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「ま、いいか」で書き続けられるのが、匿名ブログ

2019.05.09

こんにちは、萩ドットライフ()です。

インターネット上の匿名性について、あまり良い意味では語られません。ただ、僕がブログを継続できているのは、匿名ブログであることが大きく影響しています。完成度の低いコンテンツや恥ずかしい記事を放置するための隠れ蓑になってくれているのです。

定期的に「匿名ブログ」について考えてみる

このブログもそろそろ開設して10ヶ月が経とうとしていますが、定期的に「匿名のまま続けてもいいのかな?」とか「匿名で書いててよかった」などなど、考え続けているのですよ。

過去にも、匿名ブログであることをテーマにした記事を書いています。

古い記事を読み直すと、消してしまいたい恥ずかしい記事や、今考えてることと全然違うことを書いていたりしているのですよ。
どうにかこうにか、ブログを書き続けることに関しては習慣化したような気がしていますが、自分の文章を読むことにはいつまで経っても慣れないですね…。

  • 下手くそな文章、こっ恥ずかしい記述を放置
  • 過去に書いていたことと矛盾しても平気
  • 「お金」のことは恥ずかしがらずに書きたい

などなどについて、「ま、いいか」とそのままにしつつ運用し続けられるのは、、このブログが匿名ブログだからだろうと思うのです。

インターネット上の匿名性について、多くの場合あまり良い意味では語られませんが、アウトプットに躊躇するような低い完成度のものを投稿したり、赤裸々すぎて恥ずかしさを感じるような仕上がりのものを放置するための隠れ蓑になってくれるという効能がああるのです。

下手くそな文章、こっ恥ずかしい記述を放置

僕は20年以上、フリーランスのデザイナーをやってきて、50代半ばにしてまた別の職業を模索しようとしています。
「人生100年時代」という言葉を真に受け、後期高齢者になってもユルく働き続けることができる仕事に出会うために、もう一度なにかの初心者になろうと思っているのです。

そのための大人のギャップイヤーとして、セミリタイアや二拠点生活をはじめています。

おそらく、どこかに僕が書き残した記録を必要とされる方がおられると考えているのですよ。
それは今ではなくて、何年か後なのかもしれませんが「いつか誰かの役に立つこと」を望んでいるのです。

なので「できるだけ思ったことをそのまま」書くようにしています。
目の前に他人がいたならば、酔っ払ってても言わないようなことも、そのまま文章になったりしますし、前もって構成を考えずに思いついた順番通りに書いたりしますので、あとから読み返すと意味がわかりにくいことも多いのですよ。

そんな、下手くそでこっ恥ずかしい文章を放置し続けられるのは、匿名ブログだからに他なりません。
それ以前に、実名で書いていたら恥ずかしさのあまり、投稿にするに至っていないかもしれません。
現時点で、360記事以上投稿することができているのは、匿名で書いているからなのです。

「下手くそ」な部分については、いずれ読み返しつつリライトする機会を設けたいとも思っていますが、「こっ恥ずかしい」記述に関しては、そのときの自分が考えていたこととして、そのまま残し続けるつもりです。

過去に書いていたことと矛盾しても平気

朝起きたらすぐにPCに向かってブログを書き始めるのが日課です。
他人のSNSや、ネット上の記事を眺めながら、自分なりの記事が書けそうなことを見つけたり、以前考えを持っていたものを思い出したりしつつ、その日のテーマを探すのです。

筆を進めながら「あれ? これ前にも書いたことがあるよな」と気付き、過去記事を検索してみることもよくあります。
そのときに、自分が今書きつつあることとまったく違ったことを書いていることに気づくことも多いのですよ。

明らかに矛盾しているのです。

数ヶ月の間に考え方が変わっていることもあれば、着想の仕方や思考のルートの違いで異なる結論に至ることもあるので、とくに過去との矛盾が悪いことだとは思いませんが、ちょっと気になりますよね。

中には「あれ、オレこんなこと考えたことないはずなんだけど…」ということが書いてあったりもします。
たぶん、その頃に見た、読んだ、聞いた何かに影響されてるんでしょうね。「これ、オレのオリジナルじゃないな」という文章や言い回しが見つかるのも、なかなかこっ恥ずかしいものなのですよ。

でも平気。匿名ブログですから。

「お金」のことは恥ずかしがらずに書きたい

最近はずっと「フリーランス×老後の準備」みたいなことばかり考えていて、それにまつわることをテーマした記事が多いのですが、どうしてもお金のことを書いておきたいのですよ。

それは僕が今、とても気にしていることだからです。
いろんな角度から皮算用を繰り返してみて「計算上大丈夫」という結果になっても、ずっと不安は残るのですよ。

「やってみなきゃわかんない。考え続けて行動しないことの機会損失を被るほうがイヤだ」と思いつつも「もし失敗したらどうしよう、不安だな、怖いな」は常に同居しているのです。

もう実際に行動し始めた今でも「お金、大丈夫かな」とずっと思い続けてるし「セミリタイア+資金」とかでググり続けています。

おそらく他の人もそうなのですよ。
フリーランスは国民年金にしか加入してない人も多いし、退職金があるわけでもありませんから、現役時代の資産形成によって、老後の生活に大きな影響があります。
なので、僕は可能な範囲で収入とか資産状況とかを実数で書いておきたいのです。

この辺のことも、匿名ブログだからこそ思い切って書けますよね。

それでも、僕のことを知ってる人が読んだら、書いてる内容から個人は容易に特定できるんですけどね…。だからあくまでも、可能な範囲で。
お金のことって、要らぬ感情を招きますからね。
僕だけなら構いませんが家族のことを考えると、どうしてもバランスを考えてしまうのです。

◆ ◆ ◆

過去に書いた「匿名ブログ」をテーマにした記事と重複する部分もありますが、概ねこんなふうに考えています。
しばらくはこの、もろもろの葛藤を和らげてくれる「匿名ブログ」というスタイルを続けようと思っています。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。