follow hagi.life

「忙しいの?」って聞いてくる人って何?

2019.07.28

こんにちは、萩ドットライフ()です。

会合や飲み会の誘いを断ったときに「忙しいの?」と訊ねてくる人が不快なのですよ。暇でも出席を断ることって、普通にありますからね。人どうしの距離感の溝を埋めようとするのって、ムダだと思うのです。人生交わらないのが一番だと思うのです。

誘いを断るのに、理由いる?

それほど多くのコミュニティに属しているわけではありませんが、それでも時おり「○月○日に、暑気払いをしたいと思います、みなさん出欠を…」みたいな連絡がLINEグループで流れて来たりするのですよ。

どういう訳だかみなさん「その日は○○の予定が先に入っていたので、残念ながら出席できません」といった具合に、断る方は理由を添えられますよね。

それ、要ります?

僕はだいたい「出席です」「欠席です」に、ちょっとだけ幹事さんに対する労いの言葉を添えるくらいでしょうか。
それで十分だと思っているのですよ。

特に最近は、セミリタイア生活をはじめているし、いろいろと人生を考え直すタイミングなので、あまり会合的なものに出席したくないのですよ。
どうしても近況の話になって、あれやこれやと説明を求められるのが鬱陶しいからなのです。

行き当りばったりで、調整と修正を繰り返すフェーズに入っているので、自分自身でもさっぱり言語化できていないのです。
(参考:「行き当たりばったり」は、思考停止じゃない

なので、日程やメンバーに関係なく欠席することが多いのです。

「○○さん、幹事アリガトね。スマンが欠席します」みたいなメッセージを送ることになるのですが、そうすると「どうしたの? 忙しいの?」と聞いてくる人がいるのですよ。
基本無視することにしていますが、なんかこう「出欠を確認し合う」というシンプルな事務手続きがすんなりと終わらないことにモヤモヤするのです。

他人と「つるみたい人」と「距離を取りたい人」

「他人とつるみたい人」と「他人と距離を取りたい人」がいると思うのですよ。

「このメンバーなら参加したいけど、このメンバーなら敬遠したい」ということもあるでしょうし、ひとりの人にも「つるみたい期」と「距離を取りたい期」があったりするのですよね。

この「つるみたい人」と「距離を取りたい人」って、相性がよくないのですよ。
つるみたい人は、とにかく食事会やら飲み会を催して「つるみたい人」同士で楽しもうとする。
けれども「距離を取りたい人」にとっては迷惑でしかないのですよ。

しかも「忙しいの?」と訊ねてくるところをみると、暇ならば参加してきて当然だと思っているフシがあるのです。

この溝を埋めようとするのはムダだと思います。人生交わらないのが一番なのですよ。
なので僕は、いちいち欠席するのに理由を添えないし、「忙しいの?」という問いは無視します。

おそらく「つるみたい人」は、手持ち無沙汰なのですよ。
何かをすることで、暇を埋めたいのだろうと思います。

LINEに「忙しいの?」とメッセージを送ってくる人も同様だと思うのです。
オフィスビルのエレベーターで乗り合わせた知り合いみたいなものなのですよ。

もしかすると、僕のメッセージを「見てるよ」という意思表示なのかもしれません。

それでも僕はもともと「距離を取りたい」が強い性格だし、時期的にも強まっているので、たとえ無愛想だと思われようが「忙しいの?」に反応することはないのです。

もちろん、反応した結果、楽しい展開が予想されるシチュエーションであれば別です。

オレは忙しいのか?

前述のように「忙しいの?」という問いには反応しないことが多いのではありますが、背後でいろいろと考えてはいるのですよ。

「さあ、セミリタイアするぞ」と意気込んで、1年くらい前に新規案件の受注を停止したのですが、以降だんだんと暇になってきています。
ただこれは、仕事的に暇になっただけなのですね。

仕事がツメツメの状態であれば「そうね。忙しいよね」と判断できるのですが、今の状態ってどうなんだろう? と。

僕は今、セミリタイア生活をはじめたり、デザイナーを引退してる途中だったり、長期休暇目前だったりと、人生の転換期なのですよ。
なんだか、考えることが多くて、忙しさの概念が以前と変わっちゃってる気がするのです。

「暇な時間」もスケジュールのうちなのですよ。
「自分を自由な状態に保つ」というスケジュールに忙殺されているのです。

その昔、お坊さんが出てきて「忙しいとは、心を亡くすと書きますな」って言うテレビCMがありましたよね(ググっても見つからない…、記憶違いかもです)。

「オレはどうなんだろうな」と思うのですよ。

仕事的にも時間的も暇(=余裕がある)なんだけれども、実はアタフタしていて心を亡くしている状態なのかもしれません。
「そんなことない。余裕あるよ」と自分自身に言い聞かせたいがために、こういう記事を書いていたりもするのだと思うのです。

だから、他人から「忙しいの?」と訊ねられたら、人生最大級にイラっと感じるようになっていたりもするのだろうとも考えるのです。

とは言え、身も蓋もない言い方をすれば、訊ねてきた人によるのですけどね。
好きな人や、日頃から存在を強く認識しているから「忙しいの?」と訊ねられば「え。オレ忙しそうに見える?」と、素直な会話が始まったりするものなのですよ。

ただ、その距離感も最近、大きく変わりつつあることを感じるのです。
更年期に誰にでも起こることなのか? 僕が今、人生の転換期だからなのか? は不明です。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。