follow hagi.life

フリーランスは甘いよ、そこに気をつけろ

2018.11.24

最終更新日:2019年01月02日

こんにちは、萩ドットライフ()です。

「フリーランスなんて、そんなに甘いもんじゃないよ。厳しい世界だぞ」って言う人って、今でもいるんでしょうね。昔、僕も言われましたね。僕はフリーになって20年以上経過しているのですが「フリーは甘いよ、そこに気をつけろ」って思っています。

フリーランスは消耗品なんです

総じて、フリーランスを志望する人って、手に職があったり、学習を継続する訓練ができてることを前提としているはずなのですね。
今も言ってるのかな? 僕がフリーランスになった20年前には「フリーは会社員の3倍稼いでトントン」って言い方をしていました。
事業を継続するための経費であったり、年金や退職金など、会社員であれば会社が負担してくれている備えも自分持ちになりますからね。

逆に言うと、フリーランスになってサラリーマンの給与を下回るようであれば「後戻り」を考えたほうがいいのかもしれません。
僕もそうでしたが、フリーランスになるときって「一歩進んだぜ」って気持ちになるんですよね。でも、フリーランスが偉くて、サラリーマンがダメってことありませんからね。
自分に向いてる方をやればいいんだと思いますよ。

フリーランスには、収入よりも大きなリスクがあります。
それは「フリーランスは消耗品」ってことなんですよね。

フリーランスには「自分が今できること」が発注されます。
言い方を変えれば「教育の機会なんか誰も与えてくれない」し「期待を込めた仕事を任される」ことなんかありえないのですよね。

顧客の要望に応えることができなければ、そこで関係は途絶えるのです。

「要求」はあっても「叱責」はありません

クライアントの要望が「自分が今できること」である限り、フリーランスは努力せずとも、スキルやリソースを切り売りすることで、収入を得ることができます。

だから僕は「フリーランスは甘い」と感じるのです。

クライアントは新しい要求をしてきますし、難易度も上げてきます。
これは決して「このフリーランスを育てよう」という意図があるわけではなく、「ライバル社が新しい試みをしていた」とか「社内で要望があった」という、あくまでも先方の事情によるものなのです。

「こういうことやってみたいんですけど、やってくれます?」という要求に対して、「スミマセン、僕それやってないんですよ」と返答しても、「承知しました、他をあたってます」と言われるだけで、特に怒られたり、不満も漏らされるということは少ないんですよね。

これまで通り「自分が今できること」だけが、発注されてくるのですよ。
突然「ウチの要求に応えられないんだったら、あなたとはこれっきりです」となることは稀(まれ)だと思います。

「成長」の誤認

気をつけないと、フリーランスは成長が止まるのですよ。
「自分が今できること」だけをやり続けていても、それなりに忙しいし、クライアントからは喜ばれるし、「対応力」とか「瞬発力」みたいな能力は上がっていきますからね。

成長している実感はあるのですよ。収入だって上がっていきますし。

ただ「新技術の取得」「表現力のバリエーション」「創造力の構築」「情報を整理する論理思考」みたいな、本来の職能に直結する部分が成長せずに停滞することになるのですよ。

だんだんとクライアントの要求と「自分が今できること」の乖離が起こってきて、だんだんと疎遠になって行くのだろうと思うのです。

「と思うのです」と書いたのは、僕の場合それを回避してきたからなのです。
僕は50代半ばのフリーランスのWebデザイナーです。フリーランス歴は20年を超えました。

今、Webデザイナー業を縮小させつつ、田舎に移住して「また何かの初心者になりたい」と思い、セミリタイア生活をはじめたことを期に、この20余年を振り返ってみているのです。

常に「自分の成長は止まってる」と仮定する

止まるのが一番のリスクなんだと思うのですよ。これは、あまり年齢とは関係ないように思います。
僕は今、50代半ばで「ヤベっ。動かなきゃ」って思って「セミリタイア」とか「移住」とか「また何かの初心者に」とか言ってるんですもん。

今、サラリーマンをやめてフリーランスになったことがある方だったら、お分かりいただけると思うのですが「行動する」って、それほど大ゴトでもないんですよね。
ワリと簡単にできちゃうもんだったりするのですよ。

だから、またサラリーマンに戻ろうが、別の職業に就こうが、自分の思う通りに「動いて」みるのが一番だと思うのです。

僕は、20年を超える、フリーランスのWebデザイナーの期間(今も、継続してるんですけどね)、ずっと「フリーランスにとって、盆暮れGWはラボ」と思い続けてきました(参考:フリーランスの賞味期限)。

他聞に漏れず、僕も「フリーランスって不安定だよね」という認識を持っているのですが、「新しい技術を獲得してるとき」「新しい方法を試しているとき」は、安定を感じることがでるのです。
気持ちの問題ではありますが、自分自身の「食っていくチカラ」が増していく気がするんですよね。
事実このおかげで、ずっと「スキルアップ欲」を持ち続けることができたと思っています。

それは、駆け出しのころから、50代半ばの今まで、まったく変わっていません。
クライアントや社会の要望に沿っているかどうかはさておき、成長を止めずにやってこれたと自負しているのです。

最後にもう一度繰り返しますね。
「フリーランスは甘いよ、そこに気をつけろ」。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。