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セミリタイア・ブルー。収入が月20万円を下回りました

2019.05.28

こんにちは、萩ドットライフ()です。

「セミリタイア・ブルー」。ググってみたら数記事で使われている程度でしたから、一般的な言葉ではなさそうです。でも、そんな感じの気分なのですよ。理由は「収入が最低記録をマークしたから」です。予定通りなのですが、寂しさは感じるのです。

月の収入が20万円に届きませんでした

僕はフリーランスのWebデザイナーなので「本日を持って会社を辞めました、今日がセミリタイア記念日です」みたいな区切りはないのですよ。
なんとなく「僕、だんだんと仕事減らしていきますね。バテたので長期休業したいんですよ」みたいな話を始めたのが、2016年くらいだったでしょうか。

それから何度か「いや、飲み会のネタじゃなくて本気なんです」「もう対面ミーティングに参加しませんから、完全リモート体制にしてください」「もう新規案件の発注、断ってください」「いや、繰り返しますが本気で休養したいんです」みたいな話を繰り返しながら、だんだんと仕事を減らしていったのです。

このブログを開設したのが2018年の7月なのですが、そのころには「もうセミリタイア、始まっちゃってるのかな?」「いや、スケジュール拘束されることが多いな、まだまだリタイア感ないな」みたいな、どっちつかずの時期でした。

ただ、それから急速にいろんな案件がクローズしていき、現時点では完全に「もうセミリタイア始まったな」という状況になっています。
この状況を作るのに2年間かかった感じですね。

2018年の決算が終わりました。僕はフリーランスですけど法人登記しているのですよ。
何年ぶりかで売上高が1,000万円を下回りました。
したがって、2020年からは消費税課税事業者ではなくなります。

「ああ、本当に幕を閉じようとしてるんだな」と感じた瞬間でした。

そして、2019年5月。月間の売上が20万円を下回りました。
何年ぶりだろう? もしかして開業直後以来なんじゃないでしょうかね?

平成から令和への御代替わりの10連休があったりして、稼働日数が少ない月だということもありますが、次から次へと「終わり」を実感するできごとが増えてくるのでしょうね。
おそらく2019年のどこかで売上はゼロになるはずなのです。

「セミリタイア・ブルー」を感じています

5月は決算の締切月なので、消費税と法人税を納付しなければならないのです。
当然、税理士への支払いも発生するし、その他にも何かとこの時期に支払をしなければならないことが多くて、個人・法人ともに、とかく物入りなのです。

「あれ? どこかから、お金持ってこないとマズいな」なんてことを久しぶりに考えています。

と、同時に「そろそろ生活のコストダウンも真剣に始めないとな」とも思い始めました。
僕はもともと、それほど無駄使いをする方ではないのですが「プラチナカードなんて、要らんよな」とか「自分の給料減らして、社会保険料と厚生年金をセーブしよう」などなどがメインです。

わかっちゃいた事ではあるのですが、収入が減るときって、結構ダメージ大きいですよ。
前年の収入が多かったときの計算で、税金とか公的な支払いが発生しますからね。

「アレ? 思ってたよりも現金の減りが速いじゃん」ってなってます。
ちょっと、不安感とか焦燥感が芽生えてますね。

これまでは「セミリタイア生活だ」とか「無職になって、長期休養だ」とか、自分で転換期を作って人生をコントロールしていることをポジティブにとらえていて、ワクワクしていたのですが「お金が減ってる」という事実に直面すると、やはりネガティブな気持ちになるものなんですね。

毎年、この納税の季節ってそうだったのですよ。
1年間働いて「よし、だいぶん豊かになったぞ」と思っても、税金でまとまったお金を持っていかれる…。
「ありゃりゃ、また仕切り直しだ」ってなるのがこの時期なんですよね。

それでも、月収が20万円を下回り、かつ一気に現金が減った今月は格別な気分です。
ちょっとした「セミリタイア・ブルー」を感じています。

そろそろ金融資産の取り崩し運用をはじめるか

「現金がなくなっちゃってる。ピンチだな」と思うことなんて、開業直後以来のことなのですが、そのときとの一番の違いは、不動産と金融資産があることなのですよ。

もともとが、不動産の運用と金融資産の取り崩し運用を想定しつつの「セミリタイア」であり「長期休養」そして「デザイナー引退を含む働き方の見直し」だったのです。

不動産の運用に関しては、すぐに状況を変えることはできません。
現在やっている「二拠点生活」をやめて、山口県萩市への完全移住とセットで進める必要があるのです。
どこかで別途決断して、半年計画くらいで行動しなければならないと考えています。

なんとなく「そろそろ、金融資産を取り崩すタイミングが近づいてるかな」という気はしています。
予定通りの行動とはいえ、「資産を取り崩さないと生きていけない状況になっちゃったのか」という寂しさは感じますね。

この辺は裏腹なのですよ。
自分が望むように生きていて、人生を切り開いてる感覚はあるのですが、同時に今の生活を壊していることでもあるのですよね。

仕事量が減っていって、暇な時間が増えることはとても快適です。
でも、これまでの僕の人生「収入を得続けることが、大きな支えになってたんだな」と実感しています。
それほど消費に貪欲な質(たち)ではないんですけどね。これまでに買った大きなものといえば不動産くらいのものです。デジタルデバイスとかアプリを買ったり、Webサービスを契約するのに躊躇しなくて済むことを快適に感じるくらいのお金があれば満足なはずなのですが、それでも「ハイスコア」が続くと嬉しかったのですよ。

なんとなく「出番が減ったアスリート」みたいな気分です。

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