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「人生の転換期」に感じる葛藤。集中か分散か

2019.05.21

こんにちは、萩ドットライフ()です。

これまで続けてきたデザイナーを辞め、新たな働き方を模索しようとしている「人生の転換期」である今は「新規事業の立ち上げ」をしているようなものなのです。ただ、これからの行動を「集中」すべきか「分散」すべきか…。それが悩ましいのです。

「人生の転換期」の葛藤

以前「人生の転換期に起こること」という記事を投稿しましたが、僕は現在20数年前にサラリーマンを辞めて、フリーランスのデザイナーになったとき以来の「人生の転換期」を感じているのです。

仕事や収入の多寡に関わらず、ずっとフリーランスではあり続けるのですよ。
デザインはし続けるのですが、クライアントワークとしてのデザイナーは、これで終わります。

現在受け持っている案件がクローズしたら、無職になって、1年以上の長期休暇を取ることにしていますが、それが目前に迫ってきているのです。

仕事も収入も、いったんゼロにすることに対する不安や恐怖は皆無ではありませんが、どんどん肩からチカラが抜けていって、楽になって来ている方が勝ってますね。

一方で「はやく次の行動をはじめなきゃ」というプレッシャーも感じ始めているのです。
僕は、これまでの働き方をリセットして、75歳とか80歳くらいまで、ユルく好きなことをして働ける体制を作りたいのですよ。
生活の最低基盤は、不動産や金融資産の運用と公的年金で賄って、人生を豊かにするための労働に組み替えたいのです。
(参考:「フリーランスの老後」をプロジェクト化

そのために「やりたかったこと」「やり残してきたこと」「今やりたくなってること」を次々と試すフェーズなのです。
こうしてこのブログを書いているのも、その一環だったりします。
1年以上の長期休暇を取ることを予定しているのも「次の行動をはじめる」ためでもあるのです。

結局「休暇」と言っても、ボーッとして過ごすのは性分ではないのです。
「今が人生の転換期だ」の認識しているときですから、とくに焦りを感じますよね。

20年以上経験してこなかった「新規事業立ち上げ」

僕は20年以上、デザインの仕事のみで食ってきましたから、その間いっさい新規事業の立ち上げを経験していなかったのですよ。
もちろん、ずっと学習は続けてきましたし、環境に対応して自分を変化させてきたという自負はあります。
50代半ばまでフリーランスのデザイナーとして生存してこれたこと、自分の意志で辞めることができることが、それの裏付けとなっています。
運も良かったし、そこそこ上手くやってこれたのですよ。

ところが「新規事業立ち上げ」経験が著しく劣っていることを、ようやく認識し始めたのですよ。
「人生の転換期」だからと、新しい働き方を模索するって、まさに新規事業ですよね。

これから、自分でアイデア出しをしつつ、自分で決裁、自分で実行しつづけることになるのです。

ずっと悩んでいたことのひとつに「デザイン業務を少しセーブしつつ継続しながら、新しいことを考えた方が安全なんじゃないか」という考え方がありました。
時同じくして、堀江貴文氏の「多動力」という本が話題になったりして「悩んでないで両方やればいいじゃん」の方が正しくも思えました。

結果、僕は「まずデザイナーを辞める」「その後に新しいことに集中する」ということに決めました。

「同時進行は、たぶん中途半端になるだろうな」と思ったんですよね。僕は、新規事業立ち上げ能力が劣っているはずなのですから。

ただ、それだと無職になれるのがまだ先。居ても立ってもいられないので、このブログの開設だけはフライング気味に開設しました。
数ヶ月の間に、考え方が大きく揺らぐことと、全然変わらないことの仕分けができて、結果的に良かったと思っています。

今のところ「集中が大切」ってことで…

とくに「背水の陣」的な意図を持っているわけではないのですよ。
集中したほうが効率が良さそうな気がしているだけなのです。

上に、

「やりたかったこと」「やり残してきたこと」「今やりたくなってること」を次々と試すフェーズなのです。

と書きました。
これは、以前にも「新しい感情」という記事の中で「心の熾火(おきび)」という表現で表したように、ぼんやりとした解像度の低い「やりたかったこと」「途中でほったらかしにしてきたこと」がたくさんあって、それを回収するフェーズだと感じているのですよ。

つまり、行動を分散しているのですが、同時に複数のことを試すことは簡単ではないと思っています。
おそらく「AとB、どちらもやってみたい」と考えても、どちらに集中すべきか決めて行動を進めることになるでしょう。
そうなるときっと「選ばなかったものの方が良さそうだった」「もう一度考え直そうか」と、後悔することになるのは目に見えてるのですよ。
もしかすると「悩んでないで両方やればいいじゃん」となるかも知れませんよね。

僕のデザイナー生活の幕が降りるまで、どんなに長くても1年もないと思います。
この数ヶ月の間に、無職になって「新規事業」を立ち上げるフェーズがやってくるのです。

今の段階で「デザイナーと新規事業は兼務しない。デザイナーを辞めてから新しいことに取り組む」と決め、そのように行動し始めています。
ただ前述の通り、僕は「新規事業立ち上げ」経験が著しく劣っているのです。
新規事業のアイデアを行動に移す時点で集中できるかどうか、それが課題なのです。

今のところは「まずどれかひとつに絞って、満足のいく結果が出るまでは、集中すべき」だと考えています。
でも、他人に、同じことを聞かれたら「悩んでないで両方やればいいじゃん」って言いそうな気がします。

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