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機嫌よさそうにしとけば、そこそこ楽しく暮らせるんじゃない?

2021.02.22

こんにちは、萩ドットライフ()です。

自分の意見を通したり、他人を意のままにコントロールしたいときに「不機嫌」という技を使う人がいますよね。僕はそういう人、苦手です。おそらくですが、不機嫌な人よりも上機嫌な人のほうが日々の生活が楽しくて、幸福度も高いように思うのです。

久々に、怒ってる人を見ました

スーパーのレジで小競り合いをしていたのですよ。

小競り合いと言っても、お客のオバちゃんが一方的にまくしたてる、レジの人が「申し訳ありません、これはこういう事情で」と説明すると、オバちゃん、その場で不機嫌そうに黙り込む、そして「でも…」と、再びまくしたてる。

話の途中で小競り合いに気づいたし、ちょっと離れたところでそのやりとりを聞いていたので、内容まではちゃんと把握できませんでしたが、とにかくオバちゃんが不機嫌そうに黙り込んでる時間帯が、なんともいえずピリついた雰囲気なんですよね。

オバちゃんもその効果を分かっていて「不機嫌そうな沈黙」を作り出すために、まくし立ててみたり、話題をズラしてみたりを繰り返しているような印象を受けました。

そういえば萩市に移住してきて、公共の場で怒ってる人を見たのって、はじめてかもしれません。
全体的に人口密度が低いし、年寄が多い街なので、街なかが穏やかなのですよ。

活気がないとも言えるんでしょうけどね。

僕も、実際に暮らしてみて、さほど怒りを顕にするような場面に遭遇したことはありません。
それに、人々の表情がマスクで隠れていますから、言葉や動作が伴わない限り、感情が読み取れないことも影響しているかもですね。
(参考:もらい笑いをする機会が、めっきり減りました

そこそこ成功体験があったりもするのでしょう

不機嫌な態度を取る人って、おそらく意図的なんでしょうね。
パターンはいろいろで、ムスっと黙り込む人もいれば、会話の一つひとつに言わなくてもいい言葉を挟み込んだり、挨拶を交わすときの態度だったり…。

おそらく、そういう態度を取ることで自分が思うように事を回した体験があるからなのでしょうね。

他者に気を使わせることで、相手をコントロールし、それがなんとなくの上下関係になり、自分の意見が通りやすくなったり、自分が好みそうなことを相手に言わせたり、相手から忖度を勝ち取った経験が一度ならずあるのだろうと推察します。

冒頭のオバちゃんだって「では、今回はお客様のお申し出通りに…」って言葉を引き出そうとしていたのだと思います。

これが成功すると「決して無理強いしたわけじゃない、先方がそのように取り計らってくれたんだ」って正当性を得ることができるんですよね。

周りの人にとっては、すごくストレスなんですよね

職業人時代も、定期的にそんな人と出会ってたなあ、と思い出しています。

仕事の現場ですから、怒鳴り散らしたり、無言で席を立つような人は一度も見かけたことはないのですが、ムスッと黙り込んだり、顔を上げることなくずっと資料に視線を落とし続けるような人には、何人か会ったことがあります。

些末な言葉の定義にこだわって、会話の流れを分断する人とか、本質じゃないところに突っかかって、繰り返し話しを降り出しに戻そうとするような人も、今から思えば「不機嫌アピール」の亜流だったのかもしれませんね。

おそらく本人は誰かからのフォローを待ってから「それならば…」と話を展開させようとしているのかもしれませんが、座が嫌〜な感じになるんですよね。
「いったい、何なんだよこの時間は、面倒くさいな」って空気が流れるんですよ。

こういう人がひとりいるだけで、結構なストレスを感じますよね。

それが、決定権者だったりすると「それは本論じゃないので、別途改めてすり合わせましょうか」ってわけにもいきませんしね。

いつも不機嫌な人って、言ってることが「確かに、そりゃそうだ。いったんそこ整理しましょうか」って内容だったとしても、「またこれかよ。時間に解決してもらうしかないな」って、中身が注目されなくなっちゃうんですよね。

みんなが「この人と絡みたくないな」って感じになってしまうのですよ。

機嫌よくしてると、機嫌のいい人が集まってきますよ

僕は職業人生の大半をフリーランスで過ごしました。
いわゆる「出入りの業者」ですね。

なので、よっぽどじゃない限り、客先で不機嫌になることなんてできやしません。

スター先生とかになると、そんな態度の人もいるのかな? 噂レベルで「昔いた」みたいな話は聞いたことありますけど、概ね「不機嫌じゃない」同業者だったり仕事仲間が多かったような印象です。

いつも上機嫌かどうかは、また別の話ですけどね…。

僕はできうる限り、機嫌よさそうに振る舞うようにしていました。
そもそも、その原因は僕の外見にもあって、坊主だしヒゲ面だし、胸周り肩周りがちょっと張ってるしで、電車でもあまり隣に座ってもらえないビジュアルなのですよ。

なので、努めてニコニコしながら話していたし、当然、挨拶はこちらからしていたし、できるだけこちらから話題を提供するようにはしていました。

そうするとですね、他者にとって「こないだニコニコ話しかけてくれた人」という印象になるのですよ。
次回は、どちらともなく「おつかれさまっす」とか言いながら、自然に会話が始まるようになりますよね。

当然、相手の人も機嫌よさそうに話しかけてきてくれます。

ちょっとしたことなんですけどね。

これは、おそらくなのですが、不機嫌な状態で日々暮らしている人と、上機嫌な人を比べると、後者のほうが毎日が楽しかったりしませんかね?

いくら「不機嫌」を上手に駆使して、他人をコントロールできていたとしても、他人は集まって来ないし、本人的にも自分の主張を通すときに「不機嫌」以外の技を封じられてるし、あまり幸せそうな感じがしないんですよね。

それよりも機嫌のいい人同士で集まってワイワイしていたほうが、自分の言い分を通す機会は減るかもしれないけれども、そこそこ楽しく過ごせるような気がするのです。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。