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言葉を残しながら、群れから離れることにしよう

2019.02.08

こんにちは、萩ドットライフ()です。

もともと「何か行動するときは、黙って単独行動すべき」だと思っているのですが、それでも僕の行動が影響を及ぼすだろう人には、事あるごとに経過を伝えてるのですよ。なのに「あれ? 全然伝わってないじゃん」と感じることがしばしばあるのです。

くり返し口にしないとダメですね

「あれ、本気だったんですか?」って繰り返されると、正直気が滅入るんですよね。

このブログでもずっと書いている通り、僕は、今の受け持ち案件を「完全リモートであることを前提に請けてる」し、「セミリタイア生活に入ってる」し、「二拠点生活を始めてる」のですよ。
そして周囲の人とはそのことを共有してるし「もうこれで、新規案件の受注は停止します」と宣言してるし「一旦、受け持ち案件をゼロにして、長期休業します」と伝えているのですよ。

最近は、僕が飲み会への出席を拒んでるし、電話のやり取りを好まないことも伝えているので、あまり雑談をすることはないのですが、それでも、準備段階だった数年前から、事あるごとに「メンバー的」な仲間には話してるのですよ。

個人事業者の集まりみたいなものですから、サラリーマンの方みたいに「上司に伝えた」「部署内で共有した」という感じじゃなくて、なんとなくフワっとした「メンバー的」な人々に、飲み会だったりムダ話のなかでの「伝えた」ではあるのですが…。

つい先日、久々に「2月になっちゃったけど新年会やりません?」って声かけられたので、参加したのですが、その席で「ちょとはゆったりできました? そろそろ新しい案件請けていただけます?」とか「今月も萩に帰られるんですか?」とか聞かれるのですよ。

あれ? 「新規案件、もう請けません。受け持ちゼロにします」って伝わってるはずなのに…。「萩には帰省してるワケじゃなくて、作業拠点を二箇所にしてる」って何度も言ってるのに、とまた繰り返すことになるのですよ。

「他人はそれほど自分のことを気にしていない」ということの証左なのだろうとは思いますが「またこれ話さなきゃいけない?」って、ちょっとうんざりしますよね。

もしかしたら「わかった上で」なのかもしれないけど

みんなも、僕に本気度を確認したい意図があるのかもしれないと思ってるのですよ。
または計画の進み具合を僕の口から聞きたがってたり、話題にしたいと思ってるので「新しい案件を」とか「今月も萩に?」などと聞いてくるのかもしれません。

なので僕も「それ、前から言ってるじゃん」と、突っぱねることもなく、最近思いついたことなどを追加しながら「もう新規案件、請けないんだよ」「受け持ち案件数をゼロにして、長期休業するんだよ」みたいな話をくり返しているのです。

なんとなくではありますが、実際に受持案件がゼロになって、電話に出ない、メールに返信しない、チャットやメッセージに反応しないという状態になるまで、大なり小なりこういうことは続くのだろうと思います。

僕はすでに「行動をはじめている」という認識なので「受け持ち案件ゼロ」「復帰を前提としない長期休暇」までやった上で、自己評価するつもりなのですよ。

おそらく、周囲の人々にとっても、仲間の一角である僕が状況を変えることは、煩わしいことなのだろうと思います。
少なからず、僕が機能しなくなった分の影響を受けることになりますからね。
なので、心の何処かで「あんなこと言ってるけど、頼んだらまた請けてくれるよ」と思っているような感じは受けるのです。

なので、ずっと僕の決意は伝え続けなければならないように思います。
僕は、群れから離れていくのですから、「何度いえば分かるんだ?」と突っぱねる感じではなくて、ひとつひとつ言葉を残していくように心がけようと思っています。

今、僕がつるんでる仕事仲間。すぐ下が、僕よりも10歳年下なのですよ。その下が15歳下。
はるかに離れているようでいて、5年10年なんてあっという間ですから、彼らもすぐに僕と同じようなことを考え始めると思うのですよ。

「ある時期、案件を放り出してプイっと去って行っちゃったな」とは思われたくないのですよ。
考えたこと、行動したことを丁寧に言葉に残しつつ、群れを去りたいのです。
このあたりは、先日投稿した「老害の対処法として、群れから離れる」に付け加えたい部分ですね。

単独行動してると伝わりにくい?

「以前から自分の状況とか、これから取り組みたいことを何度も言ってるのに、みんな認識してくれない」「何度も何度も、同じこと言わなきゃいけない」「ウザいな」という感情とともに書きはじめたこの記事なのですが、書いてる途中で、だんだん気が変わってきました。

行動を起こしてるのは僕の方なのですよ。
そして、仲間たちにもいつかは訪れることを、最年長である僕が体験しているだけのことなのです。
僕はずっと、単独で行動してるので、僕が思ってるほど「考えてること」「やろうとしてること」が、みんなには伝わっていないのかもしれません。

会社のようにカッチリとした組織ではなく、なんとなくできあがってる「チームっぽい何か」だし、みんなにとって「いくつもある群れの中のひとつ」のではありますが、それでも群れは群れ。

僕が離れることによって、残った人たちの群れのカタチが変わるかもしれませんし、僕という、もう役割を持っていない人を含んだ群れが別にできることになるのか、その辺はわかりません。

でも、この群れは「Web制作をやって食っていこう」という仕事のためにできた群れなので、どっちみち環境やメンバーの状況に応じて変化し続けなければならない宿命なのですよ。

まずは僕から…。少なくとも僕は…。自分の身に起こった変化を言葉として残しながら、群れから離れようと思ったのです。
反省っていうか、ちょっとした軌道修正ですね。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。