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50代になったら同窓会が増えた

2018.10.25

最終更新日:2020年01月02日

こんにちは、萩ドットライフ()です。

この現象がどこまで一般的なのかはわかりませんが、50代になってから明らかに同窓会的なものが増えているのですよ。人生において、そういうタイミングだからなのか? SNSの発達で「同窓会を好きなヤツ」が動きやすくなったからなのか?

現時点では、高校時代の同窓会が顕著ですね

僕は山口県立萩高校を卒業しているのですが、東京で毎年同窓会があるのですよ、「東京指月会」という名前が付いていて、場所も丸の内の工業倶楽部会館で固定されています。
正直、若いうちはまったく参加しませんよね。興味ないですもん。参加してた人もいないわけじゃないでしょうが、あまりよく知らないんですよね。

その年に48歳になる学年が、幹事を引き受けることになっています。なんか知りませんが、そう決まってるんですよ。
だいたい、そのときに招集がかかったことがきっかけで会の存在を意識するようになるんですね。
そして、みんなで幹事をやったことがきっかけで、大小の同窓会が頻繁に行われるようになったような感じですかね。

大学の同窓会は、あまりありません。全国に散らばってるというのも理由のひとつでしょうね。
ここ10年だと、恩師が亡くなったとき、インカレ優勝したときの祝勝会、僕たち時代の監督が勇退されたとき、くらいでしょうかね。
体育学部だったので、同窓生に教員が多いんですよ。
なんとなく、練習試合や合同合宿、全国大会のときに、集まって飲んでるようではあるみたいですが、僕は蚊帳の外なので、それに加わることはありません。

小学校も中学校も「卒業○十周年」みたいなのはあるっぽいですが、そのくらいでしょうかね。この辺の情報は、東京に住んでると伝わってきませんよね。萩に移住すると、様子は変わってくるのかな?

まあ、とにかく高校の同窓会の数の増え方が顕著なのですよ。

そういう時期なのか、環境の変化なのか?

僕はこの状況、おおむね歓迎ですよ。
30代や40代のころには、まったく会う機会の無かった人たちですからね。なんとなく「誰々が○○会社にいる」みたいな話は聞いてたりもしたんですが、あまり積極的に予定合わせて「会おう」みたいな話にはならなかったですよね。

もしかすると、定期的に会ってたグループは、いるのかもしれませんが、僕はまったくそんな気にならなかったですね。たぶん若いころって、新しく知り合う人の数が多いですから、昔の知り合いを顧みることなんてしないんでしょうね。

前述の「東京指月会」がきっかけになっていることは確かだろうと思うのですが、おそらくみんな、人生にちょっとだけ余裕ができてきてるのかもしれません。
同時に、50代とは人生の折り返し地点を超えて、今までの人生を振り返り、次のステップに入る準備をする時期に来ていますので、高校時代や大学時代を思い出すことも、増えてくるんですよね。

また、SNSの登場で行方不明者が見つかったりしますね。
僕は「見つけられた側」でしたね。なんか、ずっと探されてたっぽいです。
大学時代、バレーボール部でしたから、盆も正月も帰省する時期が他の同級生たちと違うんですよね。合宿の合間に4〜5日帰るだけですから、そこで多くの付き合いが断絶しましたよね。

社会人になり、さらにフリーになってからは、実家にはちゃんと連絡先を教えてたんですが、会社名と一緒に住所や電話番号を伝えていたので、実家に連絡しても、母親は「自宅は自分も知らない」って答えてたらしいんですよ。自宅を本社として法人登記してるのに…。
どうやら「息子は、朝から晩まで会社で仕事をしてるらしい、だから自宅の連絡先を教えてくれない」と思っていたようです。

それが、Facebookで見つけられたことがきっかけで、30年ぶりに高校の同窓生に会い始めた感じですね。

いいことも、悪いことも

「東京指月会」のあとに場所を変えて「同期会」を開催することと、正月に新年会をやることが恒例行事になりました。
これらには、積極的に参加してますね。

どんな毎日を過ごしているのか、前回会ったときからどんな環境の変化があったのか。そんな話をざっくばらんに語り合える利害関係のない気の置けない人たちって、ちょっと貴重だったりするんですよね。

僕は、東京と萩市を行ったり来たりする、二拠点生活を始めたのですが、Facebookにスケジュールを上げると、すぐに「飲み会やろうか」とメッセージが来る。反対に、いつも東京にいない同級生が出張などで、上京してくるときにもメッセージが回ってきて、ちょっとした同窓会が開催される。
なんとなく「心地いいな」と感じていますね。

ただ、同窓会の回数が増えてくると、不快なできごとが混ざってくることも確かなのですよ。
高校の同窓会ならば、高校生当時、そんなに仲良くなかった人から「会おう、会おう」と、ことあるごとに連絡が来るようになると、ちょっとうんざりしますよね。

なにかの機会で会って「高校時代はあまり話したことがなかったけど、こんなに楽しいやつだったのか」みたいなイベント経た上であれば、まったく構わないし、大歓迎なのですが、そんな感じでもないのですよ。

「○月○日、○○で予定の会うヤツいたら集まろう」ならば、楽しそうなら行くし、そうでなければ行かないでいいと思うのですが、「欠席します」とメッセージを返すと、グループじゃなくて、個人アカウント宛に「どうしたの?」「忙しいの?」みたいなメッセージが来るのも、とても鬱陶しいのですよ。

さらに「じゃあ、別にランチでもどう?」ってメッセージが来たり…。

「こいつ、ブロックしようかな」とも思うのですが、50代にもなって仲間外れっぽいことをするのもアレなので、テキトーにあしらっていますが、「おそらく、SNSがなかったら、卒業後に人生が交わることなんかなかった人だろうな」と思うのです。

僕はときどき、記事に「人間関係の断捨離」というタグを付けていますが、もともと「不快なヤツなんて、どんどん視界の外に追いやって、関わらないことが一番だよ」と思っているのですが「こういうのは、ちょっと扱いに困るな〜」と感じています。

もしかしたら、以前みたいに「同窓会的なものに、一切顔を出さないヤツ」になるかもしれない。
ちょっとだけ、そんな予感もしています。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。