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40代に起こる心身の変化

2018.11.21

こんにちは、萩ドットライフ()です。

僕は今50代半ばなのですが、ココロもカラダも「若いころと同じ」というわけにはいきません。どうしてもコントロール不能の衰えというものを感じるのですよ。ただ、振り返ってみると、そのほとんどが40代のころに予兆があったんですよね。

痩せにくくなる

僕は決して「食っちゃ寝」の自堕落な生活をしている人ではないのですよ。
20代の頃から、年2回程度の「ランニング期」を設け、2〜3ヶ月程度走り込んで、5kg程度絞るようなことをずっと続けていました。

「ちょっとウエストがキツくなったな」と思っても、食事に気をつけながら、3ヶ月も走れば、元の体型に戻すことができてたんですよね。

「あれ? 思ったよりも脂肪が落ちないぞ」と思い始めたのが、40代になってからなのですよ。

それまでは、食事の内容には気をつけますが、量を減らしたり、ましてやメシ抜きなんてとんでもないことだと思ってたんですね。
むしろ「メシの量増やして、筋トレで補強して、快適に走れるようになったほうが効率いい」くらいに思っていたし、実際そうしていました。

それが、40代になってからは、どうしても食事の量を減らさないと、脂肪が落ちないし、3ヶ月程度の「ランニング期」を設ける程度では、大した効果を得られないようになっていましたね…。

そして、40代の中盤を超えてから、とうとう体型・体重の管理に対する関心を失ってしまうのです。

メンタルがおかしくなる

僕、40代の中盤あたりから後半にかけて、収入のピークだったんですよ。
「フリーランス40歳限界説」みたいな話も聞きますが、僕の場合はまったく当てはまりませんでしたね。

デザイナー業というのは、成果物を複製販売できるワケではありませんから、概ね労働時間と収入は比例するのですよ。
もちろん「単価の高い案件やクライアントに移動する」ということもするのですが、短期間に劇的な変化を求めることは困難なのです。

当然「案件数多い=収入増える=嬉しい」となりますよね。

僕は、この40代中盤からの数年間。昼過ぎから明け方まで働き、前述のように体型・体重の管理に一切関心を持たない時期を過ごします。

昼頃起き出して、すぐにPC前に座る。お腹が空いたらコンビニやスーパーに食べ物を買いに行き、食べながら作業。
明け方になるまで作業を続けたあと、公園のラジオ体操を横目にコンビニでビール500ml缶を3本とメシとツマミ各種を買ってきて、すべて消費したあとに就寝。
という生活スタイルでした。

その頃からずっと、日没時とか、雨の日、そして台風のときなんかに、若干の寂寥感とか不安感はあったのですよ。でも、それほど気にしてはいませんでしたね…。
ずっと、無茶苦茶な生活を続けていましたね。
そして、48歳のときにパニック障害が発症しました。

ほんの少し、生活態度を改める

その後は「木場公園ランニング」でも書いたように、朝ランを通年で習慣化するようにしたり、パニック障害の発症がきっかけとなって見つかった、高血圧症や心臓肥大も治療しました。
突然、タバコが吸えなくなり、朝型生活になりました。

一時は、飲酒もやめていたのですが、これに関しては復活させました。

という状況で、40代を終え、50歳になったのですが「体重の増加」と「メンタルの不調」は続いています。
「衰え」と「更年期障害」ってことなんでしょうね。

10年前の自分に、

  • 「朝ランを通年で習慣化しろ」
  • 「っていうか、朝型の労働スタイルに変えろ」
  • 「タバコやめろ」
  • 「メシの量減らせ」
  • 「もちろん、酒の量もだ」
  • 「健康診断行け」
  • 「そして……、仕事量セーブしろ」

って言っても、おそらく聞く耳もたないんだろうと思いますが、もし、きちんと意識できていれば、もう少し「衰え」と「更年期障害」の到来を先延ばしできなのかな? などと思ってみたりもします。

リセットを試みている今

細かい衰えはたくさんありますが、大まかに「体重の増加」と「メンタルの不調」のふたつを挙げました。

たぶん「体重の増加」については、食事量を減らして、ランニングの頻度と強度を上げれば、まだまだ肉体改造は可能だと思うのですよ。
体重増加って「カッコ悪いからイヤだ」ってだけではなくて、健康への影響が大きいんですよ。健康診断でチェックされる数字のほとんどは、減量すれば数値も減ります。血圧も下がります。ナメちゃダメなんですよ。
ただ、こっちは僕の努力次第でどうにかなるもんなんですよね。

それよりも、問題は「メンタルの不調」の方なのだと思っているのですが、どうやら更年期障害によるうつ症状というのは、よく見られる現象のようなんですね。

更年期障害というのは、男性ホルモンである「テストステロン」の分泌量の減少が原因らしいのですが、その分泌量はストレスによってさらに減るのだそうですよ。

テストステロンの分泌量に大きく影響を与えるのがストレスです。ストレスがかかると血圧、血糖値が上昇するとともに、脳下垂体から「ホルモンを出すな」という指令が出て、精巣からのテストステロンの分泌量が減少します。
出典:テストステロン減少の理由|いつまでも若々しく元気でいるための 男性更年期NAVI(2018年11月21日現在)

僕が今、セミリタイア生活を開始したのも、山口県萩市に移住しようとしているのも「ストレス」から逃れたいからなのですよ。
「人生100年時代」などという言い方を耳にするようなってきていますが、まだまだ労働による収入を捨てたくはないし、生産活動を続けていきたいし、「次のゲーム」への参加を楽しみにしているのですよ。

そのために、ここでいったんユルんで、リセットしようと思っているのです。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。