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人生の「ノイズキャンセリング」機能を求めてる

2018.09.02

こんにちは、萩ドットライフ()です。

ずっと言語に落とし込めない感情があって、年々それが貯まっていくんですよね。ホントは人生の要所々々で、それらを掃除する工程が必要だったのでしょうが、僕はずっとサボってきたように思うのです。だからこそ「セミリタイア」が必要だと思うのです。

「やりたくない」ことの棚卸しをする

「やりたいこと」って、実はあまり明確ではないのですよ、ずっとそう。たぶん、みんなもそうなんじゃないでしょうかね?
子供の頃から「やりたいことを見つけなさい」とか言われますけど、そのとき、その場で、流行ってることとか、話題になってることを考えちゃうんですよね。50歳を超えたオッサンでも、それは同じです。

僕、フリーのデザイナーになって20年以上経ってますが、これは「やりたいこと」ではありましたね。「フリーの別の職業」でも「会社員デザイナー」でもダメでしたね。「フリーのデザイナー」がやりたかったんです。
でも最初っから「やりたい」だったワケじゃなくて「デザイン以外の仕事頼まれるのイヤだな」とか「電車乗って会社に通うの苦痛だな」とか「『萩ドットライフ君も、たまには営業に出るべきだよね』って言ってくるオッサン死ね」とか、いろんな「やりたくない」を削ぎ落として抽出したような感覚を持っています。

「やりたくない」がいっぱいあることを前提にしないと、「やりたい」って見つからないんじゃないですかね?
徹底的に「やりたくないこと」を意識して、考え抜いて、引っ剥がした先で「やりたいこと」が見つかるのならば、すごく苦痛な作業ですよね。

残念なことに、大好きだった「フリーのデザイナー」で居続けることに苦痛を感じ感じ始めてるのですよ。
20数年の間に「やりたくない」がこびりついてきてるような気がするのです。
「フリーのデザイナー」が、「やりたい」こととして再抽出されるのか? まるごと「やりたくない」リスト入りしてゴミ箱行きになるのかは、わかりません。
とにかく一度「やりたくない」ことの棚卸しをする時期が来ているように感じているのです。

自分を肯定できなくなってる感じがある

自分の職業に苦痛を感じながら、それを続けているとバテるんですよね。これ、とても良くない状態だと思っています。
「オレ、バテてるな」って認識できてる内ならばまだ変化できるはずのです。
それが「バテてる」とさえ思わなくなってくると、一気にサドンデスを迎えることだってあり得ますからね。とにかく現状を把握できてるうちに、対応したいと思って「セミリタイア」などと言い始めてるのです。

おそらく、認識できてない「やりたくない」をたくさん抱えているのだと思うのです。
認識できていないがゆえに、修正点を改善する作業ができないのです。
フリーのデザイナーになって、20年以上経過していますが、未だに「走りながら修正作業を続けてる」真っ最中なのです。ちょっとしんどくなってきました。

好きなことをやってるはずなのに、しんどくなってくると「あれ、オレこのままで大丈夫か?」って疑問を感じるようになりますよね。
「なんか間違ってるんじゃないのか?」「年齢的な衰えか?」などと、自分自身を肯定できなくなってくるのですよ。

「とにかく休むしかないだろうな」と感じています。ストレスの根源がわかっているならは、それとの距離を取る作業も同時にできるといいのですが、なかなか明確にはならないのですよ。
一度休んで、しっかりとモノを考えられる自分にリセットするのが一番なのです。その上で問題を見つめ直せばいいと思っています。
しんどいときは何を考えてもダメなんですよね。

ちゃんとモノを考えられるアタマする

人間関係はとても心地よい状態だと認識しています。レギュラーメンバーとの関係は長いですね。それがどういう効果をもたらしてるかは謎ですが…。
ただ、一定期間、不快な人間関係を続けなければならない状況に陥るケースは、ここ数年で激増しています。
「完全リモートワーク化」のために、間にディレクターを立てる仕組みにしてるのですが、これが功を奏して、不快な人との直接のやりとりを避けられる体制にはなってるのではありますが、間接的ではあっても「不快な人」の存在は感じるので、キツいといえばキツいですね。

このあたりも、一旦「棚卸し」にかける必要があるのだろうと思っています。
「好きな人が連れてきた人が、不快な人だった」場合、好きな人に遠慮して不快な人と付き合い続けるなんてバカらしいですもんね。好きな人ごとゴミ箱行きにするしかないのです。
その後「不快な人を連れてこない、好きな人」として再登場すれば、そこで人間関係を再構築すればいいのです。

もう自分では、何がノイズだかわからないんですよ。
すべての音がそれなりの意味をもってますからね。その意味を自分に結びつけようと思えば、いくらでも「必要な音」として認識できちゃうんですよ。自分にとって大切な音に濁りを与える音だったとしてもです。

「ちゃんと休んで、ちゃんとモノを考えられるアタマする」それをやる時期なのですよ。
でも、今のままだと「ちゃんと休むってどういうこと?」「今でもモノを考えてるじゃん」と思ってるので、環境を変えるしかないんですよね。だから「セミリタイア」なのですよ。

「セミリタイアって、具体的にどういうこと?」に関しては、今んとこ「山口県萩市への移住」と「完全リモートワーク」が決定事項です。あとは、実際にセミリタイアしながら修正作業を続けます。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。