萩市に移住する日が近づいてる。誰にどう伝えよう？

最終更新日：2020年07月29日

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萩に移住したこと、誰にどうやって伝えればいいんだ？

そういえば、15年前に今の東京・清澄白河のマンションを買って引越してきたときも「引越しました」ハガキとか誰にも送らなかったな、などと思い出しています。

その前の引越しは、フリーランスになって法人設立準備をしていたときだったこともあって、なかなか凝ったハガキを作って、過去の名刺や住所録をひっくり返しながら大勢の人に送りました。

心のどこかで「自分がやろうとしてることを他人に知っておいてもらいたい」とか「オレのこと忘れないでね」みたいな気持ちがあったのでしょうね。
「へえ、フリーになったんだ。一杯飲みながら状況聞かせてよ」みたいな誘いを受けると、なんとなく嬉しくて、いそいそと出かけていったりしてましたからね。

このブログでも何度か書いていますが、東京を離れ山口県萩市へ移住する日が2020年8月17日に決まりました。

もう1ヶ月切ってるんですよね。

引渡し日も正式に決定したので、金融機関・仲介業者・司法書士と打ち合わせをしつつ手続きを進めている最中です。
電気・ガス・水道・電話の停止も申し込んだし、郵便物の転送依頼もしました。

個人のみならず、法人の引越しもあるので、そっちは転居先である萩市の司法書士に依頼済みです。
萩市の古民家を買ったときに移転登記をお願いした司法書士です。
ちょっとした雑談中に、高校の後輩であることが判明したので「法人の移転登記、彼に依頼しよう」と思いついたのです。
（参考：他人の趣味と向き合う ― 萩市の古民家を買うことにしました）

萩市は狭い街なので、かなりの確率で同窓生に出会うんですけどね。

さて、今わりと気にしているのが「萩に移住したこと、誰にどうやって伝えればいいんだ？」なのですよ。

おそらく冒頭で書いた、清澄白河のマンションに引っ越したときと同様に「引越しました」ハガキなどは誰にも送らずに済ませることになろうかと思います。

仲いい人は、なんだっていいんですよ

メールでやり取りしてる人には、シグネチャの住所を書き換えれば伝わるだろうし、チャットやメッセージで連絡が来る人には「飲みに行かない？」「オレもう東京に住んでないよ」みたいな形で伝えることになろうかと思います。

さほど数の多くない仕事仲間には、かしこまった感じにならぬように逐一状況は共有しているので「引越し準備でバタバタっす」「設備工事も終わり、ようやく落ち着きました」みたいな感じを続けていれば十分でしょう。

萩に住んでいる小中学・高校時代からの友人や、二拠点生活中に僕が萩に移動したとき何度か集まってくれたような人々には、萩の家を取得しようとしている段階から「萩人に戻るよ」と伝えています。

なので、なんとなく僕が「伝えたい」と思っている人々には、すでに伝わっているようです。

問題は、さほど仲よくない人々なのですよ。

以前「そりゃ、人によって違うよ」という記事でも書いたように「この人には、萩に移住したこと知っててほしいな」という人もいれば「この人に伝わると、いろいろと根掘り葉掘り聞いてきそうでイヤだな」みたいな人もいるのですよ。

加えて、普段さほど交流のない人と交わす「引越しおめでとう」「近くにお越しの折には、ぜひお立ち寄りください」みたいな定型句がものすごく苦手で、首の後あたりがゾワっとするのです。

こうして「引越し日が近づいてるが、誰に伝えればいいのか」なんてタイトルをつけていろいろ書いていますが、結局はほとんど何もしないことに決めているのですよ。

だって15年前、今のマンションに引っ越してきたとき、それで何の問題もなかったんですもん。
「僕のことなんか、誰も見ていない」のです。

「え、なんで教えてくれなかったの？」って言われても「そうっすね、お伝えすればヨカッタですね」で済む話なんですよね。

然るべき方に、然るべきタイミングにて…

以前「facebookを使うのをやめた理由」という記事を投稿したことがあります。

なんとなくの知り合いではあるけれども、さほど仲がいいワケでもない。かといって嫌うほどにもその人のことを知ってるワケじゃない、くらいの感じの人ってfacebookに集まってたりするんですよね。

なので、何もタイムラインに投稿しないし、他人のタイムラインに「いいね！」もしない状況が続いているfacebookですが、こういうときにこそ活用しようと思います。

たぶん、引っ越しが済んで市役所に転入届をだしたら、facebookに

38年ぶりに萩市民に戻りました。
詳細は、然るべき方に、然るべきタイミングにて…

みたいな投稿をして、それでお茶を濁すことになろうかと思います。

そうしておけば、あとから「なんで連絡くれなかった？」って言われても「あれ？　facebookで繋がってませんでしたっけ？」とかテキトーに言えばはぐらかせるし「詳細は、然るべき方に、然るべきタイミングにて」って書いとくことで、なんとなく「ウザいから、根掘り葉掘り聞いてくるなよ」ってことは伝わるでしょ…。

わりとこういう、どうでもいいことをグチグチと気にする質（たち）なのですよ。

結論は「最小限のことだけやっとけば十分でしょ」に決まってるのですが、後からあ〜でもないこ〜でもないって理屈を考えることが多いのです。

こうして「伝わるべき人には伝わってるし、残りはfacebookだな」って自分の中で腑に落ちればそれで安心できるのです。

萩市民に戻る日が迫りつつあります。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。