そうだ。僕はちゃんとしてない人なのでした

2020.04.26

こんにちは、萩ドットライフ（@hagidotlife）です。

朝起きて「今日のブログネタ、何にしようかな」と考えると真っ先に「新型コロナ問題」を考えるようになってしまっています。頭の中のコロナ率が高まっていて、良くないですね。僕は、ちゃんとしてない人への道を歩んでいたはずだったんですけどね…。

うろたえて、取り乱しているのだろうと思います。

毎朝、起きたら真っ先に、

をサイトをチェックするクセがついているし、1日中定期的に更新して確認しています。

そして、いろんな人が「after コロナはこんな世界になる」「この状況はいつ頃まで続き、いつごろ収束する」みたいなことを言っている動画を観たり読んだりし続けています。

なによりもこうして、何日も連続して新型コロナにまつわるあれやこれやをブログ記事にして投稿しているのが、僕が新型コロナに対して狼狽している証拠なのです。

僕はこれまで、感染症に関して何かを研究し続けてきたわけでも、深く考えを重ねてきたわけでもありません。大学のときに、特論でちょっとやったくらいかな？
それが今、いろんな専門家のみなさんの意見に触れ、咀嚼しながら「ちゃんと考えよう」としているのです。

それ自体は特に問題ないし、新しい世界に触れ、新しい知見を得ようとすることはむしろ良きことなのですよ。

ただ、あまりにも世の中が新型コロナ一色であるかのように受け止め始めているし、なんとなく「この人、また聞きで何かを言おうとしてない？」って人も見受けられるし、「結局シロートのコロナ評論の連鎖になってきてない？」なんてことを感じるのです。

奇をてらったことを言う人も増えてきて「インパクトのある発言したヤツが勝ち」みたいな風潮も気になりますしね。

なんといいましょうか…。「そういうお仕事」の方もおられるのでしょうから、仕方ない部分もあるのでしょうが「みんなが今、コロナのことを考えてる」みたいな感じになってしまうのは良くないように思うのです。

「みんなが政府に不満を持っている」も「みんなが自粛疲れをしている」「みんなが経済的に困り始めている」なんかもそうですね。

そろそろ距離を置いて「みんなが」を「自分は」に置き換えてみるフェーズなのかな？　と思うのです。

ずっと「この感染症の経過をちゃんと観察し続けよう」「正確な知識に触れよう」と思い続けているのですが、考えれば考えるほど暗〜い気持ちになってしまうものなのですよ。

そのくらいのインパクトがあるできごとなのです。

でも、僕みたいなシロートがいろいろ考えても何も変わらないのですね。

そもそも僕は、ちゃんとしてない人になろうと思って、そこを目指してセミリタイア人になっているのですよ。
「ちゃんとしてない人」というのは、世の中の自分の役割と向き合わない人ってことだし、それについて根（こん）を詰めて考えたりしない人のことなのです。

そんな僕がいまできることなんて、

ん〜っと、まだ何かありましたっけね？　せいぜいこのくらいのことくらいだと思うのです。

東京都の陽性患者数の生データを入手して、移動平均グラフを制作しようなんてことをしかけたこともありますが、「アホかオレは」でしかないのです。

僕のように、ちゃんとしてない人ができることなんて限られているのですから、もっと自分事を考えるべきなのです。

なんだか、先日投稿した「長期戦なら、それなりに」で、書いたこととだんだん似てきちゃいましたね…。

繰り返しますが、みんながコロナのことを考えて、コロナに詳しくなっていてはダメだし、各々が頭の中の「コロナ占有率」を下げていかないと、収束したときにスムーズな再起動ができなくなってしまうように思うのです。

以前のフリーのWebデザイナー時代ならば「こんなことしただろうな」という予測はなんとなくつくのですが、無職になってる今、なんとなく手持ち無沙汰な感じがするんですよね。
（参考：フリーランスの僕が暇な時にやったこと）

だから、コロナのことばかり考えてるのかもしれませんね。
職業（＝社会での自分の役割）って、こういうときに人間の「芯」になるもんなんですね。

ちょっと「へぇ」って思いました。

お年寄りが、マスクや食料を買い占めたり、日ごろ見かけない人を警戒するのって、無職の僕と同様に社会的役割がないもんだから、頭の中がコロナでいっぱいなのかも知れませんね。

いや「ホントに1日中コロナのことを考えているのか？」といえば、実はそんなことはなくて、朝起きて「さ、今日のブログは何書こう？」と考えたときに「コロナだな」と思いつく程度だったりもするのですが、それなりにうっすらと気になり続けてることは確かですよね。

逆に言うと「しばらくはコロナで、ブログネタには困らないか」という側面もあったりします。

しかし、だんだんと「コロナ大変だ、いったいどうなってるんだ」から「分かってる範囲だけで語ろう。あとは落ち着く方向に自分を向かわせよう」という気になり方に変わりつつあるのです。

あまり味が濃すぎると、薄めたくなっちゃうってことなんでしょうね。
国内感染の状況が、ちょっと落ち着き始めたように感じられることも影響しているのかも知れません。

だんだんと自分が目指していた「ちゃんとしてない人」を取り戻しつつあるように思います。

僕は「コロナを考える人」ではなくて、無職の人だし、地方移住してユルい職業を作ろうとしている人だし、「もう真面目に働かないぞ」と決めている人なのですよ。

昨日投稿した「なんだかんだ言いながら、元に戻るのだろうなあ」が、僕の予想だし願望なのですが、それ以外にも「after コロナ／with コロナは、こんな時代になるのかな？」なんてことも考えていなくはないのですが、どうしてもコロナ濃度が高くなっちゃうのですよ。

だから今は「元に戻そ」くらいがちょうどいい気がするのです。
それが、僕にとっては「ちゃんとしてない人」に戻るってことなのですよ。

朝起きて、一発目に「昨日の感染者数、何人だった？　減った？　増えた？」って確認するの、やめようかな。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。