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記事を書き始めたら、思いのほか浅く仕上がる問題

2019.02.27

最終更新日:2019年03月06日

こんにちは、萩ドットライフ()です。

この記事もおそらく、そうなるのでしょうが、たいてい書いてる途中で「あれ、こんなこと考えてたっけ?」「なんか、こっ恥ずかしいこと書いてるな」などと、書き始めに思いついていたこととは違うところに着地したりしているのですよ。

上手く書けなくても、前に進むしかありませんよね

かつて「ブログを書くって、自意識との戦いですね」という記事を投稿したことがありますが、少しは慣れてとは言え、自分の文章をこうして記事にして公開することに、まだまだこっ恥ずかしさを感じているのです。

とはいえ、こうして書き始めている以上、仕方ないことなのですよね。
とにかく黙々と前に進むことにしています。

なかなか、上手く着地できなくて困ってるのですよ。
書き始めは「いいこと思いついた」とか「これに関する考え方が深まった気がする、書こう」などと思ってキーボードに向かうのですが「仕上がりが浅いな〜」と感じることが最近増えています。

「そういうことを感じるようになった分、レベルが上ったのかな?」とも思いますし「なんでいつまで経っても上達しないんだろ?」とも思うのですよ。
「どこかのタイミングで書き方を見直そうかな? 4,000字書いた上で2,000字に詰めるとか…」などとも考えているところなのです。

「もっと推敲すれば、もうちょっとはマシに」などとも考えてはいます。
当面今は、最初に決めた「質より量」を重要視して「ダーッと書いて、パッと公開する」方式でやっています。
推敲はじめちゃうとキリがなくなりますからね…。

もともと僕は「書くこと」が下手だという自覚はあるのですよ。でも書き続けないと一生「書くチカラ」が身につかないのです。
ただなんとなく、馴染めば好きになれそうだし、継続できそうな気もするので、こうして書き始めたのですよ。

とりあえず今は、何が当たるかわからないけれども、サイコロを振り続けるフェーズだと思っているのです。「やってみなきゃ、わからん」なのですよ。
(参考:「また何かの初心者になりたい」を再考する

こうしてブログ記事というカタチで文章を書く習慣をつけて「書くことが好きになった」「もっと書きたいと思うようになった」らヨシ、と思ってはじめたこのブログですが、なんとなくアタリだったような気はしています。

本音をひねり出してる感じはしますね?

前述のように、書き進めながら、だんだん「あれれ?」ってなっちゃったり、書き終わったあと「うぁ、なんか浅いな」と感じたりもする現象に悩んではいるのです、そういう最初のプランと違っちゃった方が「本音なのかもな」とも思ったりもしているのですよ。

筆を進めながら、考え方がどんどん膨らんでいって、違うこと考え始めちゃうし、自分が考えてもいなかったことに至ったりして、それが言語されるものだから「なんか違う」「思ったよりも浅い」と感じるのでしょうね。

それが上手い文章に落とし込めないことが、とてももどかしいのですが、なんか本音をひねり出してるような感覚はあるのです。

もともと本音って、何が本音で、何が建前なのか、自分でもよくわかりませんよね。
でも、ちょっとずつ近づいている気はするし、本音って、それ単体でコンテンツになるように思うのですよ。

世の中にあふれている、いわゆる「お約束」をかいくぐったり、突破したりしたような言説のほうが、共感されやすいのだろうなと思ってみたりもしているのです。
とはいえ「何かに、誰かに、物申す」的な物言いは苦手だったりするし、表現手法としては嫌いだったりするので、ちょっとした本音風の味付けとして、そういう言い回しを上手に使えるようになればいいのかな? と思っています。

「そうすると、文章にちょっとした深みがでるのかな?」などと考えつつ、少しずつ魅力的な文章を書けるようになりたいと思っているのです。

できないことに取り組むって楽しい

「書きながら変な方向に話が行ったり」「想定よりも内容が浅かったり」する問題に悩まされながら日々ブログ記事を書いているのですが、おおむね楽しんではいます。

2,000字以上の文章を半年以上書き続けたのって、半世紀以上生きてきて、はじめてのことなのです。
もともと「僕にはできないこと」だったのですよ。

大げさな言い方をすると「自分が変わる瞬間に立ち会ってる」ような感覚です。

セミリタイア生活に入って
「仕事を生産的な趣味に置き変えたい」とか「クライアントワークをやめて、ひとりで完結する仕事を模索したい」など考え始めなければ、この感覚は得られなかったと思います。

ちょっとした決断が、大きな変化になることもあるのですよ。
ずっと「自分のできること」だけを続けていれば、日々は穏やかに過ぎていきます。

僕は今50代半ばですから、あと5年程度このままの生活を続けていれば、サラリーマンの方でいう「定年」を迎えるのですよ。
僕はフリーランスのデザイナーなので、定年はありませんが。

それでもフリーランスで定年という概念がないがゆえに「まだ先に進みたい」「もうワンゲーム楽しみたい」と考え、「半歩」でもいいから足を踏み出して、自分の可能性を広げてみたいのです。

まだまだ見たい景色があるのです。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。