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とりあえずやってみる習慣

2019.09.06

こんにちは、萩ドットライフ()です。

「とりあえずやってみる」って大切だと思うのです。力不足を感じるかもしれないし、恥をかくかもしれません。それでも、自分で思いついたとおりに、いろんな体験・経験をしてみたほうが人生楽しいはずなのです。この習慣を失いたくないのです。

交互にやってくる感情

セミリタイア生活をはじめて以降、

  • 「セミリタイアやってよかった。快適で楽しい」
  • 「ホントに仕事しててよかったんだろうか? やらかしちゃったか?」

が、交互に押し寄せてくるのです。

「快適で楽しい」期は、このブログ記事も「将来、あれやりたい」「こういうの楽しそう」という内容になりますし、「やらかしちゃったか?」期には、延々と自分の行動を正当化するような内面的な記事を書くことになります。

なんとか心の安定を保てるのは「少々失敗しても、死にゃあしない」と思えるからなのです。

そして「死にゃあしない」の根拠は、資産です。
「贅沢さえしなけりゃ、これから先、メシに困ることはないだろ」と思える程度の金融資産と不動産を保有しているからなのですね。お金って大切です。

僕はこのブログ内で、セミリタイア生活を始めた今と、フリーランスになった20数年前の僕自身の精神状態がよく似ているということについて触れています。
ただ、一番の違いがこの「お金」の部分なのです。フリーランスになった当時、僕は100万円程度しか持っていませんでしたから。

フリーランスになったときも「オレの選択、間違ってない。天才」と「もうダメだ、人生詰んだ」の繰り返しでした。
「どんどんお金が減っていく。明日のご飯どうしよう、家賃どうやって払おう」「全然仕事もらえない、社会のみんな冷たい」よりも、自分自身の感情の上下のほうがキツかったですね。

とりあえずやってみる

僕は、20数年間にわたってフリーランスのデザイナーとして食ってきましたが、未だに「フリーランスになる方法」なんてわかりません。
だから、サラリーマンデザイナーの方から「僕も、フリーになりたい。どうすれば…」みたいな相談を受けても「辞めといた方がいいんじゃない?」と答えます。
(参考:フリーランスになりたいと言ってくる人には「やめとけ」と答えます

実際にフリーになって食っていく人って、基本「セルフスターター」だと思うのですよ。
勝手に始めちゃうし、人が「やめろ」って言っても「あっそ」って流しながら、やっちゃうものなのです。

だから今、セミリタイア生活に入っているのも「とりあえず、やってみるか」で始めてるのですよ。

僕、今50代半ばなので、半世紀以上生きてきているのですが「やるか、やめるか迷ったら、やってみる」で、概ね正しいような気がしています。

そりゃ、細かく考えていくと「取り返しのつかない…」とか「命に関わる…」とか早合点を阻止するための言葉はたくさんありますし、手当たり次第になんでも「やってみよう」だと、疲れて仕方ないのですが、そこは「選択と集中」とのバランスですよね。
自分で「オレはなんでもやってみる」と思ってても、無意識のうちに範囲を決めてたり、芯みたいなものを作った上での「なんでも」のはずなのです。

最初からチカラなんて足りているわけないのですよ。
「ママゴトだ」とか「お遊技だ」みたいなことを言われることもザラだったりするのです。

やってるうちに、だんだんとそれっぽくなっていくもんなのですよね。

よく「打席に立つ」という言い方をしますよね。まさにそれです。
そして、よく言われる「打率よりも打数」という言い方に、僕も賛成しています。

ピンチはチャンス

いろいろやってみる人生の方が楽しいと思うのですよ。
そして、ピンチに見舞われたときのほうが、自分は成長しているような気がします。

むかし「経営者は、ピンチであることを口にしてはいけないし、顔に出してはいけない」という言葉に接したことがあります。

僕は、フリーになってからの数年は、ホントにピンチだったのです。
「儲かってるふりをする」とか「見栄を張って踏ん張る」ってレベルではなかったのですよ。
ずっと「マジ、ヤベェ」「くっそピンチだ」ってずっと言ってました。
(参考:フリーランスになったころの失敗を記して、平成時代を後にしよう

そうすると、なんとなく他人が面白がってくれるのですよ。助けてくれるかどうかは、また別問題ですけど。
今から振り返ると「貧しくても楽しかった時期」って、ホントにあるんだな…と。

もちろん、その後食えるようになったからこその「楽しい思い出」なんでしょうけどね。

生存者バイアス付きではありますが「三振覚悟で打席に立ってみた。そしたら得るもの、あった」「そして、人生楽しくなった」ということなのですよ。

「食えるようになった」って、打率が上がってきたってことなんでしょうね。
空振りしないし、くさいボールは見送ることもできるようになるもんなのですよ。

そうなると、だんだんと楽しくなくなるのですよ。
ちょっとした「ピンチ」が欲しくなるのです。

よく「ピンチはチャンス」って言いますよね。
「逆境を乗り越えることで、自分を成長させることができる」みたいな意味ですよね。

そういう機会を自分で作りたくなってくるのです。

お金のことも考えよう

「食える」ようになってからしばらくは、失敗することが怖かった時期がありました。
40歳を超えてからは「この歳でやらかすの、なんかカッコ悪いな」と感じることも増えてきました。

そういう考え方を改めるきっかけになったのは資産(=お金)です。
冒頭で書いた「少々失敗しても、死にゃあしない」という状況を作れたことが、もう一度僕に「とりあえず、やってみるか」という気を起こさせてくれたのです。

たぶん、打席に立つ回数が多いほうが、人生は楽しい。
だから、意識的に「なんかやりたい」と思い続けなきゃいけないし、資産形成のことをちゃんと考えなきゃいけない。

失敗が怖くて、打席に立てなくなることが一番イヤなのです。この習慣を失いたくないのです。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。