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繰り返しやってくるスタートライン

2019.09.28

こんにちは、萩ドットライフ()です。

ひとつのことが終わると、次のスタートラインを探し求めてしまうものなのですね。30代の頃には、50歳を超えてまだ何かにチャレンジするなんて、考えてもみませんでした。でも、人はずっと自分の手札を増やしたいという欲望があるものなのですよ。

ブログ記事も500を超えてきますと、過去に何をどんなふうに書いたか覚えていなくて、似たような記事を書いてしまうことがよくあるのですよ。
しかも、前に書いた記事と、後に書いた記事の内容が似ているクセに、言ってることがまるっきり違ったりなどということも起こってきます。

まあ、そんなもんですよね。

このブログを開設してから、かれこれ1年以上が経過していますが、その間いろいろと状況も変わっていくにつれて、考え方が変わったりアップデートされた部分もありますし、未だにフラフラと腰の座らないところもあります。当然、開設当初から、一切考え方が変わっていないところもあるのです。

僕の文章も、少しずつ読めるものになっているような気がしますので、同じことを同じように書いているつもりでも、表現が変わっていっているところもあるかもしれません。

ずっと「今、セミリタイア中。受け持ちの案件がすべてクローズしたら無職になる、そして少なくとも1年間の休養期間を取る」と書き続けてきましたが、先日とうとう無職になりました。
(参考:僕はもう、プロじゃない

求めていた変化が現実のものになって、考えることにも少し変化が出始めているような気がします。

ずっと続けてきたWebデザイナーを退き、これでいったん「終わり」を迎え、しばらくは、計画通りゆっくりと休養をとります。
それと同時に「また次のスタートラインに並ばなきゃいけないな」と思い始めているのですよ。

次のスタートライン

僕は30代半ばでフリーランスになりました。
開業時のスタートダッシュに失敗して、紆余曲折を経ながらWebデザイナーとして生きていくことを決めました。
有り体に言えば、食えなくていろいろ試した結果、Webが当たってくれたってだけなんですけどね。

その当時「30代半ばにもなって、人生再スタートかよ。やるせないな」などと思っていたのです。
30代のチャレンジは「遅い」と。

その後、大小はあるものの、40代になっても50代になっても、チャレンジの連続だなんてことは、思っても見ませんでした。

環境がどんどん変わっていくし、自分は加齢によって焼きが回っていく。
ずっと「敵者」であろうとし続けないと、食えなくなっていくのですよ。食えなくなるのはツラいので、チャレンジくらいしますよね。

そして、このたびWebデザイナーを引退しましたので、職業人としてのチャレンジからはいったん離れます。

次のスタートラインは「老後の人生を豊かにするための手札を増やす」というというテーマで臨もうと思っているのですよ。
業務ではないので「休養期間の暇つぶし」として、できるものから開始していこうと思っています。

「結局、休みって言いながら、なんかやっちゃうんだな」とも思っていますが、そんなものです。

以前「老後に、右肩上がりのなにかを持ち続けるプラン」という記事を投稿したことがあります、その中で、

昔から「四十の手習い」という言葉があります。
(中略)
これって「みすぼらしい老人になるの、イヤなんだよね」という先人の知恵なのではないかと思っているのですよ。
いつの時代の人も「暇になって、気力も体力も知力も下り坂になると、禄なことにならないんだよ」と思ってたんじゃないでしょうかね。

と書いています。
今まさに「これからの学習こそが、老後を豊かにしてくれるためのキモなんじゃいの?」と感じ始めてるのですよ。

断捨離、自動車免許、狩猟免許、電気工事士免許…

もうすでに、このブログ内で「あれやりたい、これやりたい」は書いているのですよ。

それに加えて、田舎に移住することを決めているので、当然自動車免許は必須ですよね。
「断捨離」に関しては、せっかく仕事をやめたこの機会に、物理的な身の回りもスッキリさせたいということなのですよ。
田舎暮らしと合わせて、自分の視界をまるっきり変えたいのです。

その他は、電気工事にしても狩猟にしても「自分の手で何かを作る」ことをしたいのです。
なので、上記以外にも「家庭菜園」とか「調理」なども考えています。

結局、フツーの引退したオッサンがやりたがるようなことを、僕もやりたいのですよ。
それらを思うがままに進めていきたいのです。

次のスタートラインは「趣味のスタートライン」なのです。

いくつになっても、スタートラインはやってくる

おそらく、デジタル仕事に少し疲れています。
そして年齢的にも、山村に移住し野山を歩き回ったり、力仕事を日課にするような生活ができるのは、あと20年程度なのですよ。

この20年すべてを使って、山村生活するかどうかは成り行きにしようと思いますが、一生に一度は体験しておきたいのですよ。

これまでとは全く異なる環境で、人生の手札を増やしていきたいのです。

僕はずっと「職業人生を延ばすためのセミリタイア」だと思っています。
このブログ内の至るところに「生産的な趣味」というタグをつけた記事を投稿しているように、今後は趣味として始めたものから出口を探って収益化していくことにチャレンジしてみたいのですよ。
(参考:老後は仕事を「生産的な趣味」に移行しよう

たぶん僕は、リスクがあったり、メンドくさかったりするものが好きなのですよ。
新しいことを始めて、上手にできなくてアタフタする感じとか、緊張感とか、その先に得られる達成感を味わいたいのです。

たぶん、60代になっても70代になっても、何かしらのスタートラインを自分で決めて、チャレンジを繰り返すのだろうと思います。
このへん、30代40代のときには持っていなかった感覚です。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。