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グルグルと、同じことについて考え続けてる

2019.06.06

こんにちは、萩ドットライフ()です。

ブログを継続していく上で、常に戦ってるのが「ネタ切れ」と「同じことを何度もネタにする現象」です。後者に関しては「思考の過程を記録しているのだから」と、肯定することにしています。文章の巧拙 よりも、きちんと考え続けることを優先したいのです。

このブログで記録しておきたいことは、僕自身の「職業人生の終末」なのです。
「終末」というと、引退間際のような印象を持たれるかもしれませんが、イメージしているのは、20年を超えてフリーランスのデザイナーをしてきた今「もう1回おかわりしてから、職業人生を終えよう」という、20年がかりのプロジェクトです。
(参考:「フリーランスの老後」をプロジェクト化

ずっと、このことについて考えるための切り口を探し続けているのですよ。

こうしてPCに向かってブログ記事を書いている「今の自分」の知識で答えが出るはずもありません。
いろんなことを調べたり、他人の考え方や意見と接したりしながら、少しずつ時間をかけてたどり着いていくような課題もあるはずなのです。
それでも「今の自分」が導き出した考え方は、その都度記録しつつ、モヤモヤした部分はそのまま「今後のテーマ」として残していってるのですよ。

つまり「考えるべきテーマ」は、増えていく一方なのです。
日々こうしてブログ記事を書きつつ(アウトプット)、興味の赴くままにインプットをし続けていれば、フと新しい切り口や新しい言葉がみつかって考えが前に進むのです。

このブログ、同じことばかり書いてるのです

僕は、現在の「職業・働き方」「生活環境」に疑問を持っているのですよ。
最初は「なんとなく、また違った生き方があるのかもな」くらいのことだったのですが、50歳になるくらいから、どんどん肥大化してきて、明確に自分の中に芽生えた好奇心として認識できるようになってきたのです。

このブログを開設することと並行して、新規案件の受注を停止して、だんだんとセミリタイア生活に向かったり、東京と山口県萩市の二拠点生活をはじめたり、ぼんやりとイメージした「なりたい自分」になれるように行動しながら、自分の心の中と「これでいいんだっけ?」と対話を続けている最中なのです。

これからどういう生き方をしたいのか、心の中では分かっているのですよ。
でも、うまく言葉にできないんですよね。
だからモヤモヤし続けてるし、ずっと切り口を探し続けてるのです。

結局「ちょっと切り口を変えて」「ちょっと別の表現で」同じことを、このブログ記事として繰り返し繰り返し書きながら、言葉を探し続けてるのですよ。
自分が納得する言葉になってないから、気持ちよく腑に落ちないのです。

言葉には、思ってることや考えてることをくっきりとしたカタチにしてくれる効果があると信じています。
だからこうしてブログを書き続けることによって、言葉探しをしたいし、言葉で伝えられるようになりたいのです。

たぶん、答えなんか出ないのです

このブログ、今月中に記事数が400を超えることは間違いありません。
1年近くの間、毎日投稿しているし、中には複数の記事を上げている日もあります。

雑記ブログの体(てい)を取ってはいるものの、記事のほとんどが「セミリタイア」「二拠点生活」「フリーランス」「老後」の話、そしてときどき「地域創生」「資産運用」「田舎暮らし」にまつわる話がテーマになっています。

このあたりが、50代半ばにして人生の転換期を迎えている僕がずっと考え続けてることなのですよ。

でも、同じことを繰り返し書いているのですが、過去の記事を読み返してみると、今と全然違う考え方だったり、解釈をしていたりするのですよ。
いち時期、連日あ〜でもないこ〜でもないと書いていたことをパタッと書かなくなったり、明らかに思考の解像度が上がってることもあります。

おそらく、このままずっと答えなんか出ずに、延々と考え続けるし、加齢とともにテーマもどんどん変わっていくのだろうと思います。

「考え続けることが大切」だということにしています

最終的には「考えてるだけじゃ仕方ない。できるだけ多くのことを実行しなきゃね」なのではありますが、そこに至る過程として、常に考える時間を確保し続けることはとても重要だと思っています。

こうしてブログを書きはじめて気づいたことですが、いつも何かを考えているようでいて、実はそれほどでもなかったりするんですよね。
自分の知識の範囲内で、テキトーに落とし所を作って処理してしまったり、ルーティーン(=継続)を重要視するあまり、思考停止してしまっていたり。

そして「言葉探し」を疎かにしているので、自分の意見にできていないことが多いのですよ。

僕はブログを書きはじめて「ああ、オレはこんなにも文章を書くことが下手だったのか」と知りました。
「とりあえず、毎日2,000字くらい書いていれば、そのうち上手くなるだろう」との信念のもと、1年弱、約400記事を書き続けてきたのです。

その結果、文章を書くことには慣れました。
毎朝起床後、テーマを決めて2〜3時間くらいかけて2,000〜3,000字くらいの記事を書くのですが、完全に習慣化しています。
ブログテーマを決めずに、別の作業をすることが気持ち悪くなっています。
朝ランや、他の作業との兼ね合いで中断することは平気ですけどね…。

ただ、文章が上手くなっているかどうかは謎です。数ヶ月前に書いた記事を読み直して、気持ち悪く感じる程度には、前進しているようではあります。

そして何より、ここまでブログと向き合って気づいたのが「ちゃんと考えることができてないな」なのですよ。

もしかすると、疑問を言語化することが上手くできていなかったのかもしれません。
僕は長年、デザイナーとしてメシを食ってきました。
デザインの目的は「問題解決」であることくらいは、認識できていたつもりだったのですよ。
「クライアントが何を求めているか」の咀嚼から仕事が始まりますから。

ただ、それをきちんと言語化するという作業は怠っていたと、省みざるを得ません。

問題点、疑問点を言語化しておくと、残るのですよ。
前述の

「考えるべきテーマ」は、増えていく一方なのです。

と同様に、そのときに思考が深まらなくても、答えが出なくても「考えるきっかけ」としてストックしておけるのです。

そして、書籍や他人のブログを読んだり、仲間との会話の中から、ちょっとしたヒントを得たときに、考えることを再開すればいいのです。
そしてまた、「ちょっと切り口を変えて」「ちょっと別の表現で」同じようなことをブログ記事と記録することになるのです。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。