「お前のためを思ってる」って言うやつ苦手

最終更新日：2018年07月28日

• Tweet
• 
• 

聞いてもいないのに持論を展開しないでください

概して、僕が自分の状況を変えようとしてるときでしょうかね。
「お前のためを思ってるからこそ、こんなこと言ってるんだぞ」みたいな感じのことをいう方と出会うことがあります。
「どう思います？」なんて相談してないし、同意すら求めてないのに。

大きくふたつパターンがありますね。否定形と肯定形。

前者は「そんなに甘くないよ」「成功の見込みはあるの？」「そんなことして失敗したらどうするの」などなどですね。
わかりやすい例が、会社をやめて独立するときとかでしょうか。僕が会社をやめることで、自分の評価が下がったり、業務量が増やされることが予想される人たちがそういうこと言いがちですかね。
他人が夢に向かって一歩踏み出すことが、嫌で嫌で仕方ない人ってのもいたかもですね。そう口にされたわけじゃないから、僕が勝手に感じ取っただけなんですけどね。
このケースは「あんた独立どころか、転職すらしたことないんだから、オレに対してアドバイスできるワケないじゃん」で話は終わりですね。

後者は「ああしたらいい」「こうしたらいい」みたいな俺様アイデアを延々と展開してくる人ですね。
「おっ！　いいじゃん」「応援するよ」みたいな話から始まるものですから、こちらも一瞬「理解者現る」って嬉しくなっちゃうんですね。
で、聞いてると、その人の思い込み混じりの見解を延々と展開してきて、挙句の果てには「キーマン知ってるから挨拶した方がいい」みたいな話にまで発展する勢いで……。

ん〜とね。そこまで踏み込まれたくないのですよ。ガッチリした相談したいなら、そういう前提で席を設けますし。
まずは、みんな自分で判断したいんですよね。
例えその人のアドバイスめいたものを参考にしたとしても、自分で決めたものじゃない以上、どうも気が乗らないだろうし、上手くいく気がしないんですよね。結果、上手く行かなかったとしても、その人のせいにするワケにもいかず。
逆に上手く行っちゃったら、それはそれで「オレのアドバイスが効いてよかったじゃん」などと、恩着せがましく纏わりついてきたりするとサイアクですからね。あまりいいことはないですね。

それマウンティングの一種ですよね

僕の想像ですけどね。
目の前に自分の意見を聞いてくれてる人がいるって状況に酔っておられるんでしょうね。「お前のため」って間（あい）の手みたいなもんですよね。相手に向けていってるんじゃなくて、自分の酔いをさらに深めるための。
「アドバイス聞いてるこいつよりも、アドバイスしてるのオレ方が上」それをきちんと伝えるためのワードが「お前のため」なんだと思うんですね。

「誰々さん知ってるから挨拶した方がいいよ、オレが繋ぐよ」も同じですね。

タイトルに「苦手」って付けましたけど、本当は「クソ」だと思ってるんですよ。
理由は「時間の無駄になるから」です。

同様に、複数人で何かを始めようとするときに、メンバーの中に「誰々さん知ってるから、相談してみようよ」っていうヤツが混ざることがあります。僕は、これにも同じ印象持ちますね。
周囲にいる「何かあったら相談してきてよ」っていうキーマンアピールのヤツとか…。
この辺は追々、自分の意見をまとめようと思います。

とりあえず、こういう人たちとは距離を取ることが一番なんだろうと思います。
「人脈の断捨離になってよかった」くらいの気持ちで、関係を絶つことにいたしましょう。

我が振り直さないと

ここまで書いてフと「あれ？　オレ他人にそんなこと言ってないよな」と思い返して見ました。
僕もオッサンなので、そういうこと言いたがり世代なのですよ。

記憶を束ねた結果、僕は「自分で思うようにやったらいいじゃん」「オレに聞いてもなんの役にも立たねえよ」派ですね。過去にこういうこと何回も言ってます。
相談相手になりゃしません。
結局判断するのは、コトを起こす本人なのですよ。その判断をしたことが最も重要で、成否は二の次だと思っているのです。
失敗したら「こういうやり方したら失敗した、ということが分かった」でプラス１なんですよね。
他人の意見聞いて成功したとしても、その「１」は得られないのです。

そりゃね、他人が自分のいうことを聞いてくれたら、嬉しいし可愛く思いますよね。逆に、僕の言うことを一切拒絶されたら「なんだコノヤロ」とも思います。
ですが、所詮他人なんだから最後まで付き合い切ることなんてできないのだから「思うようにやったらいいじゃん」でいいと思うのです。
あまりにしつこく意見求めてくるようだったら「オレの意見は、オレが、オレのタイミングで、オレのいたフィールドで得た意見に過ぎないよ」「絶対に丸呑みするなよ」って前置きしてから話しはじめますね。
そんときゃ、ちょっとくらい偉そうになってるかもしれません。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。