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セミリタイア人にとっての、季節ごとのタスクと余白

2020.11.26

こんにちは、萩ドットライフ()です。

せっかくセミリタイアしたのだからと、タスクを詰め込みすぎると楽しくないし、セミリタイア人になった意味がわからなくなります。かといって、ずっとヒマだと焦るのです。バランスが大切なんですよね。そして季節によってもその感じ方は違うのです。

セミリタイア人にもタスク管理は大切

無職になってから1年以上が経過しています。

それでも、法人を所有したり経営したりしていますので、ときどき所有している会社の経営者からの相談に乗る係をしていたり、自分で経営している会社は、どんなに売上が微小化しても年末調整や決算は必ずやってきます。

無職といっても、毎週1日だけ更新業務に付き合わなきゃいけない運用案件がありますので、毎週1営業時間だけ拘束され、その中の5〜10分程度を労働時間に割り当てています。
それで毎月数万円の運用費を頂いていますので、ありがたいことです。

人に「ご職業は?」と訊ねられたら、その週1回の作業は勘定に入れずに「無職です」と言ってみたり、場合によっては、意識に加えて「セミ無職ってとこですかね?」とか「セミリタイア中です」とか言っています。

「対この人で、自分に関する話題をどこまで膨らませるかな?」で、瞬時に判断してるんですね。

その辺りの微細な労働は無視するとしても、その間ずっと何かしらのタスクと向き合ってきました。
職業人時代みたいにスケジュールに追いかけ回される感じではなくなりましたけどね。

常にゆったりとしたToDoリストを意識している感じです。

その間あいだにはスケジュールの余白があったりしましたが、この1年間を振り返ってみると、何かしらのタスクのあるときのほうが心に張りがあるような感じがしますね。

大ざっぱに、無職になってからこちら、

  • 萩に本移住するための家を探す
  • 見つけた家の売買契約をする
  • 東京のマンションを売却するために仲介業者を選定する
  • 内覧に来る人(見込客)を受け入れるための状態を作る
  • マンションの売買契約をする
  • 引越し業者を選定する
  • 引っ越しをする
  • 法人の本店移転業作業をする
  • 萩の家の設備更新の打ち合わせをして作業を依頼する
  • 庭の雑草を抜いて邪魔な木の枝の剪定をする
  • 自動車学校に通って運転免許を取る

などなどを消化してきました。

こうしてリストアップすると「ずっとガタガタしてたなあ」という印象なのですが、週のうち何度か誰かと連絡を取ったり、どこかへ出かけたり、何かを記入したりしてたくらいのものでした。

寝る間を惜しんで、みたいな状況になったりはしません。
ただ「今これやってるんだなあ」みたいなことを考えられることが、心の張りに繋がるんですよね。

たまに数週間の「なにもすることないな」という時間ができるととたんに「何かしなきゃ」と、ちょっとした焦りが生まれるんですよね。
貧乏性なのです。

冬はちょっと屋内作業を多めにしようかな

先日もブログに書きましたが、自動車免許の取得の過程がなかなか楽しかったのですよ。
50代半ばにして、自動車運転免許を取りました

50歳も半ばを過ぎ、誰かに何かを教わるとか、試験を受けて合否にヤキモキするとか、そういうのを定期的にやっていきたいと思っています。
そのうち「メンドくさっ。もういいや」ってなっちゃうかもしれませんが、とりあえず今はそう思っているのです。

なので、第二種電気工事士の資格を取得するべく学習をはじめました。
とはいえ教本は2017年度版を持ってるし、学習に適したサイトを発見してブックマークし、問題集アプリをダウンロードしただけなんですけどね。

「オレ来年の春過ぎくらいに試験を控えてるんだ」っていう状況になっておこうと思うのです。

クルマも中古車屋を営んでいる高校の同級生に発注しました。
「軽トラか箱バン、良さそげなやつあったら手配して。メーカーと色にこだわりなし」という雑な発注です。値段も彼の言い値をそのまま飲むつもりです。

クルマがやってくると、もう自転車に乗ることもなく、ホームセンターへ行って好きなだけ大型の資材を購入することができるようになります。

もともとは「古民家再生をDIYでやりたい」と思い、そのためのベースハウスとして購入した我が家なのですが、いまのところ「とりあえずワンシーズンはこのまま暮らしてみて、それからリノベーションプランを練り直すか」ということにしているのですが…。

クルマがやって来たら、ちょっとした改修くらいは始めるかもしれません。

ただ、これからしばらくは寒い季節が続きますので、ちょっとタスクを少なめにして、意図的に余白を多めにしようかと考えています。
寒いときにあまりやることが多いのって、イヤですからね。

この夏に体験した引越しのバタバタでコリゴリです。
これから先の人生、夏冬はタスク少なめで余白多め、活動するのは春秋にしようと考えています。

先日投稿した「意外と、こんなことが大切だったのかもね」でも触れたように、どの季節に何をやるかって、わりと重要なのです。

楽しさに影響してくるのです。

前述の第二種電気工事士の学習に関しては、この毎朝のブログ書きと同様に、1日のうちの数時間を充てる「暇つぶし」としてToDoリストに入れますが、家の改修についてはリストに加えずに「気が向いたときに気が向いたことを」ということにしておこうと思います。

道具だけ買って、それをニヤニヤ眺める日が続いても、ヨシと考えています。

タスクと余白のバランス

職業人だろうとセミリタイア人だろうと、タスクと余白のバランスって、とても大切なものだと思うのです。

タスクをツメツメにしてしまうと、生活全体からゆとりを失うし、なによりも楽しくなくなるんですよね。
かといって余白だらけでも、それはそれでストレスなのです。

とくに職業人時代に「余白だらけ」って、それ失職してるってことですからね。
俗に言う「干されてる」って状態です。

適度なタスクがあって、適度な余白があるのが一番いいのです。

良きにつけ悪しきにつけ偶発的な出来事って、この余白の部分で起こりがちですよね。
余白を設けがちなときって、心のどこかでそれを期待していることが多かったりします。

このタスクと余白のバランスを変えたくて、自分でコントロールしたくてセミリタイア人になることを選んだような部分もあります。

職業人だったときよりも余白の部分を増やしたいし、タスクの部分は自分の好きなことをシングルタスクで実施したいのです。

そして、季節によって自分の好きなように管理したいのです。
まだまだセミリタイア人になって日が浅いので、試行錯誤の最中なんですけどね。

とりあえず、冬は寒くてあまり動きたくないから、少し余白を増やそうと思っています。
萩に移住してから3ヶ月、ちょっと「あれやろこれやろ」が多かったような気がするので、少しクールダウンさせたいのです。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。