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リモートワークの実施に関して、他人に与える印象

2018.09.27

こんにちは、萩ドットライフ()です。

月末から山口県萩市に作業場を移動することを、仕事上常時連絡を取り合ってる人々に伝えました。もともと2拠点生活を始めることは伝えてあったので、単純にスケジュールの告知に過ぎなかったのですが、なかなか興味深い出来事が起こったので記録を。

準備万端だったはずなのに…

完全リモートワーク状態に入ってから、半年以上が経過しています。
僕にとって、完全リモートワークというのは「完全リモートワーク化のための手間」でも書いたように、

  • 打合せ
  • 対面ミーティング
  • 定例会
  • バイク便
  • FAX
  • 固定電話への連絡

のような「物理的に拘束される業務」から一切逃れるってことなんです。
つまり、ネットさえ繋がっていれば、どこにでも住めるし、どこにでもいられる状態のことです。
この間、自由参加の打ち上げを除いて、仕事関係の人に一切会ってません。ただ、以前と変わることなく業務は続けています。
クライアントとの連絡は、僕とクライアントの間にディレクターを立てて、その彼が内容を咀嚼して、僕に指示をしてくれるカタチになっています。
どうしても、ミーティングへの出席や細かい電話連絡が増えますからね。

この体制で、3案件を公開し「クライアント側にも顔と名前を覚えてもらったし、広告代理店の担当者とのやりとりもいい感じだし、指示のタイミングや噛み砕き方もわかりやすいので、イケるな」と判断したので、今月末から東京と萩市に半々くらいの感じで作業場にする生活を始める決断をしたのです。

作業場移動のスケジュールを共有したときのこと

この記事を書いている前日に、仕事上で常時連絡を取り合っている複数人に、作業場を移動する旨、伝えました。
チャットワークで、

今週末の9月29日(土)から10月13日(土)のほぼ2週間、作業場を山口県萩市に移動します。
通常時との違いは、固定電話が連絡手段にならないことと、過去物件の素材にアクセスできないことくらいだと思います。
作業場が移動するだけで、とくに作業自体に影響があるわけではありません。

と。
すると、前述のディレクター氏から

ご連絡ありがとうございます!
A案件の追加作業を先方から要望されていますので、そちらだけお願いすることになろうかと思います。詳細メールしますのでまたご確認ください。

との返事が…。
そのとき「あれ? なんか感じが違うな」と思ったんですよね。

その後、ディレクター氏が広告代理店担当者やクライアント担当者に送ってるメールを見ると(僕もccで入ってますからね)、そのメール文の末に

※9月末から10中旬まで出張・外出が集中しており、ご連絡・作業等々が通常より遅くなります。期間中お手数おかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

という、但書が書かれていました。アリャリャ…。
ちょっとは予測してたから「作業場が移動するだけで、とくに作業自体に影響があるわけではありません」って付け加えたのに。

東京にいようが、萩にいようが、全く変わらない作業ができることを前提に万全を期してはいたのですが「出張」「外出」と解釈されちゃうもんなんですね。
作業場の移動を「特別なことだ」と思われたくないのですよ。

とはいえこの件、あまり大事と捉えておらず「ちょっと期待と違ったな」くらいにしか思っていないので、ディレクター氏と「どういう意味で、あの文書いたの?」みたいなコミュニケーションは取っていないのです。
だから、ディレクター氏本人が「出張」「外出」が多いのかもしれないのです。
僕のことであったとしても「作業場の移動」は、非日常なことなので、あらかじめ気配りをして、突発的なトラブルに対応するための予防線を張っておいてくれたのかもしれないのです。

まあ初回ですからね。回数を繰り返せば「いつもの移動か…」ってことになるんだろうと思っています。

制作会社の社長からは「作業場環境の整備・テスト運用っすね!」というメッセージが入り、「こっちにはちゃんと伝わってるな…」と。ちなみに、この社長も2拠点生活をしてる人なんですよね。
僕のように「作業場を移動しながらリモートワーク」ってわけではなく、2箇所に事業拠点があるからなんですけどね。

印象の距離

今回の出来事は「ああ、こういうこともあるのか」くらいの感じで捉えているだけで、まったく問題にしてはいないのですが、もともと「印象の距離ってあるだろうな」とは予測しているのですよ。
案件の発生地と作業地の距離ですね。
いくら東京にいるときとまったく同じ作業ができるとしても、一部の人は「萩ドットライフさん、田舎に引っ込んじゃったもんな」というイメージを抱いて、発注先を思い浮かべるときに、僕の名前は出てこなくなるだろうということなんです。

おそらく、もともとリモートワークから始まった業務提携ならば問題ないのでしょうが、僕の場合、ミーティングに出席し、制作会社や広告代理店のアタマ越しにクライアントと会話するようなスタイルを取ってきましたので、まずは「呼べば来る人」ではなくなる必要があるんですね。

そうそう。余談ですが、このスタイル、嫌う代理店担当者もいて「自分が知らないことをクライアントにしゃべるな」と。「ミーティングの前日に弊社に来て、下打ち合わせをして欲しい」と言われたこともありました…。「アホか?」と告げ(※実際には、もっと紳士的な表現です)、取引は1案件で終わりましたが…。

話を戻せば、案件の依頼が減ることは織り込み済みなのですよ。しかし、セミリタイアに向かっている今の僕にとって、それは好ましいいことなのです。
角を立てないように、自然に仕事量を減らしながら、

  1. 完全リモートワーク
  2. 作業場の2拠点化
  3. 山口県萩市へ移住
  4. セミリタイア

と移行していきたいと考えているのです。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。