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「仕事がなくなると人生つまらない」と実感している最中です

2019.08.06

こんにちは、萩ドットライフ()です。

世間の盆休みムードに影響されて、なんだか暇でつまらないのですよ、生きてる感じがしないのです。「完全に仕事がなくなると一生これが続くのか、イヤだな」と。僕の人生には、なんらかの仕事が必要なのだということを再認識しているところなのです。

仕事がないと快適。でも生きてる感じがしない

セミリタイア生活を始めているフリーランスのデザイナーです。

フリーランスは元々、仕事がなくなるとリタイアしているに等しい状態に陥る境遇なのではありますが、50代半ばにして自発的に「いったん無職になる」ことを決めたのです。

サラリーマンではないので「退職しました、今日がリタイア記念日です」という感じではなく「以降、新規案件の受注を停止します」と宣言して以降、受け持ちの案件がクローズするごとに仕事がなくなっていき、徐々に「セミリタイア」感が強まってきています。

新規案件を受注しなくなってから約1年が経過し、最近は週2・3日程度しか働いていません。
ようやく「もうセミリタイアを始めている」と言い始めたところなのです。

8月になりました。
夏季休業(=お盆休み)の月ですね。

僕のメインクライアント(受注案件が残り少ないので「メイン」ってほどでもないし「唯一」なんですけどね)は、数年前からやけに長い休みを取るスタイルになっているのですよ。

部署によって異なるのですが、盆暮れGWは、それぞれ10日程度休んでいる印象です。

僕が案件を受けている部署のひとつは今日(8月6日)から夏季休業に入るようです。
他の部署でも、すでに夏休みムードですし、僕が受け持っている案件はすべてクローズ間近なので、やけにまったりとしているのですよ。

「ああ暇だな」と感じながら生活しています。

暇を求めて「いったん無職になる」ことを決めたはずなのですが、これがなかなかツラいのですよ。
もちろん「楽しい」成分も配合されていることを前提としているのですが、今のようにどっぷりと暇になると「ツラい」成分の存在を感じることが増えてくるのです。

  1. 朝起きて、なんかテーマ決めてブログ書く
  2. 晴れてたらランニングに出かける、ヒザ痛かったら歩く
  3. 何に熱中するわけでもなく、YouTubeや他人のブログ観る
  4. ときどき興味のあることをググる、そして飽きる<.li>
  5. 「結局何もしなかったな」と1日を終える

という毎日を送っているのですが、最後の「結局何もしなかったな」と感じるところがツラいのですよ。
なんだか生きてる感じがしないのです。

1日の大部分を自分のために使えるようになっているところは快適なんですけどね。

完全リタイアはつまらない

当面、いったん無職になって1年以上の長期休暇を取ろうと目論んでいるので、暇な状態を許容しているし、むしろ「慣れよう」と思っている状態なのです。

が、そのまま完全リタイアするつもりはなく、また新しいことを始めようと思っているのですよ。
デザイナーというマインドセットは残しつつ、働き方や住環境をいったんゼロに戻してから再構築しようと考えているのです。
(参考:老後は仕事を「生産的な趣味」に移行しよう

自己顕示欲を満たす場所だったり、資金的な問題だったり、快適な暇つぶしの確保だったり、いろんな理由から「自分は完全リタイアすることはできない」という結論に達しています。

それをセミリタイアを初めて間もない今、強く実感していますね。

GWのときにも感じていたような気もしますが、そのときはまだ若干のGW前進行(連休前には作業を詰め込まれるのですよ)がありましたから、そこまででもなかったのかな?

僕は自分がセミリタイア生活に入っているので、同じようにセミリタイアについて書かれたブログを読むことが多いのですよ。

多くの方が「仕事から解放されて良かった」「自分の時間が増えて嬉しい」というようなことを記事にしておられますし、僕もそう感じ始めているところです。
失敗談の多くは資金面にまつわることでしょうかね…。

前述の通り、僕はもともとフリーランスです。
フリーランスだった人が「セミリタイアする」というストーリーって、探してもなかなかないのですよ。

単純に「仕事なくなっただけ。調整しているだけ」なので「セミリタイア」という言葉を使わないのかもしれませんね。

僕は、

  • 「完全リタイア」できない
  • もっと職業人としての寿命を伸ばしたい
  • そのための調整・修正を意識したいという

文脈で「セミリタイア」という言葉を使っているのです。

人生の残り分がいい感じの今

フリーランスになったのが30代半ばだったので、約20年間フリーランスとして生きてきたのですよ。
以前投稿した「フリーランスになったころの失敗を記して、平成時代を後にしよう」という記事で書いたように、失敗からのスタートでしたが、なかなか充実した20年でした。

そして50代半ばになった今、おそらくあと20年程度しか職業人生は残っていないだろうと思っています。
逆に「あと20年くらいは遊び続けたいな」とも思っているのです。

フリーランスになってから今までの時間をもう一度くり返す時間が残っているのです。
「なんか、ちょうどいいんじゃいか」と感じています。

もし上手くいかなくても、最低限の生活はできるだけの資金も確保できています。
定年まで働くサラリーマンよりも5年〜10年程度先んじて、老後のスタイルを作りはじめることができるのですよ。

偶然なのか必然なのか、上手いタイミングなのです。

実は「もっと早く資産形成に興味をもっていて、40代くらいにセミリタイアしたかった」「オレは遅かった」とも思っているのですが、現実はこんなもんなのでしょうね。

実際になってみるとわかるのですが、50代ってまだまだ体力も、学習意欲もありますよ。
当然、それなりのメンテナンスは必要です。

でも今「さすがに60代になったら、新しいことをはじめるのは無理だろ。だから50代のうちに」と思っていますが、10年後には『なってみるとわかるのですが、60代ってまだまだ体力も、学習意欲もありますよ』という記事を書いているのかもしれません。

結局、整備次第なのですよね。

とりあえず「仕事がなくなると人生つまらない」「やりたいことはをやるのは、今がベストタイミング」だと思いながら、いろいろと試してみることにします。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。