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自分が作った自分の場所

2019.02.20

最終更新日:2019年12月24日

こんにちは、萩ドットライフ()です。

このブログを開設して7ヶ月が過ぎたところですが、あと20記事で累計300記事を達成するところでで来ています。詳細は月初の定例記事にて報告するとして、今回はこの「自分で作った自分の場所」ということについて書いてみようと思います。

雑に扱ってきたものを洗い直す

年齢とともに「丁寧に扱うもの」の種類が変わってきたように思うのですよ。

僕はフリーランスのWebデザイナーをしています。もう20年以上この職業です。
50代半ばにして、見直しを考え始める時期に来ているのですよ。端的に言えば飽きてきているのです。

知らず知らずのうちに、仕事を雑に扱う場面が増えてきたからだろうと思います。
このあたりは、自分に慢心があったようにも思うし、環境の変化が原因のようにも思う。そして、単なる時間の経過に由来する自然現象のようにも思うのです。

だから僕は、見直しや改善よりも、リセットを選んだのです。
新規案件の受注を停止してセミリタイア生活を始めてるのです。
また、生活の場の変化も求めて、東京と山口県萩市を行ったり来たりする二拠点生活も試みています。

職業人生をリセットしつつ、もう一度、自分の居場所を丁寧に作り直してみたいのですよ。
そうすることによって、これまで雑に扱ってきたものが、蘇ってくれるんじゃないか? と淡い期待も持っているのです。

丁寧だけど不完全

セミリタイアを意識してすぐに開設したのがこのブログなのですが、ほぼ毎日投稿しています。
セミリタイア後にまず作った「自分の場所」なのです。最初の「丁寧に扱うもの」だと思っています。

ひと記事2,000字以上というシバリは設けていますが、特に「毎日投稿」を義務付けているワケではありません。
「なんでもいいから、とりあえず投稿」ということにはしたくなかったからなのです。

毎朝「ちゃんと書くべきことを考えよう」「今、僕が考えていることを記録として残そう」とは心がけているのですよ。

反面「丁寧に扱うもの」だからこそ、完璧主義っぽいものが頭をもたげてくるのですよ。
これまで、まともに文章を書く仕事なんかをしたことがありませんでしたから、まあヘタクソなのです。
「こんなものを公開するの恥ずかしい」という気持ちが勝っちゃって、なかなか投稿する踏ん切りが付きません。

なので『創造は「質より量」だと仮定する』ということにして、不完全でもいいから、記事をどんどん投稿することにしたのです。

この辺がジレンマなんですよね。

自分の中では「内容や思考、行動に対しては、しっかりとアウトプットしたい」「でも、技術的に不足してる部分には目をつむる」という感じで折り合いを付けています。

クオリティに関しては、おそらくいつまで経っても満足いくものにはならないと思うのですよ。
だって、四半世紀を越えてメシの種になってるデザインでさえ、去年の成果物を見ると「う〜ん、なんでこんなになっちゃったんだっけ?」とか思いますもん。
(参考:恥ずかしい記事を残すべきか、リライトすべきか?

ずっと向き合い続けるテーマ

「雑になると飽きる」「丁寧に扱うことが大切」「でもアウトプットは不完全でもアリ」みたいなことって、決して今はじめて思い至った考え方じゃないんですよね。
今、飽きているデザインの仕事だって、駆け出しの頃には何よりも大切なものでしたから丁寧に扱ってきたはずなのですよ。

だからこうして、仕事を頂き続けることができるのだろうとは思うのです。
仕事に限らず、趣味でも恋愛でも人間関係でも、なんでもそうなんだろうと思います。

でも「雑に扱って飽きる」をくり返しちゃうものなのですよね。
他人には「仕事との向き合い方にも、メンテナンスって必要だよ」みたいな話をしたこともあるんですけどね…。オッサンは説教じみた物言いが好きですからね。

たぶん、ずっと向き合い続けるテーマなのですよ。

今こうしてブログを「自分が作った自分の場所」として運用しはじめているし、他にやりたいことと、思いついてることも記録していきつつ、行動に移す予定なのです。

これから「自分の場所」を増やしていくつもりなのですが、「コストパフォーマンス」「収益化」「自己実現」のようなビジネス要素よりも「丁寧に扱いたいと思うこと」「長く携わって育てたいもの」に寄っていこうと思っているのです。

僕はなんとなく「生産的な趣味」という言葉を使っていて、好きなことをやりつつ、後追いでそれを収益化するゲーム的要素を加えるようなイメージを持っているのですよ。

こうしてブログを書きながら思いついたり整理できたりしたことが、これからやろうとしている、いろんなことのヒントになりはじめているのです。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。