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萩市の古民家を内覧してきた

2019.12.10

最終更新日:2020年07月29日

こんにちは、萩ドットライフ()です。

以前から関心を持っていた、萩市内の古民家を内覧してきました。まだ購入を決めたわけではないので、物件そのものについては伏せますが、初めて利用した「空き家バンク」制度のこと、古民家の実態を見た上で感じたことなどを記録しておきます。

物件そのものに関する話は、まだ心の中に

このブログ「萩ドットライフ」というタイトルにしているにも関わらず、まったく萩市にまつわることを記事にしていないのです。

先週末には「第20回記念維新の里萩城下町マラソン」なんていうイベントも催されていて、たいそう盛り上がっていたようなのです。
しかも僕が滞在している「萩の作業場」のすぐ近くがコースになっているにも関わらず、そういうものに参加したり見物したりして、記事にするようなことをしていません。

「そのうち萩に移住したら、そういうのを発信するローカルメディア作ってもいいな、楽しそうだな」とは思っているのですが、まだ「思ってるだけ」の状況です。
過去に「ローカルメディアについて考えてみる」という記事を投稿したことはありますが、数多くある「あれやりたい、これやりたい」のひとつに留まっているところです。

こんなのが、いっぱいあるのです。

このブログ自体が、セミリタイアして萩市に移住して、職業を作ったり新しいコミュニティに参加していく様子だったり、考えたこと思ったことだったりを記録し続けることが目的なのですが、まだ東京と萩との二拠点生活をしているだけの今は「序章の前半部分」に過ぎなくて、あれやこれやと妄想し続けているフェーズなのです。

ですが、たまには萩にまつわる話を。

先日「田舎に家を買う条件 ― 萩で物件探し始めます」という記事を投稿したのですが、とうとう気になっていた物件を内覧してきました。

その物件自体については、いろいろ感想はあるのですが、まだ「これ買います」と伝えたわけではいし、現オーナーさんの所有物だし、僕の他にも関心を持たれている方もおられるようなので、特にそこに触れることはいたしません。

初めて萩市の「空き家バンク」という制度を利用して、中古物件探しをし始めたところなので、そのあたりの記録と、僕の考えに与えた影響くらいの内容に止めようと思います。

現地まで車で連れて行ってもらえます

今回、まったく作法がわからなかったので「この物件を見たいです」とお伝えしたのが、割と街中にあって自転車で行ける物件だったのです。
市街地から車で10分程度の場所にある物件にも興味があったのですが「行き方ってどうするんだろ? 現地集合なら足が無いな」と思っていたのですよ。

事前に「自力で行かなきゃいけない? それとも車出して連れてってくれる?」と訊ねれば良かったのですが、いきなり「連れてってくれ」は不躾な気がしたし、他にもいろいろ聞きたいこともあったので「あれもこれも」で慌ただしくなるのも嫌だったのです。
とりあえず「まずは1件内覧することで、様子とか担当者の人柄を確認してみよう」といった感じだったのですね。

内覧を兼ねた、空き家バンク制度の「使い心地チェック」といった気持ちでした。

結果、快適でしたよ。

市役所まで自転車で行って、そこから車で連れて行ってもらいました。
で、再び一緒に市役所まで帰ってくる、と。

「市役所から離れた物件でも、連れて行ってくれるんですか?」と訊ねると「そうです」とのことでした。

現地では、とくに時間を制限されることもなく、気の済むまで中を見せていただきました。
ただ、現オーナーさんのものが残っていて、押し入れの中をチェックするのに若干の戸惑いはありましたけどね…。

移住支援員という方が案内してくれるのですが、その方が分からないことについては市役所に戻ったあとに、他部署を回って一緒に確認してくれました。

当たり前といえば当たり前のことなのでしょうが、単に物件データベースを作って、制度説明をして「あとは不動産屋さんとどうぞ」という制度ではないことが確認できただけでも収穫でした。

また移住支援員の方が元不動産屋に勤務経験のある方で、なんとなくの相場観についてお話できたことも、出口も考えている僕にとっては助かりました。

これまでと違う物語が始まろうとしている感触

約15年くらい前、東京で新築マンションを購入したときとまったくモノの考え方が違った内覧でした。
中古戸建を選ぶことって、経年かつ空き家期間が原因で劣化している物件に何を求めるのか? という作業なのですね。

とくに僕はいわゆる「いい家」。入居してすぐに快適な生活が手に入る物件を望んでいないのですよ。
ガタがきていたり、現代的な間取りではないし、当然設備からも古さを感じる物件を購入して、住みながらリノベーションするという「遊び」を求めているのです。

いわゆる「古民家再生」というカテゴリの趣味ですね。

そうそう。僕はわりと大雑把に「古い民家」を指して「古民家」と表現していますが、たぶん皆さん「古民家」というと、大きな梁があって、蔵があったり囲炉裏があったり…みたいな家を思い浮かべますよね。

案内してくれた移住支援員の方も「これは…、古民家とは言わないんじゃない?」という見解でした。
でも線引が難しいので、僕はこのブログ内では「古い家」を「古民家」っていうことにしますね。

このワードで検索する人も多いでしょうし、「古民家」ってタグをつけた記事も何本か投稿してますしね。

話を戻すと、僕が古民家(=築古中古戸建)に求めているのは「遊び」であって、コスパではないのです。

古民家を買って、そこに住みながらリノベーションして徐々に快適空間に近づけていくという、手段を目的化した生活を送りたいのですよ。

その過程をこのブログで公開して来訪者が増えれば嬉しいし、YouTubeチャンネルの運営にもチャレンジしたいし、萩近隣でも「古民家リノベしてる、または興味ある人々」のコミュニティができると楽しそうだし、いろんな面白きことを妄想しているのです。

反面、最近の僕は、どんどんコスパ生活に向かっているのですよ。

服装はユニクロを多用してたり、食事はスーパーの惣菜で充分だったり、車は免許すら持ってない(これから免許取ります。でも、たぶん軽の商用シリーズ買います)し、いつの間にか「消費によってステータスを補強する」という欲求が枯れ果てているのです。

反面、「面白そう」には、資金を投入していきたい欲が芽生えているのです。

「家を買う」って言っても、田舎の古民家ならば、数十万円から存在します。
僕が関心を持っているのは200万円から500万円程度の価格帯なのですが、ちょっと気の利いた車を変えば、このくらいの金額しますもんね。
だから少々後悔しても、さほどの散財でもないのです。

僕がやろうとしていることは「無駄なこと」なのですよ。コスパが悪いのです。
たぶん他人には「お金出して、ちゃんとした物件買ったほうがいいよ」と勧めると思います。

でも僕は、そんな無駄が「面白そう」と思ってしまっているので、仕方ないのです。

大工仕事に熟達しているわけでもなんでもありません。ただの素人です。
だから失敗して二進も三進もいかなくなる可能性は十分あります。

でも「物語」って、たいてい主人公が窮地に陥るところがヤマですよね。

セミリタイアすることを思いついた頃から「また何かの初心者になりたい」という考え方を持っています。
もしかしたら順番が逆で、何かの初心者になりたいから、セミリタイアすることを決心したのかもしれません。
この辺の順序は自分でもよく分からないのです。

これまでとは違うことに挑んで、ちょっとだけ自分の物語の方向性を変えてみたら、案外そこにしっくりくる世界があるような気がしているのです。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。