follow hagi.life

暇なんだから、遠ざけていた仕事に興味を持とう

2021.02.09

こんにちは、萩ドットライフ()です。

税理士から送られてきた書類を見ながら「電子申告で済むんだし、自分でできるようになるといいな」と思っています。ずっと会計業務を「ややこしい仕事」として遠ざけてきましたが「暇なんだから興味持ってみるかな?」という気になっているのです。

会計業務は、ずっと税理士にお願いしています

作業台の端っこのほうに「令和2年分 給与所得の源泉徴収票等の法定調書合計表」という書類が置かれています。
サラリーマンの方にもおなじみの「年末調整」を集計して税務署に提出し、事業主側で保管しておく書類です。

先週末、税理士から「電子申告が済みましたよ」ということで送られてきた書類です。
法人設立以来、こういう作業はすべて税理士にお願いしています。

法人を設立した四半世紀前は、年末調整やら決算、個人の確定申告のたびに必要な書類を郵送で送ったり、税務署や自治体に提出・申告する前には、印章(はんこ)を持って、税理士事務所を訪れていました。

それがいつしか、すべてネット上でのやりとりだけで済むようになりました。
もう10年くらい顔を見てないんじゃないかな?

でも、そのおかげで本社を東京都江東区から、山口県萩市に移転しても「萩で新しい税理士探さなきゃ」と悩むこともなく、東京にいるときと同じ感覚でやりとりができています。

ちょっとした違いがあるとしたら、僕の側が、書類を紙にプリントするにも、何かを郵送するにも、いちいち車を出さなきゃいけないことくらいでしょうかね。
東京時代は、宅配便はマンションの受付から送れたし、コンビニは徒歩3分圏に3件くらいありましたからね。

「自分でできるようになってみようかな?」などと…

昨日はその「令和2年分 給与所得の源泉徴収票等の法定調書合計表」をページをめくりながら、じっくりと読み込んでみました。
こんなことをするの、初めてのことなのです。

これまでの20数期ずっと「書類が送られてきた=終わった」ということで、そのままキャビネットに保管してたんですよね。
「税理士がちゃんとやってくれてるんだから」と、中身をじっくり眺めることなんて、したことありませんでした。

この会計とか納税まわりの仕事って、僕にとっては「ややこしい仕事」なんですよね。
できれば、やらなくて済むようにしたい仕事なのです。

でも、今年はどういうわけか「ちょっと中身を見てみるか」という気になったのです。

たぶん暇だからなのでしょうね。

僕はもう本業のデザイナーからは足を洗って無職になっています。
ほんの少しだけ、かつての仕事を残してますけどね。

なのに法人は持ち続けているのですよ。
(参考:セミリタイアの「セミ」のところ

これまで、敬遠していた分野にちょっと興味が湧き始めてるんですよね。
「もしかしたら、こういう仕事、税理士なしで自分でもできるんじゃない?」などと思い始めているのです。

少しでもマネーセーブしたいですしね。

税理士との付き合い方も「代行じゃなくて、サポートみたいな感じで関わってくれません?」を飲んでくれそうな気がしているのです。

いつまで法人を持ち続けるのか

僕は、セミリタイアを意識し始めた頃から法人の解散 or 休眠(=個人成り/個人事業主化)を考え続けています。
(参考:個人か? 法人か?

一昨年の年末くらいには「いったん萩に本店移転して、決算を目処に休眠させよう」と思っていたように覚えています。

  • もしかして、また法人として事業再開するかもな
  • そのとき、東京の会社として休眠させてたら都合悪いな

って考えてたんですね。

ただ、今は「もうちょっと法人でいたほうがいいな」という気になっています。

理由は、政府や自治体からの経済対策、たとえば去年の持続化給付金みたいなものが「まだあるかもな」と思っているからなのです。
使える制度があるならば、取りこぼしたくありませんもんね…。

それと「持続化給付金」と、今年に入ってからの「がんばろう萩!小規模事業者事業継続支援金」、このふたつが、僕が法人を設立してから初めて国や自治体の制度を利用した体験だったのです。

これまで一度も「申請」ということをしたことがなかったんですよね。

もちろん「お金もらえて嬉しい」ということもありますが、同時に「これまでも使える有利な制度があったのに、見落としてきたんじゃないか?」とも思いはじめています。

これも「暇になったから」なんでしょうけどね。

なので、新型コロナ禍が過ぎ去り、世間が平時に戻るまで、法人を所有し続けてみようかと思っています。

個人成りとともに、会計も自分でやるか…

なんとなく、今年中に人々の生活は平時に戻りそうな気がしてるんですよね。
国をまたぐ往来に関しては、しばらく慎重な姿勢が続きそうに思うんですけどね。

そのあたりで、政府の景気浮揚策に注視しながら、僕は法人の休眠(=個人成り)のタイミングを計ろうかと思っています。

最短で、令和3年度が最終期になるイメージでしょうかね。

そして個人成りしたタイミングで、会計業務も確定申告もすべて自分でやろうかと考えているのです。
そのためには、事前に会計ソフトの選び直しから準備しておく必要があると思っています。

これまでずっと「ややこしい仕事」として遠ざけてきたし、税理士に丸投げだったので、四半世紀も法人経営してきたくせに、まるっきり知識が蓄積されてないんですよね。

せっかく暇になったんだから、こういうのにも興味を持って学習してみようかな? などと考えているところです。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。