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eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)が気になる

2018.11.10

こんにちは、萩ドットライフ()です。

「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」というファンド(投資信託)が運用を開始しています。僕は今、このファンドと同様に、全世界株式を投資対象とするファンドとETFを保有していますので、とても気になるのです。

保有ファンドはシンプルにしたい

僕は今、保有するファンドを「VT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)」と「楽天VT(楽天・全世界株式インデックス・ファンド)」の2つに集約しようという方針なのですよ。

参考:VTと楽天・全世界株式インデックス・ファンド に集中させつつあります

理由は、来るべき「取り崩し運用フェーズ」に向けての売りやすさです。いちいちリバランスを気にしながら売却したくないですもんね。
それでもVTと楽天VTの2本への集中を考えているのは「まとまった金額はVT」「購入手数料がもったいないと感じる金額は、楽天VT」みたいな考え方をしています(現時点で楽天VTをまとまった金額で買っちゃってるんですけどね…)。

とはいえ、2018月10月31日より、三菱UFJ国際投信によって運用開始されている「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | eMAXIS」はとても気になるのですよ。

まあ「何買おうかな」って迷ってるときが一番楽しいので、また何か新しいのが出てくれば「いいの出ちゃったなあ、こりゃ迷うなあ」って言い始めるんだと思うんですけどね。

とりあえず、今はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)に心揺らいでみようと思います。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の概要

投資対象 世界株式
ベンチマーク MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円ベース)
購入手数料 無料
信託報酬 年0.142%以内(税別)
純資産が500億円以上の部分…0.137%
純資産が1000億円以上の部分…0.132%
設定日 2018月10月31日
投資形態 ファミリーファンド方式
運用会社 三菱UFJ投信株式会社

現状、1本で全世界株式投資を行えるファンドの中で、最安コストの商品になっちゃいましたね。

楽天VT(楽天・全世界株式インデックス・ファンド)との比較

大きく2つ

  • 信託報酬
  • ベンチマークする指数

だと思います。

信託報酬に関しては、現在、楽天VTが0.2296%ですから「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の方がいいよ」と考えていいのでしょう。
ファミリーファンド方式のeMAXIS Slim 全世界株式に比べて、楽天VTは、ETFを運用する形態のファンド・オブ・ファンズですから、どうしても税金や手数料コストが高くなるようです。

その差が約0.09%。この差をどう見るかですよね。
保有している楽天VTを売ってまで乗り換える意味はないと思いますが、次から「楽天VTを買うべきか、eMAXIS Slim 全世界株式を買うべきか…」と悩むところではあります。

もうひとつの「ベンチマークする指数」の違い。
eMAXIS Slim 全世界株式の「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス」に対して、楽天VTは「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」に連動するように組成されています。

この2つの指数ですが、以下の特徴があるようです。

MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス

MSCIが、全世界の株式を対象として公表している指数です。
日本を含めて47カ国から構成される時価総額加重型の指数で、構成する国の国民総生産(GDP)は、全世界のGDPの90%を占めています。
大型・中型株からなり、約2400〜2500銘柄、全世界の時価総額の85%をカバーしています。

FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス

FTSE Russellが公表している指数ですね。
構成国数は47国、その構成国・比率もMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスと概ね同じようです。
ただし、こちらは、全世界の大型・中型・小型株を対象とし、構成銘柄は約7,700とACWIの3倍以上、全世界の時価総額の98%をカバーしています。

この2つの指数を見比べて、優劣をつけることは僕にはできません。
目をつぶって「どっちも全世界株式だし…」と同じように扱うことにします。

当面「eMAXIS Slim 全世界株式の方が、信託報酬が安い。その差、約0.09%」をどう捉えるか、ですよね。
前述の通り、保有している楽天VTを売ってまで乗り換える意味はないと思っているので、次回から乗り換えて、保有ファンド数を増やすか、僅差に目をつぶって「シンプルな保有」に向かうか…。

やっぱり後者。VTと楽天VTに集約させるという方針をキープしましょうかね。
よさそうなファンドが出るたびに乗り換えてたら、きりがありませんもんね。

ただ、これからもこうして新しいファンドが次々と出てくると思うのです。自分の方針は守りつつも、環境の変化には敏感に。新しい商品への興味は持ち続けて、反応しつつ、気になれば検討もし続けようと思っています。

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