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田舎に家を買う条件 ― 萩で物件探し始めます

2019.11.21

最終更新日:2020年07月29日

こんにちは、萩ドットライフ()です。

そろそろ萩市で家探しを始めようと思っています。生まれて初めての「田舎に家を買う」をやろうと思っているのです。まだ東京に未練があったり、不安もありますが、いつまで逡巡していても何も起こりません。「とりあえずやってみる」で進もうと思います。

とりあえずやってみる

去年(2018年)の年末に「 萩市に移住することに決め、ブログを書き始めた2018年」という記事を投稿しているように「萩市に移住しよう」と考えて、かれこれ1年以上が経過しているのです。

また、先日投稿した「やりたいことを見つけるには、とりあえずやってみること」という記事では、

もう、実際にやってみたほうが早いのですよ。前述の通り、今は失敗を許容するフェーズなんですから。

「とりあえずやってみる」と決めました。

なのでいま「決算が終わる来年の5月を目処に、萩市に完全移住しよう」と考えています。
今後、そこから逆算した行動を取ろうと思います。

と書いているように「そろそろ妄想を楽しむフェーズから脱して、本格的に家探しをしないとな」と考え始めているのです。

僕は頻繁に「萩暮らし応援サイト – 萩市ホームページ」というサイトを見ています。

現在、東京と萩市の二拠点生活をしているので、萩市内をウロウロと歩きまわっていると、もっと多くの空き家がありそうな気もするのですが、なんとなくの相場観は、このサイトによって培われました。

余談ですが、いま僕が「萩の作業場」と呼んでいるところは、高校時代まで過ごしていた実家です。
そこの1室に居候しているのです。
僕の土地建物ではないのですよ。そこは、ずっと両親のそばにいた弟に相続させようと思っているので、僕は自分で萩市内に家を買って、そこを拠点にして生活を始めたいのです。

オレ、ここで暮らす人になる

前項で紹介した「萩暮らし応援サイト – 萩市ホームページ」をご覧いただければわかるのですが、萩市というところは、200〜300万円程度で売り物件がゴロゴロあるのですよ。

「ちょっと難ありかな?」と思うような物件も多いのですが、まあこの価格ですから…。

この価格帯の「ボロ家」を買って、セルフリノベーションしながら暮らしたいのです。
シロートが挑むドタバタをコンテンツとして残したいのです。
(参考:古民家再生をDIYでやりたい[思いついてることを記録する]

今思いついている、物件に望む条件は、

  • 広い敷地に小さな家
  • 敷地に車で入れること
  • 下水もしくは合併浄化槽付き

程度でしょうか。それらもあまりマストとして考えているわけではありません。

東京23区内で家を買うときのような、数千万もかかる思い切った買物でもないのですよ。
価格的には車を買うくらいの予算で済むのです。

「そこそこ条件が揃ってる物件が見つかったら、さっさと動こう」くらいの、カジュアルな感じで考えています。

ただ気が重いのは、引っ越し作業とか、もろもろの手続きなんですよね。
僕の場合、法人も持ってますから、いろいろとメンドくさいのです。

あと「東京の家を賃貸出す」も、初めての経験ですから、ここでもドタバタが起こりそうなのですよ。

そしてなによりも「いよいよ東京を離れて、地方生活者になる」という心の整理ですね。
なんだかんだで、40年近く東京で暮らしてきましたから、名残惜しさもあるのです。

萩に家を買っても、しばらくは萩の作業場(=別荘)みたいにして使って、今と同じ二拠点生活を続けることになるのでしょうが、セミリタイア生活を始めている状況下で、永遠にこの生活を続けるのは財政的にツラいのですよ。

どうしても東京のマンションは賃貸に出して、収益化することが必須になります。
東京を離れて「萩の人になる」という選択をすることになるのです。

このブログのすべての記事を〈生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。〉という文言で締めているように、もともと萩に帰る気持ちはもっていて、セミリタイア生活を始めたり、無職になったりしているのは、それを目的にした行動なのですよ。

だけども「そっか。それが今か」ということになると、また違った感情が芽生えてくるものなのです。

失敗のコストなんて知れてるんだから…

今、メインの拠点にしている東京のマンション暮らしから、大きく生活環境を変えることになるのです。
当然「失敗したらどうしよう」とか「後悔するのイヤだな」みたいな感情は生まれてきます。

でも、思い返せば僕の人生、概ね「行き当たりばったり」だったのですよ。
(参考:「行き当たりばったり」は、思考停止じゃない

上述のように「萩の古い家なんて200〜300万円」なのです。
「そんな金、デザイナー時代ならひと月で稼いだこともある金じゃねえか」などとも思うのですよ。
(実際には納税前の300万円と、納税後の300万円では、まったくの別モンなんですけどね…)

ただ、無職になって長期休暇中の今、その出費を惜しむ自分がいるのも事実なのです…。
セミリタイア人にとって、コストダウンは大切ですからね。

が、しかし。僕はお金を使うために残していたはずなのですよ。
お金がなくて「やりたいこと」を諦めるような悔しさを味あわずに済むように準備していたはずなのです。

このようにずっと、グズグズとあ〜でもない、こ〜でもない考え続けてきました。
このまま逡巡を続けていても、コトは前には進まないので、ここいらで次のステップに進むことにします。

次に萩の作業場に移動する12月の前半。
市役所の「地域づくり推進課」と接触して、目ぼしい物件を内覧させてもらおうと思っています。

僕の「田舎に家を買う条件」は、資金面よりも、

  • 生活環境を変える決断
  • 失敗オッケー。とりあえずやってみる

という、心理的なものだけなのです。

まずは萩市に物件を取得して、あとのスケジュールはそれから考えることにしよう。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。