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やるべきことは断片化させずに

2020.02.12

こんにちは、萩ドットライフ()です。

今回「もう古民家購入のこと、ここで決めちゃおう。これに集中しよう」と意気込んで萩市に移動してきているのですが、幸運にも恵まれ自分で思っていた以上に話が進んでいます。タスクを断片化させずに、ひとつに集中すると、物事は動くものですね。

「オレは何をしてるの?」ループに陥る

つくづく「オレってシングルタスクな人間だよな」と思っています。

去年の秋くらいに始めた断捨離が、なんとなく片付いた時点で「まあ、このくらいでいいか」って放置状態になってるのも、第二種電気工事士の資格を取るべく勉強していたのがいつのまにか止まっちゃってるのも…。

「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ」で、結局なにひとつ集中できなくなっちゃってるからなんですね。

以前「やるべきことを後回しにしない、を意識しよう」なんて記事を書いたこともありましたが、すこし軌道修正をする必要がありそうです。

Aに関心を持っていろいろやってると、Bのことが気になりだして、そこに「あっ! Cについていいこと考えた」と思いついたら、「おやおやDを放置してたらダメじゃん」を延々と繰り返しているのですよ。

僕は今、無職になって長期休養中なので一切のことに関して締切を設けていないのです。
(会社の決算とか、税金とかみたいなものは、しぶしぶながら予定通りにやってますけどね…)

なので、焦燥感に囚われることも、「これはマズいぞ」と急速にモチベーションが上がることもなく、ただダラダラと過ごし、定期的に「オレいったい何してたんだっけ?」ってなってるのが、今の状態です。

長期休養中だから、それでいいっちゃあいいんですけどね。

でも、無職慣れしてないせいなのかなんなのか? こういう「オレ、なにしてるの?」ループに陥ると、謎の不安感に包まれますよね。

こういうところ、本当にチキンなんですよ。
何かしら前に進めていないと、不安で不安でしかたないのです。

ひとつに集中したら、物事が前に進んだ

先日「他人の趣味と向き合う ― 萩市の古民家を買うことにしました」という記事を投稿したように、いま僕は山口県萩市に滞在していて、古民家を購入する手続きを進めているところです。

もともと東京と萩を行ったり来たりする「二拠点生活」をしているので、萩にいることは珍しいことではないのです。

今回は「不動産購入に集中する回にしよう」と思って移動してきました。

遠隔地から不動産を購入するのって、結構なパワーを必要とするのですよ。
ひと月に1回づつ内覧日を設けながら「あ〜でもないこ〜でもない」言ってると、どんどん日が過ぎていきますし「ヨシこれに決めた」と思っても、他の方と競合したりしますしね。

今回は事前に「空き家バンク – 萩市ホームページ」から数件ほど絞り込み「気に入ったら即決しよう」と思って移動して来ました。

そして、物件を内覧する日を移動日の翌日に設定しました。
できることならそこで決めて、萩に滞在している間に、できるだけ多くの「できること」を済ませたかったからなのです。

「ご案内ありがとうございました。東京に帰って検討して連絡しますね」ってことにしたくなかったのです。また決断が遅延することになりますからね。

で、内覧日当日に「この物件を買いますので、話を進めてください」ということになったのです。

移住支援員の方は「ひと晩くらいお考えになったほうが…」とおっしゃってましたが、こういうのって、直感で決めないと一生決断できないような気がしたんですよね。

そのまま目の前で「買いたいという方が見つかりました」という電話をオーナーさんにしていただきました。

ひとつ進むと、他のことも進むような気がしてくるのです

よく、ビジネス書とかに「やるべきことが複数あっても、あえて何かひとつに集中する。それが突破口になる」みたいなことが書いてありますが、なんとなくホントっぽいですね。

僕も50年以上生きていますので、過去にも何度かそういう経験、あったような気もするのですが過ぎたら忘れちゃいますよね。

いま改めて「これだよ。一点集中だよ」って思っています。
たぶんまた忘れるので、こうして記録しているのです。

話を戻すと、こうして古民家の購入が前に進んでいると、不思議と他のほったらかしにしていることも「なんとかなりそうだな。オレはできるヤツだもんな」という気になってくるものなのですよ。

そういえば「断捨離やるぞ」ってはじめて、大量の書籍と資料を捨てたときにも「オレはやればできる」って思っていたような気もします。
(参考:断捨離を実行することにします

冒頭で述べたように、その後は放置状態ですけどね…。

でも、やるべきことが目の前にいっぱいあるとき、断片化させずに集中したほうが物事は前に進むというのは、わりと真実だと思います。

そうそう。古民家購入の件ですが「遠隔地の不動産を購入するのはたいへん」なのは、前述のとおりなのですが、空き家バンクを利用して不動産購入をするのも、結構なパワーが要りますよ。

60代後半とか70代になって「余生は田舎で過ごそう」と、空き家バンクを眺めはじめて不動産売買に取り組むの、わりとツラいと思います。
間に仲介業者を入れて全部任せればいいんでしょうけどね。

あれは、決して仲介業務なのではなくて、売り主と買い主のマッチングシステムなのです。
基本的には連絡先を交換したら、当人同士で進める話なのですね。

僕の場合、たまたま現オーナーさんが当該物件を別荘として使っておられて、さらにたまたま僕が「買います」と意思表示をした翌日から萩に来られ、直接会ってお話ができたこと、その方がとても話しやすい方だったこともあり、1週間たらずで、かなり具体的なところまで話を詰められたことは僥倖でした。

また、同時に田舎の不動産にありがちな登記上のトラブルも発生しました。
この件については、まだ僕の所有物でもないし解決途中なので、現時点での言及は控えます。

ただ、萩市の移住支援員の方が不動産関連の知識に明るい方だったので、非常に助かりました。

この件につきましては、また追々。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。