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創作活動を続ける人生でありたい。仕事とか趣味とか関係なく

2019.11.16

こんにちは、萩ドットライフ()です。

自分が作ったものを他人に見せることって大切だなと思うのです。願わくば、尊重しあったり自分の創作活動の糧とするような雰囲気が醸成され続ける世の中であって欲しいのです。仕事とか趣味とか関係なく、そういう生き方が楽しそうだと思うのです。

妄想を始めた時点で創作活動は始まっています

僕はずっと創作活動を続けていきたいのです。

「創作」というと、しっかりした作品を作らなければならないような印象を受けますが、もっと日常的なことで「靴紐の結び方がきれい」とか「コーヒーを美味しく淹れられた」「洗濯物干しが完全なる水平に仕上がった」みたいな、どうでもいいんだけど、ちょっとした工夫をしたり、仕上がりの美しさに気づくことだと思うのですよ。

そうすることで、ちょっとずつ毎日が変わっていくし、成果物も姿を変えていくはずなのです。
そして、たぶん人生が楽しくなるはずなのです。

僕はいま、デザイナーを辞めて無職になっていますが、これからもずっと「作る人」で居続けようと思っているのです。

そういう技能をもっているかどうかとか、センスの善し悪しは置いておいて、まずはそういう姿勢でいることが、楽しさへの入り口だと考えています。

誰にでもできるし、誰にでも楽しさを感じられることだと思うのですが、どうでしょ?

このブログのあちこちに書いているように、僕は今、田舎に移住して「古民家再生をDIYでやりたい」などと考えているので、ずっとそれ系のYouTube動画を見漁っています。

「こんなボロ家買って、ああしようこうしよう」と妄想したり、登場する道具や部材の名前をメモしたり、ググって価格を調べたりしているのですよ。

まだ、1円も買物していないどころか、会員登録もしていないのに「モノタロウ」をものすごく見ています。

まだ準備段階にも至っていない状態なのですが、この時期がなかなか楽しいのですよ。

「こんなもの作ってみたい」「こんな工夫したら楽しそう」みたいなことを考え始めたら、すでに創作活動は始まっているのです。

この感触、デザイナー時代、「ビジネスとしての創作」をしているときには失われていました。
「これを味わい続けることを仕事にしたい」と思って、デザイナーになったんですけどね…。

創作物を他人の目に晒そう

僕がこうして毎日ブログを書いているのも「創作活動」なのですよ。
なかなか文章が上手にならないし、感動的な特異な体験もしておらず、淡々と自分の行動と思考を記録していってるだけのブログではありますが、そうなのです。

どんなにつまらなくても、ものを作る行為は創作活動なのです。

でも「僕はブログという創作活動をしています」って口に出すのはちょっと恥ずかしかったりしますよね。
「デザイナー」とか「クリエイター」なんて言葉もそうですが、どうしても職業的な印象が強いのでしょうね。

そういう用語を積極的に使うかどうかは別にして、みんなが何かを作って、それを見せ合うようになることって、とても素敵なことだと思うのです。

YouTubeのコメント欄やSNSでは、創作者を罵倒するような言葉もチラホラ見かけますが、作った人を尊重して、応援メッセージを送ったり、「自分ならこうする」「私もやってみたい」と自分が創作を始めるきっかけにしたりするような雰囲気が、今よりももっと広がるといいと思うのです。

今の時代、SNSやYouTube、ブログなどなどで自分の創作物を他人に見てもらうことがとても簡単にできるようになっています。

僕が20年以上前にフリーランスになったときとは状況が全然違っているのです。

その当時は、まだ自分の成果物を紙にプリントして手で持って行ったり、宅配便で送るのが主流でした。
Webに軸足を移してはじめて「URL送って」「キャプチャをメール添付して」で済ませられるようになったくらいです。

自分の創作物を誰かに見せる労力が格段に減っているのですよ。

仕事だろうが趣味だろうが。上手だろうが下手だろうが関係なく、何かを作って他人に見せることが当たり前の雰囲気になるといいなあ、と思うのです。

創作活動は楽しいよ

もしかすると、成長や加齢とともに「ものを作る」ことが困難になっていくのかなあ、などと思うこともあります。

想い起こしてみると、子供の頃は誰の目を気にすることもなく、絵を書いたり、ダンボールや木や布の端切れを組み合わせて工作したり、物語を作って遊んでいました。

それが年齢とともに、自分の創作物の出来不出来を気にするようになるんですよね。
そして「できの悪いものを世間に晒すわけにはいかない」と…。

そして、いつの間にか創作が楽しくなくなって、やらなくなっちゃうのかな?

創作活動を継続するためには、自分自身が「楽しい」と感じ続けることが必要なのですよ。

冒頭でも書いたように、僕はずっと創作活動を続けていきたいのです。
以降の人生を「仕事は娯楽」と捉えて生きていきたいと希望しているのです。
〈参考:セミリタイアの定義。仕事は娯楽(=生産的な趣味)

幸いにして、僕はずっとデザイナーを生業にしてきましたから、自分の創作物を他人の目に晒すという行為に慣れています。

少々の罵倒や嘲りに対する耐性も、若干は持っているように思います。
プロの現場でも(だからこそ?)、とんでもない角度から他人の創作物にケチをつけてくる人はいるものなのです。

でも、できることならば誰もが自分の好きなものを創作し、他の創作者を尊重しつつ楽しい人生を送れればいいのにな、と思っています。

僕は「人生100年時代」という言葉を真に受けているのですよ。
ずっとフリーランスだったので「定年退職」という概念はないし、基本、職業人でいることに喜びを感じる性格に仕上がっているのです。
なので、現在50代半ばなのですが、あと四半世紀程度は職業人として生きていこうと思っています。

ただ、加齢とともに心身は衰えますので、「楽しいこと」を生業にしないと持たないのですよ。
収入の多寡は置いといても「創作を続ける人生が楽しそうだな」と思っているのです。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。