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ギブ・アンド・テイクについて考え方を整理する

2018.08.18

こんにちは、萩ドットライフ()です。

「ギブ・アンド・テイク」でググってみたら、「与える人こそが成功する」とか「ギブ・アンド・ギブ」とか出てきて、みんな同じこと考えてるっぽい感じがしますね。僕もそんなふうに思ってたんです。とりあえず、僕は僕なりの文章で書いてみますね。

ギブ優先で考えています

みなさん大体「こちらから先にギブをせよ」と主張されてますね。僕もまったく同感なのです。
僕は「ギブ」から入った方が、新しいことを始めやすいと思っています。誰かから「テイク」するよりも「ギブ」するほうがハードルが低いんですよね。
モノやサービスを「売る」よりも「買う」方が簡単なのと近い感覚かもです。

そして、人は自分に何かを与えてくれる人を大切にしようとしますし、たくさんコミュニケーションを取ろうとしますので、新しい場所に馴染むスピードを上げてくれると思っています。
「ギブ」から始めたほうが、その場でのポジションを得やすいのです。まず「自分より先にその場にいる人たちから認められる」状況を作ることができるのですね。

付き合う人を見極める

僕が「ギブ」を繰り返していると、次第に周りの人々、もしくは相手は、僕の「ギブ」応えようとしてくれます。「ギブ・アンド・テイク」が始まるのですね。
その状態になると、こちら側にもデータが集まってきます。それをもとに他人を分類し、振る舞い方を変えなくてはいけません。
際限なく「ギブ」を繰り返すことはできないからです。

他人を思いやり、手助けをし、相手にとって何がベストなのかに気を配ることは大切です。ただそれは、相手が自分にとっての「ギブ」をなしてくれる、つまり僕が「テイク」できる場面があることが前提になるのです。
優先すべきは他人よりも自分にあります。他人を優先して、生産性を損ない、成果に悪い影響を及ぼすわけにはいかないのです。

したがって「テイク」を生み出す人には「ギブ」を続け、僕から「テイク」するだけの人とは距離を取る必要があります。この見極めも、こちらからの「ギブ」を優先したほうが、見極めのスピードは速まるのですね。
自分の方が多く「テイク」しようなどとは思わないのです。受け取るより多くを与えても全く構わないのです。
ただ、決して自分の利益を見失うことはせずに、いつ、どこで、どのように、誰に「ギブ」すべきかは、しっかりとコントロールしたいのです。

テイクだけを求める人々

一方的に「テイク」だけを得たがる人って、世の中にたくさんいるんですよね。
その人達は「仕事ができる」「交渉が上手い」などと自己評価してたりするので、けっこう厄介なことが多かったりしますよね。味方になっても、敵になっても鬱陶しい存在になりますね。
すぐに思いつくだけでも「すぐに値切ろうとする」「嫌な役割を他人に押し付ける」「称賛されている他者を妬む」などなどでしょうかね。

なるべく早いタイミングで「テイカー」を発見すべきです(※本来、テイカーとは「受け取る人」のことですが、この文中「受け取るだけの人」という意味合いで使っていきます)。
発見が遅れれば遅れるほど、距離を取ることが困難になりますから、ある程度の損切りもやむなしかと思いますね。
実際は「テイカー」の見極めって難しかったりしますよね。
100%テイカーって、なかなかいないですからね。他所に行ってテイクしてくる分、仲間内ではギバー(与える人)っぽい振る舞いをすることもあるのです。

サラリーマンの方で、経営者がテイカーだったら、すぐに逃げたほうがいいと思います。
だって「退職」という、絶対にテイカーから逃げる方法があるのですから。躊躇なく行使すべきだと思います。
前述の通り「距離を取れ」が正解だと思いますよ。テイカーが心を入れ替えてギバーになるなんて、考えられません。彼らとのコミュニケーションに要する時間と労力は、別のものに向けられるべきなのです。

もう一度「ギブ優先で考えています」

「自らギブします」という言葉に中に「オレはテイカーにならないよ」という意味も持たせて考えるべきだと思うのです。いつもギブばかりしているお人好しではなく、常に「自分がテイカーになることを戒め」「テイカーを見つけたら速やかに離脱する」ということを意識し続けるためにも、ギブすることを考え続けなければならないと思っています。

実際に得られる見返りの有無よりも、自分がそう考え続けてるということのほうが大切な気がします。
そして自分がギバー的振る舞いを続けていれば、周りに「ギバーでありテイカーである人」が増えてくるような気がするのです。気持ちよく「ギブ・アンド・テイク」をできる場にポジションを得られると思うのです。

と、ここで、ちょっと書き詰まって「ギブ・アンド・テイク」についてググっていると、同名の書籍にめぐり逢いました。
GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代 三笠書房
という本で、著者のアダム・グラントという方が、

人間の3つのタイプである

  • ギバー(人に惜しみなく与える人)
  • テイカー(真っ先に自分の利益を優先させる人)
  • マッチャー(損得のバランスを考える人)

    と分類されているようです。ここまで僕が書いた文章と、ちょっとニュアンスは違うかもですが、この「マッチャー(損得のバランスを考える人)」。
    これなんですよ。この言葉を知らなかった。

    このアダム・グラント氏の書かれた「ギブ・アンド・テイク」という本、英ファイナンシャルタイムズの「2013年ビジネス本大賞」で高評価を受けてるようです。
    もしかしたら、この本に影響を受けた方々がいろんなところで発信されてて、それを目にした僕が「ギブ・アンド・テイク」について考えをまとめはじめ、今日こうしてブログ記事を書くにあたって、いろいろ調べた結果、ネタ元に辿り着いたということなのかもしれません。

    僕は「自分がギブ優先で考えてると、テイカーを排除して、マッチャーの多い場を作れることができて、快適ですよね」みたいなところに話を落としたかったんです。

    生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。