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生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう

2020.01.03

最終更新日:2020年07月29日

こんにちは、萩ドットライフ()です。

今年は山口県萩市に完全移住する年にします。無職になってから約3ヶ月間、ちょっと考え込みすぎて足踏みをしていましたが「とりあえず後先考えずに動く」ということに決めたのです。新年なので、ついでにいろいろ考えていますので、記録しておきます。

1年でできることなんて、さほどありません

毎日投稿しているこのブログ、かならず最後に『生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。』と、締めの一文を書くことにしています。

毎日、同じ文節をタイピングしているのではなくて、自動で入力されるようにしているのです。

だから東京と萩市の二拠点生活を終え、萩市に完全移住した後もずっと『生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。』で締めるスタイルは、残り続けます。

むしろ萩に完全移住して、そこでの生活を作りはじめてから、この文節が意味を持ってくると思っているのです。

「もう50数年も生きているのだから、いい加減理解しろよ」とも思うのですが、いつも年初には「今年はあれやりたい。ここに行きたい」などと思いを巡らせ、同時にいろんなことをやろうとするものだから、結果、暮れてみれば何ひとつまともに進んでいない、そんなことを繰り返してきました。

優先順位の付け方が下手くそなのですよね。

こうして毎日ブログ記事を書いていることの効能で、なんとなく僕の能力を以て「1年間でできること」のサイズ感もようやく分かってきました。

今年はまず、萩市への完全移住を優先順位の最上位に置くことに決めています。

以前投稿した「萩市の古民家を内覧してきた」で触れたように、去年は萩市の空き家バンク制度の様子を体験してみるにとどまったのですが、年も明けたことだし、あまり深く悩まずに、さっさと拠点を決めてしまおうと思っています。

この辺りは「ようやく無職になったし、ブログも継続できた2019年」でも少し触れています。

まずは、さっさと古民家を購入して、萩市に移住することがきっかけになって「やりたいリスト」の中にある、

  • DIYを始める
  • 動画撮影・編集を始める
  • 第二種電気工事士の資格を取得する

等々をスケジュール化して、ひとつずつ消化していくことになると思っているのです。

これまで短期的な視点で物事を見てしまっていたから「あれもできなかった。これもできなかった」となっていたのですよね。
長い目で見れば、数年がかりでひとつのことがモノになれば充分だと思うのです。

ひとつのことがモノになる過程には、いろんな達成も未達も含まれるんですけどね…。
それを繰り返していくしかありませんよね。

とにかく、僕はこのブログを開設したときに思いついた『生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう』に向かって踏み出す1年とすることに決めたのです。

これまでも、完全リモートで働き始めたり、セミリタイア生活、二拠点生活、無職になって長期休業と、ジリジリと踏み出してる感はあったのですが、やはり「家を買って、住民票移して移住しました」を達成することで、ようやく具体的な「第一歩」を得た感じがしますよね。

何の変哲もないことを記録に残そう

このブログは、僕が生まれ故郷の山口県萩市に移住して、新しい人生を作り直す過程を記録するために書いているものなのです。

こうして世間様に公開している以上、僕以外の誰かの役に立ってほしいと思って書いているし、あなたが読んでくれることではじめて存在できるのです。

もちろん、心のどこかで「こんなオッサンの駄文になんか、誰も興味持たないよな」とも思っています。

それでも誰かに読まれることを期待しながら書いているのです。

毎月月初の定期コンテンツとしている「運用報告」をご覧いただければわかる通り、少しずつこのブログに来訪される方が増えつつありますので、大層な励みになっています。

僕が書いたものを読んでくれるあなたが存在するということは、とても幸福なことなのです。
受け手があってこそのコンテンツですからね。

僕が東京を後にして、山口県萩市に完全移住しようと決めた背景には、高齢の親の介護が心配なこともあったり、人口減少が進む生まれ故郷に対して恩返ししたい気持ちがあったり、折返し地点を過ぎた自身の人生の色付けを考えていたり、いろんな要素が複合しているのです。

スパッと割り切れるような要因がありませんから、いろいろと思い悩むこともあります。が、とりあえず「後先考えずに行動するのが良さそうだ」という気になっているのです。

おそらく、すべての人がそれぞれに考え、そして体験するような、なんの変哲もない行動なのではありますが、それを記録することでほんの少しでも、自分なりの意味付けができるといいな、と思っているのです。

どこにでもあるストーリー。でもその人なりのクセがあるのです

いま書いている文章と同じようなことを、当ブログ開設当初にも書いたような気がします。
とくに、その記事を検索して読み返してみようという気にはなりません。

おそらく、今後も同じようなことを考え続けると思うからです。

今年、僕が萩市での生活を始めたとしても、話題にしてくれるのは付き合いのある、限られた人たちだけでしょう。
このブログを読んでくださっているあなたは「あ、とうとう引っ越しだんだ」と思ってくれるのでしょうが、世間的には誰も関心など持たない出来事なのです。

そこに何の問題があるわけでもありません。

「違う場所に住みたくて、仕事を辞めて、家を探して引っ越して」なんて、どこにでもあるストーリーですからね。

だから「小さなひとつ(=ドット)に還ろう」なのです。

でも、その「どこにでもあるストーリー」にも、必ずその当事者なりの考え方や行動に「クセ」が出るのです。それが面白いと思うのですよね。

それは、こうして記録しておかないと誰の目にも触れないものなのですよ。

僕は自身でこうしてブログを始めることによって、他人のブログに目を通す機会が増えました。

「あ、この人オレと同じようなフェーズにいるな」とか「同じような言葉の選び方してる、流行ってるのかな?」とか「自分なら、別の方法選ぶなあ」みたいなことを、特に参考にするわけでもなく、もちろん批判などしようはずもなく「その人のストーリー」として眺めているのが楽しいのです。

同じように誰かがこのブログを見つけてくれて、記事を読んで、何かを感じてくれれば、それだけで「なんか、いいな。ありがとう」と思うのです。

新年なので「さあ、今年こそは萩に移住するぞ」と決意を新たにしつつ、こんなことを考えています。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。