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築56年の土壁の家、寒いっ!

2020.12.15

こんにちは、萩ドットライフ()です。

オイルヒーターいっちょで暖を取っていた作業部屋。この冷え込みに耐えきれずに、エアコンのある寝室に避難してきています。室温は20度ですが、窓と壁からずっと冷気を感じ続けています。想像以上に築56年の土壁の家で過ごす冬は厳しそうです。

本格的な冬がやってきました

3畳程度の北側の板の間を「作業場」と呼んで、日中はいつもそこにいるのです。
エアコンはないのですが、狭い部屋なので1台のオイルヒーターで温々だし、そもそも事務机と椅子を置ける板の間がそこしかないのです。

「そのうちセルフリノベーションするんだから」と、エアコンは寝室(6畳和室)にしか設置していません。
(参考:古民家再生をDIYでやりたい

僕がいま暮らしている山口県萩市も、昨日から本格的な冷え込みを迎えています。
お天気アプリによると、日中の外気温が4℃とか、5℃。

前述の「作業場」でも、サッシを通してゾクゾクするような冷気が入り込み、オイルヒーターを全開にしつつ、ダウンベストを着て過ごしていたのですが、我慢できずにエアコンのある寝室に移動しました。

エアコンとオイルヒーターをダブルで使い、なんとか寒さをしのいでいます。

この家を使い始めたのは9月からなのですが、まだ暑さの残る初旬はずっとこんな感じでしたね。
夜は日が暮れてしばらく経つと室内の温度が下がり始めるのですが、とにかく日中はエアコンなしで過ごすのは無理でした。

そのかわり、秋が近づいて若干日差しが緩んで風が吹き始めると「こんなに心地いい空間があるのか」というくらい快適なんですけどね…。

これまで暮らしていた全洋室のマンションと違って、ふすまを開放すれば複数の部屋をつなげて、一つの大きな部屋として使えますからね。

この和室の快適さを忘れてましたよね。

でも反対に夏と冬は、とにかく空調効率のよい密閉空間を作って、その中に閉じこもりたいのですよ。

現在、外気温2℃

現在、夜明け前。外気温は2℃です。
エアコンとオイルヒーターを使って、ようやく室内は20℃になっています。

スエットの上下姿で、こうしてブログを書いているのですが、常に寒さを感じています。

理由は明らかです。
窓から冷気が入ってくるのですよ。

ついでにいうと、壁に近づいても寒さを感じます。

以前「築40年を超える軽量鉄骨住宅、寒いっ!」という記事を投稿したことがあります。

約2年間にわたって東京と萩の二拠点生活をしていたのですが、そのときの萩側の拠点、僕が育った実家のことについて触れた記事です。

築56年の竹小舞造、土壁の日本家屋も似たようなものでした。

ただ、思ったよりも床からの冷気は感じませんね。
当然スタイロフォーム(断熱材)なんて入っていないのですが、畳がそれなりに断熱の役割を担ってくれてるのでしょうね。

その代わり、板の間を裸足で歩くと、足の裏がピリピリするくらい冷たいです。

でも、もともと冬ってそんなもんでしたよね。
長年、RC造のマンションで暮らしてきましたから、おそらくそのあたりの感覚がズレてるんでしょうね。

床暖房付いてたし、サッシはペアガラスだったし…。
いつの間にか就寝中も空調つけっぱなしにする習慣になっていたので、毛布すら持っていないのですよ。

何年かぶりに、部屋の中でくつ下を履きました。

当然「この家をどういう方針でリノベーションしようかな」と考えながら、この寒さを体感しているのですが、同時に暮らし方も変える必要を感じています。

リノベーション方針に変化あり

以前投稿した「扇風機がある生活の快適さ」でも書いたように、加齢のせいかエアコンつけっぱなしの生活に耐えられなくなっているのです。

したがって、冬場も「できるだけエアコンつけたくないな」とオイルヒーターを買ってみたのですが、この環境では若干、力不足でした。

リノベーション方針を考えているときに、悩んでいたことがあったのですよ。
それは、土壁をそのまま遺すかどうかなんです。

漆喰の塗られた土壁が、なんとなく古民家っぽさを醸し出していてカッコよくはあるんですよね。

天井と床には断熱材を入れて、張り替えて床はフローリングにするつもりなのですが、壁は「このままの方がカッコいいかな。漆喰は塗り直そう」なんてことを考えていたのです。

ですが、やっぱり辞めることにします。

古民家っぽい風合いが損なわれても、若干、間取りが狭くなっても、内側に断熱材を入れて空調効率を上げるべきだという考え方に変わっています。

そして、もうひとつ思いついているのが、和室もしくはカーペット敷の「地べたに座って過ごす部屋」がひとつあったほうがいいな、と。

前述の通り、いま寝室として使っている和室ですごしています。
ソファテーブルの上にPCを置いて、テーブルとソファの間の地べたに座っています。

胡座をかいたり、足を伸ばしたり、いろいろと体制を変えているのですが、これがなかなか快適です。
「あれ? 足を伸ばすとももの裏が痛いな。そういやストレッチしてないしな」とか思いながら、数分おきに座る体制を変えながら過ごす場面を残しておきたいな、などと思っています。

それと「せっかく無駄に広いのだから夏部屋と冬部屋、別々に作ってもいいな」なんてことも考え始めています。

また季節が変われば、別のことを考え始めるかもしれませんけどね。
とりあえずは「まずワンシーズン、このままで暮らしてみよう」と決めたのだから、そうすることにします。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。