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朝型生活の効能

2019.01.27

最終更新日:2019年03月07日

こんにちは、萩ドットライフ()です。

朝5時台に起床する生活をはじめて、8年目になります。意識的に「朝型になろう」と思ったのではなく、パニック障害を起こしたことがきっかけで、自然とそうなったのです。どういうわけか、タバコもその日を境に吸わなくなりました。概ね体調は良好です。

「朝型=優秀」論は、あまり信じていません

巷では「朝型人間の方が能力が高い」とか「朝型人間は高収入」みたいな言説を耳や目にすることがありますが、僕はあまり信じていませんし、どっちでもいいと思っているのです。

なので、ここでそういったことに触れることはありませんが「自分には合ってるな」という感触はあります。

僕はもともと、超夜型だったのですよ。
30台半ばから50代の今まで、ずっとフリーランスのデザイナーをしてきていますので、始業時間とか出勤という概念がありませんから「起きたら仕事、夜お腹が空いたら終業」という感じの生活をずっと続けています。
40台の終わり頃までは、昼過ぎに起きて、夜が明けてから寝るような生活でした。

48歳の春先。日曜日の夕方、突然パニック障害を発症したのですよ。
その日の翌日から、朝5時に目がさめるようになったし、それまでずっと吸い続けていたタバコが吸えなくなったのですよ。
それ以来、2回しかタバコを吸っていません。その2回も、ひと口で「あ、ダメだ」って捨ててるのですよ。
それまでは、仕事が詰まって、生活が荒れてるときには、1日2箱とか吸ってたんですけどね…。

そういう夜型時代の自分と、朝型の今の自分をくらべて、生活のリズム以外に変わったことって、おそらくないんですよね。
セミリタイア生活に入ってるから、収入は減ってるし、特に朝方になったことによって、アウトプットの質が変わったという自覚もありませんよね。

でも、生活のリズムが変わった。そして、それを自分が心地よく感じていることは確かなのですよ。
今回は、そういうことについて書いて行こうと思っています。

みんなの始業前にもろもろの作業を完了

取引先、僕の場合ですと、クライアントや広告代理店、制作会社ですね。
概ね、午前9時〜10時くらいに始業する会社が多いのですよ。

僕は、朝5時台に起きて、すぐに仕事を始めますから、

  • ブログを書く
  • ランニングに出かける
  • お風呂に入る
  • メールをチェックする

くらいの作業は、取引先の始業時間前に済ませています。
僕は、朝ごはん食べないのですよ。ずっと、そういう習慣ですね。

なので、取引先のみなさんが、出社される時間には、すでに作業を開始しているかスタンバイ状態にあるのですよ。

加えて、僕の場合は現在、完全リモートで作業をしています。
僕とクライアント・広告代理店の間に、制作会社のディレクターがいて、そのディレクター氏がすべての連絡を中継してくれるし、不明点の整理をしてくれるのですよ。
なので、メールはccで僕にも入ってきますが、細々とした連絡はディレクターとだけコミュニケーション取ればいいのですね。

その彼は、非常に良くできているディレクターなので、いちいち細かいことを僕に聞いてくることもなく、不要な電話で僕の手を止めることもないので、とても快適に作業を進めることができているのですよ。
もちろん、ミーティングや定例会にも、その彼が行ってくれる体制を試みている最中なので、僕はとても楽ちんなのですよ。

つまり「朝型生活」だけの効能とは言えませんが、俗にいう営業時間。九時五時(クジゴジ)の間は、作業に没頭できる状態を作れているのです。

よく「クリエイティブ職は夜型」って言います。僕もかつてはそうでした。
これって、デザイナーであればデザイン作業に取り組む時間が、雑用やら打ち合わせによって、ぶつ切りになったり、スタート時間が遅くなったりすることによる弊害も多いんですよね。

もちろん「いいものをアウトプットするために、時間ギリギリまでネバる」という職業的な特性は否定しませんし、僕も「寝ても覚めても」な状態になってることは少なからずあるのですが、それ以上に「ムダが多いんじゃないかな」と感じています。

僕がミーティングに出席しない体制のトライアルについても「え、本人来ないの?」って言われることを危惧していたのですが、今のところ上手く回っています。

飲み会への出席頻度が減りました

最近「働き方改革」とか言い出してるので、夜に連絡してくる人が減ってるというのも「朝型生活」を快適に感じる要因だと思うのですよね。
以前は、夜中の11時くらいに電話してくる広告代理店の人とかいましたもんね。

「夜中に連絡してくる人」も「電話で連絡してくる人」も、年々減少傾向にあるように感じます。
あくまで「僕の周りでは」なので、一般化できる話なのかどうかはわかりません。

僕は、だいたい夕方の5時台に夕食を採るのですよ。
PCの電源を切るわけではないし、それ以降の着電に反応しないわけではないのですが、概ね「終業」という感じにはなりますね。

なので、飲み会に誘われることが億劫なのですよ。生活のリズムが変わりますからね。
自然と断ることが増えました。

夜型生活をしているときには、喜んで出かけていましたし「飲んでタクシーで帰宅、そして作業再開」ってことも多かったですね。
このあたりのリズムの変化は、加齢も影響してるのかもしれません。

たぶん「最近、急激に付き合いが悪くなった人」という評判になってるだろうとは思いますが、すべての飲み会を断ってるわけではなく「行きたい飲み会」と「行きたくない飲み会」を選別するクセがついてるのです。
なので、僕自身の快適度は増してますね。機会は減りましたが、飲み会への出席も楽しみを増しています。

寝坊してもまだ始業前

更年期障害のせいなのか、一時期、睡眠時間が取れなかったんですよ。
寝付きはいいんだけど、2時間おきくらいに目が覚めて、それを3回くらい繰り返すと寝られなくなる…。

これは、夜型生活をしていたときあからそうでしたし、朝型に変わってもずっとそうでした。

ところが最近、定期的に9〜10時間ノンストップで寝られる日があるのですよ。
このブログを書いている昨晩もそうでした。
なので「今日は『朝型生活』について、書こうか」と思いついたのですよ。

僕は夜の10時くらいに就寝します。
そこから、連続で10時間寝ても、まだ朝の8時なのですよ。
ブログを書いたり、ランニングに出かける時間はありませんが、メールチェックしたり、入浴する時間をとっても、まだ取引先の始業時間前なのです。

今日は、日曜日なので、取引先の始業時間は関係ありませんけどね。

僕の想像にしか過ぎないのですが「朝型になることで、生活が快適になったこと」と「長時間ノンストップで寝られる日が増えてきたこと」って、無関係ではないような気がするのですよ。
もうひとつ加えれば「セミリタイア生活に入って、仕事を減らしたこと」も関係しているように思います。

「朝型生活に変えること」も「仕事を減らしてセミリタイア生活に入ること」も、僕がフリーランスだから上手く組み立てができるんですよね。
自己責任ではありますが、ちょっとワガママに振る舞えるというか…。

先日「フリーランスの営業には、老後戦略も含まれますよ」や「50代フリーランスの後悔は、変化を作ってこなかったこと」という記事で書いたように、なんとなく「今、積極的に自分と身の回りのことを変えていかないとな」などと思っているのです。

朝型生活という角度からみると、なんとなく「上手く調整期を設けることができてる側面もあるんじゃないかな?」「決して、50代半ばの今まで、なにもできてなかったワケでもないな」などと思うことができて、ちょっとだけ安心しているのです。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。