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4ヶ月ぶりの萩市へ

2020.06.28

最終更新日:2020年07月29日

こんにちは、萩ドットライフ()です。

山口県萩市にいます。都道府県をまたぐ移動の自粛が緩和され、ようやく萩へ移動することができたのです。予想はしていたのですが、まだ交通機関が以前のようには戻っていませんね。そのおかげで普段は観ることのない光景を目にすることもできました。

ようやく萩市にやってきました

2月の終わりに萩から東京へ移動して以来、都内から離れることができていませんでした。

以前投稿した「他人の趣味と向き合う ― 萩市の古民家を買うことにしました」で書いたように、2月には萩の古民家を購入することを決め、何度か売り主と会ってお話をし、郵送で売買契約を交わすことを決め。

移転登記のお願いを司法書士と土地家屋調査士に依頼してからの帰京。

東京に帰れば、東京のマンションを売却するべく仲介業者の選定を開始、なんだかんだで売出しを開始したのが3月の末ごろ。

何組かの内覧希望者を受け入れはじめた頃、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、大阪府、兵庫県、福岡県の7都府県とあわせて、特定警戒都道府県に位置付けられ、緊急事態宣言の対象とされたのでした。

4月7日のことでした。

萩の古民家の引き渡しが4月末だったのですが、売主側と電話で「直接現地でお会いしての引き渡しをやめ、鍵を郵送でお送りすることをもって、引き渡しとしましょう」ということを決めました。

その後5月14日に、都道府県をまたぐ移動の自粛は求められるものの、緊急事態宣言が解除されたあたりから、東京のマンションの内覧が再び増えはじめ、5がつの終わり頃には無事、申込みが入り、6月早々には売買契約締結に至ったのでした。
(参考:東京のマンションに買い手がつきました

そして6月19日には、都道府県をまたぐ移動の自粛が緩和され、ようやく萩へ移動する段取りが組めたのです。

交通は、まだ完全復活じゃありませんね

出発前から分かっていたことなのですが、自粛が緩和して「そろそろ国内観光も回復するだろう」なんてことを言われてはいますが、まだいろいろと、以前通りというわけではありませんね。

まだ動いていなかったり、以前よりも数を減らしているものが多いのです。
また、みんなの行動に変化が起きていますので、それへの対策も始まっているようです。

清澄白河より羽田空港へ

通常、東京のマンションのある清澄白河から、羽田空港まではリムジンバスを使用するようにしていました。

徒歩もしくは半蔵門線でひと駅で東京エアシティターミナル(T-CAT)を利用できるし、トランクに荷物を預かってくれるバスのほうが快適で好きなのですよ。歩く距離も少ないし。

ところが、まだバスの本数が少ないんですね。

Webサイトで確認したところ、ちょうどいい時刻のバスがなく、大江戸線→浅草線(京浜急行乗り入れ)と乗り継いで羽田空港へ。

羽田空港

羽田空港第2ターミナルには、ABCDと4箇所の保安検査場があります。
その中のAとBだけが開いていて、CDは閉鎖されていました。
こんな羽田空港を見たのははじめてのことです。

2箇所の保安検査場が閉鎖された羽田空港第2ターミナル

2箇所の保安検査場が閉鎖された羽田空港第2ターミナル

途中で渡される保安検査証は「ご自分でお取りください」という方式になっていましたし、「バッグからPCをお取り出しください」もありませんでしたね。

羽田空港から山口宇部空港へ

僕はいつも全日空(ANA)の便を利用しているのですが、通常、スターフライヤー(SFI)との共同運行便と合わせて6便あります。

それが現在は4便に減便されてますね。
機体も、1列6席の小さな機体で運行しているようです。

機内誌「翼の王国」や、機内販売用の商品カタログは置いてありませんでしたし、飲み物もパックのお茶が提供されました。

空港内でもそうなのですが「できるだけ、他人の触ったものを触らないようにしよう」ということなのでしょうね。

山口宇部空港から萩へ

常時ならば「乗り合いタクシー」というものを利用することにしています。
前日前までの予約が必要なのですが、山口宇部空港から萩市内の任意の場所まで送り届けてくれるサービスです。

萩市内のタクシー会社が提供しています。
以前は、空港から萩市内までの直行バスがあったのですが、それの廃止に伴い開始されたサービスのようですね。

これも現在、運用していませんでした。

なので、空港から新山口駅まで、宇部市営バスで行き。そこで1時間程度の待ち時間を経て、萩市内まで防長バスを利用しました。

新山口駅は、新幹線の駅なのですよ。数年前リニューアルしてきれいな駅舎になったのは聞いていましたが、初めて訪れることができました。

新山口駅から萩市内までは「スーパーはぎ号」という、ほぼ1時間で結ぶ特急バスがあるのですが、これも運休…。
90分くらいかけて、ゆっくりといろんなところに停まりながら、途中の集落を回るバスで萩までやってきました。

二拠点生活は、これで最後です

萩に着くとすぐに、自分のものになった家を、はじめて訪れてみました。

まだ、水道も電気もガスも通っていません。当然、光回線なんてあろうはずもありません。

以前見た、前オーナーさんの生活感のある状態ではなく、はじめてがらんどうになった「我が家」として訪れてみたのです。

なんせ築55年の家ですから、いろんなところが傷んでいます。

「古い家を買って、自分でセルフリノベーションしながら暮らしたい」って意気込んで買った家なので、それで当たり前なのです。
(参考:古民家再生をDIYでやりたい[思いついてることを記録する]

でも、途中で新型コロナ禍のため、なんやかんやの自粛がありましたから、ちょっと当時の意気込みが萎えてますね…。

再度、気合の入れ直しが必要です。

まずは、最低限の「住める」状態を確保してから「庭をどうにかしなきゃな」と思っています。
東京にいるときから「まずは草取りだな」とか思っていたのですが、いざ現地を見てみると、なにが育てられてる植物で、なにが勝手に生えてる草木か判別できないものなのですね…。

とりあえず「東京と萩を行ったり来たりの二拠点生活」は、これで最後です。
7月13日に東京に戻ったら、次の萩への移動は本移住です。

いろいろ、やること多いな。自動車免許も取らなきゃな…。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。