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築40年を超える軽量鉄骨住宅、寒いっ!

2018.12.14

こんにちは、萩ドットライフ()です。

今、山口県萩市の作業場にいるのですよ。作業場と言っても、僕の実家に居候しつつ、1室を作業場兼寝室として占拠しているだけなのですが、これがとにかく寒いのですよ。昔住んでいた40年前ってこんなに寒いって印象なかったんですけどね。なんでだろ?

昔は部屋の中でもアウターっぽいの着てたな

高校時代まで「オレの部屋」と呼んでいたところが、今「萩の作業場」になっているのですよ。
昔、この部屋で暮らしていたときは、エアコンなんてなかったんですよね。そして、自分の部屋用のストーブなんてのもありませんでしたね。

今よりも暖かかったのか? っていうと、そんなわけなくて、11月の終わりくらいには雪が降り始める年が多かったように記憶しています。

昔は僕も若かったからってのはあるでしょうね。若いときには少し温度が低い方が快適ですからね。
祖母の部屋に行くといつもモワっとした熱気を感じて不快だったものです。
おそらく僕が今、快適だと感じる温度が、当時の祖母の部屋の温度なのだと思います。

いろいろ思い出したのですが、当時は家の中でもアウターっぽいものを着てたのですよ。
褞袍(どてら)だったり、綿の入った部屋着みたいなやつですね。
さしずめ今なら、フリースやらライトダウンを部屋の中でもずっと着てごしてるような感じでしょうかね。

寝るときにも、毛布や掛け布団を何重にもかけて寝ていました。

それを今、Tシャツにスエット上下、寝るときには羽毛布団1枚で、寒い寒い言ってるのですね。
「24時間、エアコンが欠かせないよ」と。

サッシの経年劣化がひどいし、窓増えてるし

この家、僕が中学校に入学するくらいに建てた家なのですよ。もう40年以上経っているのです。
当然、いろんなところが劣化してますね。
屋根や内装などは、途中で何回か手を入れてるのですが、寒さ問題の根幹にあるのは、

  • 断熱
  • サッシ
  • 窓の増設

だろうと思っています。

「東芝住宅メイゾン」という、当時、東芝が発売していた軽量鉄骨住宅なのです。屋根と壁には断熱材が入っているようではありますが、床には入ってなさそうなのです。
そして、屋根と壁の断熱材も40年前のままなので、当然、劣化はしてると思うのですよ。

「一度、全部やり直したいな」とは思うのですが、そうすると内装をすべて引っ剥がすことになり、大工事になりそうなのですね、当然費用もかかるし、生活に支障も出ることを考えると「オレが金だすから、やろう」とも言いにくいのですよ。

サッシは密閉性を失ってますね。クレセントを閉めても風がスースー入ってくるんですもん。
40年前のサッシですから、当然シングルガラス。
エアコンを付けてても、温風と同時に窓からの冷気もずっと感じるんですよ…。

僕が家を出たあと、この部屋は父親が使っていたようです。
元々は南北にひとつづつ窓が付いている部屋だったのですが、父親が東西にも窓を増設しているのですよ。
そのうちのひとつは、廊下に向いた障子窓。これが寒いのですよ…。廊下といえども、夜には外気と変わらない温度になりますからね。障子1枚では、どうにもなりません。

その上、ドアをガラス付きのドアにしてるのですよ。よくリビング・ダイニングとかに使う、やつですね。
ガラスは木材と比べて、熱伝導率が高いので、これまた廊下の冷気を室内に送り続けてくれるのですよ。

当然、夏にはこれと逆の現象が起こりますから「暑いっ!」と言い続けることになるのですよ。

僕のもう一方の「東京の作業場」は、鉄筋コンクリート作りのマンションです。
窓ガラスもすべてペアガラスですし、断熱性には優れています。

社会人になって最初の10年は、プレハブのアパート住まいでしたが、それ以降、かれこれ20年以上、鉄筋コンクリートの住宅に住んできました。
なので、身体がそっちに慣れちゃってるんですよね。

住宅選びのときの要注意点だな

僕、長男なんですが、もうずっと東京に住んでるし、萩の実家は弟が住んでいて、もうすでに甥や姪たちの「帰省先」になっちゃってるんですよね。
実家ではありますが、僕にとってはもう「他人の家」なのですよ。
今「萩の作業場」と言いながらひと部屋占拠しているのも「帰省してる」というよりも「居候してる」という意識で、この場所を使っています。

なので、東京のマンションを他人に貸して、萩市に本移住するときには、買うか借りるかするつもりでいるのです。
(参考:萩市に移住するに際して考えている、不動産のこと

今、こうして「古い戸建ての冬」を経験しながら考えていの「断熱に金かけないとダメだな」ということなのですね。
それまでも「バス・トイレはリフォームしよう」と思っていましたから、それに加わった感じです。

そういうことを考えてると、中古住宅を買って、思い通りにリフォームしたほうが良さそうなんですよね。

ちょっと前は、城下町をジョギングしながら、古民家の前を通り「カッコいいな、こんなとこ住みたいな」などと思っていたのですが、今は、
「寒そうだな、格子戸の内側にサッシ入れないとな」
「家中引っ剥がして断熱材入れたら、どんくらいお金がかかるんだろう?」
「DIYでできたりするのかな?」
などと思いながら眺めています。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。