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セミリタイア後の「個人成り」の損得を年金・健保の観点から考える

2018.08.09

こんにちは、萩ドットライフ()です。

法人を解散して個人事業主になることを「個人成り」といいます。「セミリタイアを機に、個人事業主になろうかな」などとも考えているのですが、その思考の記録です。金銭的に有利な方をえらぶべきだと考え、まずは年金・保険を比較してみました。

山口県萩市で比較します

国民保険料って、自治体によって違うんですよ。こういうのって、調べてみないとわかりませんよね。
こういうの「一番高い自治体は? 低いのは?」って気になりますよね。僕もすぐに気になりましたので、これどうぞ。

国民健康保険料 高い自治体(市、区) ランキング

収入の多寡や構成によっても違うみたいですから、一概に比較することは難しそうですけど「けっこう差があるもんだな」という印象ではありました。

で、僕はセミリタイア生活を山口県萩市で送ろうとしているので、この地の情報をもとに比較してみますね。
僕がググりながら導いていった数字ですから、そのままドンピシャというわけではないかもしれません。そのへん、お含みおきを。

視点は「個人が得か」「法人が得か」です

ご存知のように、個人事業主は「国民年金」「国民健康保険」に加入します。法人の場合は経営者であっても「厚生年金」「社会保険」に加入します。
この2つを比較してみようという試みです。

前提として、

  • 労働による所得:月額20万円
  • 賃料収入:月額20万円

とし、金融資産の運用益は参入しません。
賃料収入は、国民保険料の算出には影響しますが、社会保険料の算出には影響しません。

国民年金&国民健康保険

国民年金:月額16,340円
参考:平成30年度の国民年金保険料はいくら?

国民健康保険:月額60,533円
参考:山口県萩市の国民健康保険料を計算【平成29年度】にて、

  • 年齢:40歳〜64歳
  • 給与:0円(法人をやめたときの比較ですからね)
  • 所得:4,800,000

を入力して算出しました。健康保険任意継続はとりあえず無視しましょうかね。

合計:76,873円

厚生年金&社会保険

平成30年4月分(5月納付分)からの健康保険・厚生年金保険の保険料額表
より、標準報酬:20万円にて導きました。これ、法人と個人が折半するもんなんですが、両方とも僕自身なので、「全額」を記載しています。

全国健康保険協会管掌健康保険料:20,360
厚生年金保険料額:36,600

合計:56,960円

個人成りする必要ないのかな

こうして年金と保険料だけを比べると、法人のままのほうが得なような気がしますね。
国民保険料に給与以外の収入が組み込まれるのが大きいですね。僕の場合は不動産の賃料。
あと、いろんな要素がこれに加わってくるはずなんですよ。
たとえば、個人の不動産賃料からの収入からは、管理費や設備関係のコストを控除できたりするはずなんですよね。

「個人事業化したいな〜」という願望はあるんですよ。だから悩んで、こうしていろんな皮算用をするんですけどね。
なによりも、事務手続きが簡略化できるのが嬉しいですね。
確定申告なんかも、クラウド会計使って自分でやってみたいような気もしますしね。今は、個人も法人も税理士に依頼してるんですよ…。便利ではあるんですが、セミリタイアしたら、そういうのを全部自分でやりたいって欲求もあるんです。
マネーセーブもしたいし、知識欲もあるんです。

金融機関の口座もスッキリしますよね。銀行口座ひとつ、証券口座ひとつになってくれるのが一番ラクなんですけどね。
国民年金、国民健康保険にすれば、どっちとも個人の普通預金口座から引き落としができるんですよ、これもシンプルになってラク。

やはり法人のままのほうがメリット大きいかな

法人の場合は、法人の県民税(均等割)が発生しますね。山口県は年額21,000円(資本金1,000万円以下)です。
参考:山口県/税務課/法人二税・法人県民税
これ、東京だと70,000円なんですよ。全然違うな…。これ合ってる? なんか見逃してるかもしれない。
でも「法人県民税を負担したくないから個人成りする」って感じるほどの金額ではないですね。
あと、法人を持ってることで、事務の手間が増えたり、税理士に支払う手数料が増えたりしますね。
そして、法人のままだと、厚生年金と社会保険料の納付にpay-easy使い続けなきゃいけないし。銀行口座からの自動引き落としができないんですよ。

法人で有利なことと言えば、住宅ローンとか、給与所得者であったほうがいいこともあったりしますよね。住宅金融支援機構なんてそうだったんじゃないかな? ちょっと情報あやふやですけど。
あと、玄関に法人名を掲示してたほうが、訪問販売を撃退しやすいとかもあったりしますね。
個人であまりお金使わないし、個人と法人のお金の貸し借りも自由なので「役員報酬を月額5万円にしてみるかな?」とかも考えています。

こういうのってなかなか整理しないもんなんですよ

年に2回。個人の確定申告のときと、法人の決算のときしか税のこと(年金も健保も事実上「税」ですよね…)のことって考えないんですよね。そのとき税理士の説明を聞きながら「ほう、そういうことか」「ちゃんと考えないといけませんね」なんて思ってても、そのまま1年間が経過しますよね。
途中、予定納税ってのがあって「痛っ」てなるくらいですね。それもセミリタイアして収入減らしたらなくなりますね。手続きがシンプルになるのはいいことです。

この機会に、こういうのをちゃんと考えたいのです。
他にもいろいろと考えなきゃいけないことは多いのですが、とりあえず、こんな感じの頭の体操もしてるよ、ってことで記録しておきます。

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