言いっぱなしじゃないな」「Aさんが相槌打つところ、Bさんが頷くところを意識してしゃべってるな」と、思わせてくれるような空気感を作ってたりするんですよね。

でも、次に会ったときにはそうでもなかったりして「自分のことばっか喋ってるんじゃないよ」って感じたりするんですけどね。

やはり「ソリの問題」ですね。
時とか内容とか、聞く側の状態とか、いろんなものが作用してるんでしょうね。

会話中に同意を求められるの、キツい

会話の途中で「そう思わない?」「ねえ、ヒドくない?」などと、こちらに相槌だったり、同意する言葉を求るような話し方をする人っていますよね。

僕、あれが苦手なんですよ。

前項で書いたように「問わず語りで、延々と自分のことを話す人」は、ときどきピタっとハマることがあるので、ちょっとしたワクワク感を得て、居住まいを正すようなところがあるのですが、これはダメです。

こうして書きながら考えてみると、前者はハマる場面を体験したことがあり、後者はなかったというだけのことで、これまた「ソリの問題」なのかもしれませんけどね…。

とにかく、同意を求める話し方をする人が、苦手なのです。

これ、なんなんでしょうね? おそらく、思いを共有していることを確認することで、安心したり満足したりしたいだろうな、とは思うんですけどね。

それでも、話の内容がその人が好きなことだったり、これからの人生の展望だったりであれば、話の端々で同意を求められても「そうね」「なるほどね」と応じることくらい苦にはならないのですよ。

そもそも、求められなくても同意する場面では、僕のタイミングでそういうシグナルを送りますからね。

ただ、同意を求める話し方をする人に限って、他人やらチームの批判だったり揶揄だったりすることが多いような気がしているのですよ。

こちらの意見を求められるのであれば「僕はこう思いますよ」と伝えれば済むのですが、延々と同意を求めながら話されると、結構キツいのです。

できれば「ちゃんと聞いてますから、テキトーにしゃべってください。僕の意見は後からいいますからね」と伝えたいのですが、そういう話し方をするのがその人のリズムになっちゃってるような気もしますしね。

「まあ、テキトーに合わせといたほうが、結果的に早く済むかな」と感じるのです。

だから、上手い対処方法が見つからないまま「そうっすね」「なるほどっすね」みたいな曖昧な相づちでごまかすことになります。

みんな「同意を求める話し方」をするんですけどね

「その人が友達ならば、ちゃんと指摘してあげたほうがいいよ」という場面なのでしょうが、残念なことに、そういう人とは友達にならないのですよ。

だから、それほど親しくない人だったり、仕事で偶然同じチームになった、まあ「二度と会わない人」か「顔見知り」程度の人が相手のケースがほとんどなのです。

「テキトーに流す」という対処方法がベストっちゃあ、ベストなんでしょうかね…。

ただですね。僕が「同意を求める話し方」をやらないかというとそんなことはなくて、やってる場面があるのですよ。
僕のみならず、たいていの人はそうだと思うんですけどね。

たとえば、前提条件の共有ですね。

「今回担当になった○○さんって、途中でスケジュールの短縮を求めて来がちじゃないですかぁ?」みたいなことを全員で認識していて初めて「みんなで、ちょっとゆっくり目に作業期間を見積もろう」みたいな合意ができるようなケースです。

意図的に事実誤認を含んだ設定づくりをすることもありますよね。

「月曜が打ち合わせだと△△さんは、必ずダサいカッコで来るじゃないですかぁ?」みたいな。
本人が「は? そんなワケないじゃん」と返してくるのか? 「そりゃ月曜なんだから、ダサいに決まってるでしょうよ」と返してくるのかで、話の展開が変わってくるパターンですね。

真面目な身繕いの話になることもあれば、アホアホ話として展開していくことも…。

つまり「同意を求める話し方」はみんながするものではあるのです。
問題は「頻度」とか「しつこさ」なのでしょうね。

そして「意図」ですかね?

そこに「共犯者づくり(あなたも同意してたじゃない)」的な意図を感じるときには「そういうのに巻き込まないでくれよ」と感じますし、他人が自分の話に頷いてる姿を見て安心したがってるような意図を感じたときには「なんだよ、メンドくせえな」と…。

他にも「自分が聞きたい意見を言わせようとしてるな」みたいな意図を感じることもありますかね。

まあ、テキトーに流して、あまりにもウザ過ぎたら、距離を取るのがイチバンなんでしょうね。
答え出てましたね。

逆に僕が、知り合ったばかりの人が発した「そう思いません?」に反応して、「うわっ、こいつ同意求めてくるタイプのヤツじゃん。こいつと話すのヤだな」と神経質にならないことの方が肝要かな、などと思うのです。

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