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行動してみてから話し始めるしかないと思う

2018.08.30

こんにちは、萩ドットライフ()です。

「起業しようと思ってるんです」っていう人に世間は冷たいですよね。会社を辞めることや、起業することの是非に冷たいんじゃなくて「クチで言ってるばかりじゃなくて、さっさとやれよ」ってことなんですよね。真剣なアドバイスがしにくいんですよね。

行動しないと何も見えてこない

逆に「起業したんですが、早まったんじゃないかと公開してるんです、全然思ってた通りにならないんです」っていう人には「ちょっと話聞かせてくれませんか?」「僕がやってきたことが、もしかして参考になるかも」ってアドバイスをしてくれる人がいたりしますよね。
行動し始めると、とたんに世間は優しくなるんですよね。

そりゃそうと、先日「アドバイスって役に立ちませんよね」って記事を投稿したばかりなのに「アドバイスしてくれる人がいて、世間は優しい」みたいなことを書き始めましたが、まあケースバイケースってことです。
自分で書いてる文章に、考え違いや矛盾が多く含まれることは重々承知しながら書いています…。我ながら「ひどい文章だな」とは思っているのです。
僕自身も、この記事の本題である「とにかく手を動かす、行動する、ショボいものでもいいからカタチにする」を始めてる最中なのです。

「やろうと思ってる」「考えてる」って人は多いのです。最近は、滅多になくなりましたが独立して10年くらいは「話を聞いて欲しい」ってことが多かったですね。

考えることが目的化しちゃうと、手が止まりますよね

いま僕が言ってる「地方移住」や「セミリタイア」も全く同じで、昔僕に相談してきた「独立したい」「起業したい」な人たちと同じフェーズにいるんですよね。
だから、僕はこのことを、あまり他人に話していません。

9月の終わりから、萩市と東京を行ったり来たりするつもりで、まず初回分の航空券は用意しています(参考:「萩に帰るきっかけを失ってる」)。
月のうちの前半を萩市、後半を東京で生活&作業することを始めます。

「ああしたい」「こうしたい」ばっかり、妄想を続けてると、それはそれで楽しいんですが、そこで手が止まっちゃうんですよね。
僕がこうしてブログを書いてるのもそうなんですが、自分の計画を他人に語ることが目的化しちゃうんですよ。
これ、他人にとってはとても迷惑なことだと思いますし、必要な情報源を断つことにも成りかねないのです。

僕は「起業するする」言ってたけど、一向に行動しない人とはいつしか疎遠になりましたもん。
その人の話を聞いて、我がことのように悩んだり、解決策を提案したりすることがだんだん苦痛になっていったんですよね。

「とにかく話を聞いて欲しい」ってやめてほしい

僕も、秘策とか、誰も知らないショートカットとか知ってるわけじゃありませんから、まあ普通のことしか言わないわけです。
どうしても「普通のことを、延々とやり続けるのがベストですよ」「そして普通に改善し続けるんです。しつこくしつこくやるんです」みたいな、面白くもなんともない話になっちゃうんですが、僕は本当にそう思ってるんですよね。

そのときは「実は私も同じことを考えてるんです」「全く同感です」みたいな話で終わって「きっとうまくいきますよ、頑張ってください」「起業したら是非連絡くださいね、お祝いしますよ」で別れるんですね。

そしてしばらくすると「話を聞いて欲しい」と連絡があるんですね。
「お、独立されましたか?」と聞くと、まだだという。
で、実際に会って話を聞いてみると、前回と同じような話を繰り返してる。僕も同じ話を繰り返すしかないんですよね。
最初は「あれ? もしかして、ちゃんと伝わってなかっかな?」と、話す順番を変えてみたり、例え方を変えてみたりしてたんですが、これが3回4回と続くとさずがに「あ、この人『起業したい』って話を他人に聞いてもらうのが目的化しちゃってるんだな」って気づきますよね。

「そこまでお考えなのですから、やるか、やめるかの決断時じゃないですか?」と聞いても「いや、まだいろいろ考えてる最中なんです」が延々と続くのですね。
そりゃだんだんと疎遠になっていきますよね。付き合いきれませんもん。

我が振り直してる最中なのです

クチばかりで実際に行動しない人とコミュニケーションをとるのは、すごく苦痛に感じますよね。できるならば、できるだけ関わり合いになりたくないように思うのです。
でも自分が「あれたりたい、これやりたい」ってなってるときには、他人に聞いて欲しくなるのも事実です。「相談したいんだけど」って言いたくなることもありますし、実際に何度かそうしています。
「あれ? もしかして、いま自分が『クチだけ』になってないか?」「まさに『やってから言えよ』なヤツになってないか?」と思うことも多々あるのです。

「聞いて欲しい」も「相談したい」も一部の親しい人たちの範囲内を一巡させたら、あとは自分でやってみるしかないんですよね。
あとから「なんで相談してくれなかったの?」って責められるくらいでちょうどいいんだと思います。

他人のことを指して「あなた、いつまで経ってもクチだけじゃん」と批判するのは簡単なのですが、大切なのは、自分がそうならないように意識し続けることだと思うのですね。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。